つり【釣(り)】
釣り
釣り
釣り
釣り
釣り
歴史と沿革
日本における釣りの歴史は、縄文遺跡から釣り針が出土されていることから、この頃に狩猟として始まったと考えられています。また、趣味としての釣りは江戸時代から盛んになり今に至ります。現在の釣り人口は約1,000万人弱と推測されており、全国各地の海や川で魚釣りが楽しまれています。
競技方法
釣りは水中にいる魚を釣竿、釣り糸、釣針、餌などの道具を用いて捕獲することを指します。また、釣りには大きく分けると海の魚を釣る「海釣り」と川や湖などの淡水にいる魚を釣る「内水面の釣り」があります。
釣技を競うために、仲間同士でルールを決め、釣りを行う場合もあります。ルールで決められた道具の使用や一定の投げ方で、いかに遠く飛ばすかなどを競う「遠投競技(スポーツキャスティング)」、一定の場所や時間の中で釣った魚の数や重量を競う「磯釣りやアユ釣り、ヘラブナ釣りの競技」、一定の道具を決め、釣った魚の重量を競う「トローリング競技」等があります。
ルール
釣りをするにはいくつかの法律に注意する必要があります。「水産基本法」をはじめ、「水産基本計画」「漁業法」「水産資源保護法」「都道府県漁業調整規則」等により釣り場及び釣り方などが規制されています。また、「国際船舶及び国際港湾施設の保全の確保に関する法律(略称改定:SOLAS条約)」により、港湾への立ち入りが制限されていたり、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(略称:特定外来生物法)」により、指定された外来魚の持ち運びや輸入、売買、保管等が制限されています。
釣りは自然の中で楽しむものなので、常に一定のマナーが要求されます。「ゴミは出さない、自分のゴミは持ち帰る」「違法駐車や大声等で近隣に迷惑をかけない」「安全のためにライフジャケットを着用し、テトラポット等危険なところでは釣りをしない」など、他人に迷惑をかけずに釣行を楽しむことが大切です。また、釣りに行く際には、その地域のルールを把握した上で、釣りを楽しみましょう。
道具等
釣りは、釣る魚によっても使用する道具が異なりますが、基本的には釣竿、リール、釣り糸、しかけ、釣針、釣り餌を使って魚を釣ります。
釣竿は現在の主流はカーボンを使ったものですが、竹で作った和竿と呼ばれる竿もあります。また、釣り餌を使わずに、毛鉤やルアーといった餌に似せた疑似餌を使って魚を釣る方法もあります。
釣り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/18 07:39 UTC 版)
釣り(つり、英: fishing)とは、釣り針、釣り糸などの道具で「魚」(主に魚類などの魚介類)を「釣る」ようにして採捕する行為、方法のことである。(魚に限定した場合は)魚釣り(さかなつり、うおつり)とも。
注釈
- ^ Amazonで釣魚大全と入力すると]、2020年時点で、平凡社版、角川選書版など4種類ほどの版が入手可能だと表示されており、そこにはAmazonのKindle版も含まれておりkindle利用者なら一瞬で入手できる(Amazonの『釣魚大全』kindle版のページ。1653年に出版された本が、今でも版を重ね、普通の人々に読まれている、というのはある意味、驚異的なことである。
- ^ 安全な環境に見え、たしかに磯釣りよりは安全なことは多いと言えるが、防波堤釣りは、数日~数週間に一度、不意を突くように、突発的に起きる高波には要注意。全身ずぶぬれになったり、荷物を流されたり、運が悪いと波にさらわれ命を落とす。
- ^ 磯や浜など、いかにも人がいそうな場所から離れた場所に足場を組むと、魚も、まさか人がいるはずはない、と油断するらしく、魚がかかりやすくなる、と言われている。
- ^ なお渓谷や渓流というものは、カヤックを趣味とする人々のフィールドでもある。同じフィールドを仲良く共有することが望まれている。渓流を釣り人だけで独占できないからといって、カヤック乗りに向かって怒鳴ったりするのは、重大なマナー違反、最低の行為である。
出典
- ^ a b c d e f "釣り". ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. コトバンクより2022年8月2日閲覧。
- ^ a b c “洋上風力発電等における漁業協調の在り方に関する提言”. 社団法人海洋産業研究会. 2020年6月27日閲覧。
- ^ “漁業種類分類(神奈川県)”. 神奈川県. 2020年6月27日閲覧。
- ^ a b c d e f "釣り". 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2022年8月2日閲覧。
- ^ “「スポーツフィッシングの意味とその歴史(釣り人からの質問に答えて)」”. Japan Game Fish Assosiation. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “釣りの人気がV字回復? 魚との駆け引きが超魅力=釣人割烹”. 週刊エコノミスト Online (毎日新聞出版). (2021年5月17日) 2022年6月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g “海釣り用語集”. daiwa. 2013年1月11日閲覧。
- ^ 「T字式 図解早わかり つり入門百科 著者土橋鑛造」290から296頁
- ^ 「釣り穴場」鹿島港南防波堤 後を絶たぬ侵入者 茨城 産経新聞 5月29日(水)7時55分配信
- ^ “ストローなど使い捨てプラスチック禁止=EUが規制案”. jiji.com (2018年6月2日). 2018年6月4日閲覧。
- ^ 日本国語大辞典,世界大百科事典内言及, 百科事典マイペディア,デジタル大辞泉,精選版. “禁漁期とは”. コトバンク. 2022年6月6日閲覧。
- ^ a b Magazine, Smithsonian. “The World’s Greatest Angling Authors Went by Names Like ‘Badger Hackle’ and ‘Old Log’” (英語). Smithsonian Magazine. スミソニアン博物館. 2022年6月5日閲覧。
- ^ “一本釣り”. 三省堂『大辞林』第三版. 2020年2月21日閲覧。
- ^ a b c "陸釣・岡釣". 精選版 日本国語大辞典. コトバンクより2022年8月2日閲覧。
- ^ “ネット釣り師もツライよ…なんの目的で?内幕は?緻密な計算と徹底した気の使いよう”. Business Journal (2014年5月23日). 2022年8月2日閲覧。
「釣り」の例文・使い方・用例・文例
- マス釣りをする
- 魚釣りに行く
- バス釣り
- お天気のいいときはその川で釣りができる
- 釣り糸をスムーズに放てるようになるには訓練がいる
- 私は魚釣りには向いていないわ
- 彼らにとって釣りはそれ自体が目的なのだ
- その釣り針の先にはかえしがついている
- 川で魚釣りしに行こう
- 彼は昔はその湖で1日中釣りをしていた
- 磯釣り
- 彼は大の釣り好きだ
- 釣りは彼の大好きな事の1つである
- マス釣りのメッカ
- 日曜日にはたいてい釣りに出かける
- 釣りが彼の唯一の気晴らしだ
- 天気は釣りに絶好のように思われた
- この釣りざおはかばんに入るように分解できる
- 釣り愛好家
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