サポニン

デジタル大辞泉

サポニン【saponin】

読み方：さぽにん

広く植物界に存在する、サポゲニンという多環式化合物と糖とが結合した配糖体。無定形の粉末で、水溶液はよく泡立つ。溶血作用・強心作用・利尿作用・去痰(きょたん)作用などがある。薬用に用いられるほか、発泡剤・洗浄剤などにも使用。

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サポニン

【仮名】さぽにん
【原文】saponin

大豆や他の多くの植物にみられる物質。サポニンはコレステロール低下作用や抗がん作用をもつ可能性がある。

お酒・飲料大辞典

サポニン

ペット入りなどのウーロン茶や紅茶等のお茶を振ると泡が立ってなかなか消えないことがありますが、これはお茶の葉にもともと含まれるサポニンという成分によるものです。 サポニンは植物の成分として広く分布しており（例えば大豆）、水に溶かすと長持ちする泡をつくる性質があります。 サポニンはお茶のおいしさ成分の一つなのです。

ウィキペディア

サポニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/02/05 19:01 UTC 版)

サポニン (saponin) は、サポゲニンと糖から構成される配糖体の総称である。サボンソウをはじめとするさまざまな植物で見られ、一部の棘皮動物（ヒトデ、ナマコ）の体内にも含まれる。白色の無定形粉末で、両親媒性を持つため、水に混ぜると溶解し、振り混ぜると石鹸のように泡が立つなどの界面活性作用を示し洗剤として利用された。

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「サポニン」の例文・使い方・用例・文例

• ヒメハギ属の2種類の植物の乾燥根で、刺激性のサポニンを含んでいる
• ムクロジ属の高木で、果実にはサポニンが豊富
• 米国南西部の落葉高木で、サポニンを含む果肉質の果実をつける
• サポニンを含む果肉質の果実をつける熱帯アメリカの常緑植物で、アメリカインディアンが石鹸として使った
• しかし，90年代半ばに，米国で，リノール酸やサポニンといった大豆の有効成分が多くの注目を受け，それ以来，豆乳の生産は日本でおおいに増加した。