エゴノキとは? わかりやすく解説

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えご‐の‐き〔ゑご‐〕

エゴノキ科落葉高木山野自生樹皮濃紫褐色互生し卵形で先がとがる。初夏先に白い花垂れ下がって咲く。実は丸く果皮の汁はのどを刺激し有毒。材は木目細かくて堅く細工物などに用いる。ろくろぎ。ちしゃのきやまぢさ。えご。

えご‐の‐きの画像

エゴノキ


北海道渡島以南)、本州四国九州沖縄朝鮮などで、広く分布しており、小川のふちなどでよく見られます。木材としての名前は、産地以外ではあまりよく知られていませんが、思ったより身の回り色々なものに利用されています。薪炭用に造林をしたところもありました

木材
心材と辺材の色の差はありません。どちらかというと白っぽい木材で、やや黄白色ないし淡黄褐色帯びてます。年輪はとくにはっきりとはしていません。肌目は精で、木理通直です。やや重硬な木材で、気乾比重は0.60~0.70です。加工は容易です。

用途
直径があまり大きくはなりませんが、加工がしやすく、しかも、われわれの生活に近い処によく見られることから、伝統的な道具器具などによく使われています。和傘先端部、傘の柄、ろくろ細工玉突きのスチック、呑み口算盤だま、材の色が薄いので、色付けをするような用途将棋の駒、木などがあります最近はこけしがブームになっていますが、ミズキイタヤカエデなどにまじってエゴノキが材料として使われていることをご存じでしょうか。エゴノキの炭はガラス器や漆器研磨につかわれます


エゴノキ


斎墩果

読み方:エゴノキ(egonoki)

エゴノキ科落葉小高木薬用植物

学名 Styrax japonica


斎墩樹

読み方:エゴノキ(egonoki)

エゴノキ科落葉小高木薬用植物

学名 Styrax japonica


野茉莉

読み方:エゴノキ(egonoki)

エゴノキ科落葉小高木薬用植物

学名 Styrax japonica


エゴノキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 06:19 UTC 版)

エゴノキ(えごの木[9]学名: Styrax japonica)とはエゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木である。


  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Styrax japonicus Siebold et Zucc. エゴノキ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月25日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Styrax japonicus Siebold et Zucc. f. angustifolius (Koidz.) Sugim. エゴノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月25日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Styrax japonicus Siebold et Zucc. var. jippei-kawamurae (Yanagita) H.Hara エゴノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月25日閲覧。
  4. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Styrax japonicus Siebold et Zucc. f. zigzag (Koidz.) Sugim. エゴノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月25日閲覧。
  5. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Styrax japonicus Siebold et Zucc. f. rubicalyx Satomi エゴノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月25日閲覧。
  6. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Styrax japonicus Siebold et Zucc. f. parviflorus Y.Kimura エゴノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月25日閲覧。
  7. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Styrax japonicus Siebold et Zucc. f. jippei-kawamurae (Yanagita) T.Yamaz. エゴノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月25日閲覧。
  8. ^ POWO (2019). Plants of the World Online. Facilitated by the Royal Botanic Gardens, Kew. Published on the Internet; http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:826818-1 Retrieved 9 May 2020.
  9. ^ a b c d e f g h i j 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 66.
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 西田尚道監修 学習研究社編 2009, p. 60.
  11. ^ a b 羽根田治『新装版・野外毒本:被害実例から知る日本の危険生物』山と渓谷社 2014年、ISBN 9784635500357 p.142.
  12. ^ a b c d e 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 194.
  13. ^ a b c d e 仲野良典 (2013年7月29日). “用途の広いエゴの実”. 京都民報Web. 2020年5月8日閲覧。
  14. ^ a b 牧野, 富太郎牧野日本植物圖鑑』北隆館、1940年、223頁http://www.hokuryukan-ns.co.jp/makino/index.php?no1=P223 
  15. ^ アレン・コーンビス 著、濱谷稔夫 翻訳・監修『木の写真図鑑 完璧版』日本ヴォーグ社、1994年、299頁。ISBN 4-529-02356-7
  16. ^ みのひだ写真館:和傘の未来支えたい ロクロ職人に32歳が弟子入り /岐阜”. 毎日新聞. 2020年5月8日閲覧。
  17. ^ 添田隆典 (2020年5月2日). “<食卓ものがたり>蜂蜜(東京都あきる野市) 魅惑の甘み自然と共に”. 2020年5月8日閲覧。


「エゴノキ」の続きの解説一覧

エゴノキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 23:56 UTC 版)

こもれ陽の下で…」の記事における「エゴノキ」の解説

紗羅達がトレーラで店を開いた北崎兄妹が住むマンション近く空き地の崖際に生えている。崖へと滑り落ちそうになったさつきを弾力調整する事によって崖とは反対側に落とし命を助ける。達也と紗羅が出会い交流深めるきっかけとなった木。

※この「エゴノキ」の解説は、「こもれ陽の下で…」の解説の一部です。
「エゴノキ」を含む「こもれ陽の下で…」の記事については、「こもれ陽の下で…」の概要を参照ください。

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