生薬
(薬用 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 05:07 UTC 版)
生薬(しょうやく、きぐすり、英: Crude drug)とは、天然に存在する薬効を持つ産物を、そこから有効成分を精製することなく、体質の改善を目的として用いる薬の総称。生薬の大半は植物由来のものであるが、動物や鉱物などに由来するものもある[1]。世界各地の伝統医学で多くの生薬が用いられている。
- ^ a b 漢方ですこやか生活 日本漢方製薬製剤協会、2019年9月21日閲覧。
- ^ a b 花輪寿彦 2003, pp. 286–288.
- ^ a b c 馬場篤 1996, p. 4.
- ^ a b c d 陳維華ほか原著、木村郁子ほか翻訳『薬対論』南山堂、2019年、2頁
- ^ 小山幸伸「薬種」『日本歴史大事典 3』小学館、2001年。
- ^ “【厚労省】西洋ハーブ製剤の承認申請‐海外データ活用を容認”. 薬事日報. (2007年3月28日) 2015年10月1日閲覧。
- ^ 第43回生薬分析シンポジウム食品と医薬品の境界
- ^ DNA配列情報を利用したブラックコホシュ国内市場品の基原鑑別
- ^ 富山大学和漢医薬学総合研究所民族薬物研究センター民族薬物資料館
- ^ “ニホンドウ漢方ミュージアム 博物館ななめ歩き - 文化庁広報誌 ぶんかる”. www.bunka.go.jp. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “Hello! TSUMURA バーチャル漢方記念館を公開いたしました”. www.tsumura.co.jp. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “オランウータンはお医者さん〜日経サイエンス2018年7月号より - 日経サイエンス”. www.nikkei-science.com. 日経サイエンス (2018年6月8日). 2022年2月10日閲覧。
- ^ 野生チンパンジー薬草利用研究:成果と展望 著:ハフマン・マイケルA doi:10.2354/psj.9.2_179
- ^ Bakalar, Nicholas (2022年2月7日). “Chimps Catch Insects to Put on Wounds. Is It Folk Medicine?” (英語). The New York Times. 2022年2月10日閲覧。
- ^ “Nutrition or Detoxification: Why Bats Visit Mineral Licks of the Amazonian Rainforest”. PLOS ONE 3 (4): e2011. (2008). doi:10.1371/journal.pone.0002011 .
薬用(中国)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 05:35 UTC 版)
古来より中国では、菌がセミの幼虫に寄生して生じた「嬋花」が小児の夜泣きなどに使用されていた。
※この「薬用(中国)」の解説は、「冬虫夏草」の解説の一部です。
「薬用(中国)」を含む「冬虫夏草」の記事については、「冬虫夏草」の概要を参照ください。
薬用(日本)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 05:35 UTC 版)
冬虫夏草エキスは、生体全組織におけるATPの効率的な生産を可能にし、生体全機能の向上改善に寄与すると考えられている。毒性作用は認められていない。冬虫夏草菌類から免疫抑制物質が発見され、それをもとにした創薬が期待されている。冬虫夏草の摂取によって、陸上競技男子中長距離選手の身体的コンディションに好影響を与えることが示唆された。 日本では、オオコウモリガは自然界には棲息せず、子嚢菌門核菌綱ボタンタケ目バッカクキン科の茸として冬虫夏草属があり、この属に属するキノコ類の総称としてひろく冬虫夏草と呼ぶ用法が行われている。 日本の漢方界(薬学分野)では、「冬虫夏草」の呼称を、中国に倣い、オオコウモリガに寄生するO. sinensisのみに限定する用法とともに、はばひろく、冬虫夏草属(Cordyceps)の菌やスチルベラ科(Stilbellaceae)などの菌も含む、昆虫や菌に寄生して発生する麦角菌類の総称としても用いる用法が行われている。対して、日本の菌学分野では、冬虫夏草の呼称を総称として用いる傾向にあり、O. sinensisは「シネンシストウチュウカソウ」という和名で呼ぶことが多い。 日本の漢方系製薬会社がO. sinensisの人工栽培に成功し、熊本県天草市ほかで生産されているほか、O. sinensis以外の人工栽培を行っている企業もある。
※この「薬用(日本)」の解説は、「冬虫夏草」の解説の一部です。
「薬用(日本)」を含む「冬虫夏草」の記事については、「冬虫夏草」の概要を参照ください。
薬用(民間療法)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 17:02 UTC 版)
古代ローマ人は、テーブルビートを含むビートを発熱や便秘などの治療に用いた。ローマの美食家アピキウスの著書『料理について』(De Re Coquinaria)に書かれている、便秘に効果がある5種類のスープのうちの3種類にはビートが含まれている。ヒポクラテスは、ビートの葉を傷口にあてることを奨励した。 古代ローマ時代から、ビートの絞り汁は催淫効果があると考えられてきた。ビートはヒトの性ホルモンの合成に重要な元素、ホウ素を多く含む。 中世から、ビートは消化器系から血液系の病を治療するのに用いられてきた。15世紀イタリアの科学者バルトロメオ・プラティナ(英語版)はニンニク臭を消すために、ビートとニンニクを一緒に食べることを奨励している。
※この「薬用(民間療法)」の解説は、「テーブルビート」の解説の一部です。
「薬用(民間療法)」を含む「テーブルビート」の記事については、「テーブルビート」の概要を参照ください。
「薬用」の例文・使い方・用例・文例
- 薬用石けん
- 薬用せっけん.
- (薬用)せき止めシロップ.
- この草は薬用になる.
- この植物は薬用になる
- 薬用植物
- 薬用葡萄酒
- 薬用石鹸
- 傷あるいは体の器官を、水または薬用の液剤で洗い流したりすすいだりして清浄にすること
- 伝染病を治療したり臭いを発する内容物を取り除いたりするために、体のある部分(特に膣)の中あるいは周囲を水あるいは薬用液剤の噴射で洗浄すること
- 薬用ドラッグ
- 兵士が肩に掛ける弾薬用の広帯
- ラードやオイルを臘や樹脂と混ぜて作る堅い薬用塗り薬
- 糖衣された薬用飴である錠剤
- アルコール溶液に抽出された医薬用エキス
- 時間の吸収のための皮膚に置かれた薬用の粘着性パッドは、薬物療法の投与量を血流にリリースしました
- 喉を和らげるために使用される薬用のトローチ剤
- スパイスをきかせた、または医薬用ミード
- ショウブの芳香性の根で医薬用に使われる
- >> 「薬用」を含む用語の索引
- 薬用のページへのリンク