漁撈とは? わかりやすく解説

ぎょ‐ろう〔‐ラウ〕【漁労/漁×撈】

読み方:ぎょろう

魚貝海藻などの水産物をとること。また、その作業。「—船」


漁撈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/26 15:57 UTC 版)

漁撈(ぎょろう、同音の漢字による書きかえ漁労とも記される[1])とは、魚介類貝類海藻を捕獲・収穫する活動のことである。


  1. ^ 』は労働の『』の異体字ではなく、水の中から掬い取る意。
  2. ^ 大林太良「海と山に生きる人々 - その生態・生業と文化 - 」、同編、1995年、7頁。


「漁撈」の続きの解説一覧

漁撈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 22:08 UTC 版)

イイダコ」の記事における「漁撈」の解説

漁撈の対象としては主に蛸壺漁で獲られ、イイダコ用の蛸壺大きな二枚貝貝殻、または、それを模したプラスチック製貝殻用いられる日本ではイイダコ専用思われる小型蛸壺古く弥生時代古墳時代地層から発見されている。現代におけるイイダコ蛸壺漁は、瀬戸内海沿岸および九州西部のものがよく知られている。

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「漁撈」を含む「イイダコ」の記事については、「イイダコ」の概要を参照ください。


漁撈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 00:59 UTC 版)

アイヌ料理」の記事における「漁撈」の解説

海に丸木舟漕ぎ出し、離頭銛でタンヌㇷ゚(tannup イルカ)、エタㇱペ(etaspe トド)、トゥカㇻ(tukar アザラシ)、ウネウ(unew オットセイ)などの海獣シリカㇷ゚sirkap メカジキ)、キナポ(kinapo マンボウ)、サメ(same)などの大型魚類捕らえ、網や釣竿でヘロキ(heroki ニシン)、サマンペ(samampe カレイ)、イワシ(iwasi)、エレクㇱ(erekus タラ)、チマカニ(cimakani カジカ)、コマイ(komay)、トキカㇻ(tokikar チカ)、ウッタㇷ゚(uttap カスベ)などの小型魚類をとった。 巨大なフンペ(humpe )は丸木舟や銛で仕留めることが難しいため、海岸漂着する寄り鯨」は大変な自然の恵みだった。白老から日高支庁にかけての地域には、盲目老婆寄り鯨を見つけて村人喜びつつ分け合う様を表現した寸劇鯨踊り」が伝わる ほか、北海道各地伝説がある。 沖に横たわる大きな岩を「寄り鯨」だと思い込み焚火しながら浜に打ち上げられるのを待っていた。しかし一向に打ち上げられるはずも無いまま乏しくなり、大切なイタンキ(itanki )までも火にくべてしまい、やがてそのまま全員餓死してしまった。(室蘭市イタンキ浜地名伝承) 砦に立てこもった敵をおびき出そうとして、一計思いついた。海辺に砂を盛り上げ大きなの形を作っておく。それのあちこち海藻差し込んでおけば、寄り付いて騒ぎ、まるで「寄り鯨」が打ち上げられたよう。案の定、敵は騙されて砦から飛び出す。そこを迷わず討ち取った。(浦幌町厚内の砂伝説上記の例を見ても、寄り鯨恵み窺える。ただ、波の静かな噴火湾では古くからトリカブトの毒を塗った銛による捕鯨が行われていた。 沿岸部コタン(kotan)は海の恵み潤っていたが、やがて場所請負制によって住民和人商人経営する漁場隷属されることとなり、困窮の道を歩む例が多かった川漁では釣り、網漁、「ウライ」(uray 簗)、」「ラオマㇷ゚」(raomap 筌)などの方法でカムイチェㇷ゚(kamuycep サケ)、イチャニウ(icaniw マス)、スプン(supun ウグイ)、トゥクシㇱ(tuksis アメマス)、チライ(ciray イトウ)、ユペ(yupe チョウザメ)、スサㇺ(susam シシャモ)、イチャンコッ(icankot ヤマメ)、チポロケソ(ciporkeso イワナ)、ランパラ(rampara フナ)などの魚類捕獲した。 川の漁で得られる恵みでは、秋になれば川を遡るサケ)が最も重要な資源だった。アイヌを「カムイチェㇷ゚」(神の)、あるいは「シペ」(本来の食物)と呼び漁期が近づけば天空天の川見上げて天の石狩川」「天の天塩川」など、その地一番の大河なぞらえ、どこが一番濃く見えるかで漁の豊凶占った白老登別では春先コブシ下向きの花を付け漁期に頭がハゲた「パㇱクㇽ」(カラス)を見れば豊漁兆しとして喜んだ豊漁祈願として川の神を祀る祭礼「ペッカムイノミ」(川神への祈祷)を催し登りすいように川の周辺から苦い樹液樹木取り除く。やがて最初に上って来たを「マレㇷ゚」(回転式の銛)で丁寧に捕獲し、それを神に捧げるアシリチェップノミ」(asircepnomi 新たなる祈祷)を行い、「イナウ」(inaw)と「トノト」(tonoto どぶろくと共にアペフチ火の女神)に捧げて祈った回転式の銛「マレㇰ」で突くか、「ウライ」(簗)で捕らえ水量のあるところでは2艘の丸木舟の間に網を張って漕ぎ追い込むヤーシ漁」(網漁)を用いた天空のW字型をしたカシオペヤ座は2艘の舟と網に似ていることから、アイヌは「ヤーシ・ノカ」(網曳き形の星)と呼ぶ。暴れはそれ専用作られ神聖な棍棒「イサパキㇰニ」(isapakikni)で打って止めをさす。これには活け締め同等効果があるとされる。鎌などで引っ掛けることは神を冒涜するものとされた。漁期には物忌み守られ生理中の女性は川に近づくことを許されなかった。サケ河口コタン独り占めはせず、上流部へも行き渡る様に節度持って獲る。そしてチポㇿ(筋子)やウㇷ゚白子)を持った美味いを狙うのではなく産卵終えて弱ったホッチャレ」を重点的に獲った。これは翌年以降個体数を保つためという理由もあったが、脂肪抜けきった「ホッチャレ」のほうが保存に向くという事情も大きい。 こうして獲られたは、一部当座食用に回す他は全て保存食加工した。腹を割いて内臓取り除き戸外物干しにかけて乾燥干物)させる。屋内囲炉裏の上吊り下げて燻製にする。あるいは中に埋めて凍らせる乾燥サケを「サッ・チェㇷ゚」(satcep 乾いた)、もしくは「アタッ」(atat)と呼ぶ。食べる際は戻し魚油加えて旨味足しながら煮込む。凍らせたが、現在の北海道郷土料理として有名なルイベ」(ruype)である。食べる際は「マキリ」(makiri 小刀)で大まかに切り分けヤナギの串に刺してから火にあぶって解かし少量の塩で味をつけて食べる。塩は交易でのみ得られる貴重品なので、保存料として大量に使えなかった。アイヌ伝統的な食文化に、塩引き新巻鮭存在しない北海道各地に「熊牛」「熊石」などの地名があるが、これらはアイヌ語の「クマ・ウㇱ」(干場があるところ)に漢字をあてたものである往時豊漁の地で、住民干魚作りいそしんでいた様が窺える海浜採集ホタテアサリホッキナマココンブワカメなど、魚介類海藻類が採集された。特に昆布ナマコ長崎貿易日本側が俵物として清国輸出する貴重な物産であり、和人との交易品として重要だった。しかし17世紀半ば以降交易不平等なもので、乾し100尾が米一升背負いきれないほどの昆布冷や飯、という例すらあった。

※この「漁撈」の解説は、「アイヌ料理」の解説の一部です。
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漁撈

出典:『Wiktionary』 (2021/08/27 07:30 UTC 版)

名詞

ぎょろう漁労」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる

  1. や貝を捕獲すること。

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