でんとう‐いがく【伝統医学】
伝統医学
【原文】conventional medicine
医師をはじめ、医療にたずさわるプロ(看護師、薬剤師、療法士など)が、薬物、放射線、外科手術を用いて、症状や疾患を治療するシステム。「western medicine(西洋医学)」、「mainstream medicine(主流医学)」、「orthodox medicine(正統医学)」、「biomedicine(生物医学)」、「allopathic medicine(アロパシー医学)」とも呼ばれる。
伝統医学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/08 13:31 UTC 版)
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伝統医学(でんとういがく)は、現代の医学が発達する以前から存在する世界各地の文化圏伝統の医学体系の総称。一般的には、三大伝統医学とそこから派生した各地の医学を指す。
三大伝統医学
- ユナニ医学(ギリシア医学を起源とし、アラビア文化圏・イスラーム勢力圏で発展した伝統医学。ヨーロッパでも19世紀まで行われた。)
- アーユルヴェーダ(北インドを中心に発展した伝統医学。チベットや東南アジアの医学に影響を与えた。)
- 中国医学(中医学。中国地域に伝わる伝統医学。漢方(和法、日本の伝統医学)、東医学(韓医学、朝鮮半島の伝統医学)などに影響を与えた。)
その他
- チベット医学:アーユルヴェーダから派生。ギリシャ医学と中国医学からも多くの理論・技術を取り込んでいる。
- モンゴル医学:薬物療法の理論は主にチベット医学によるが、その他に独自の食事療法や外科的治療を行う。
- 漢方医学:中国医学から多くの理論・技術を取り込んでいるため、混同されやすい。中国伝統医学が日本で独自に発展したもの。
- シッダ医学:南インドのタミル地方の伝統医療。
- 南アフリカの伝統医療:伝統的治療者としては、植物性・動物性の薬ムーティ (英語版) を用いて治療を行うイニャンガと、祈祷や呪術による治療を主に行うサンゴマが存在する[1][2]。
- 呪術医:主に少数民族などを中心としたシャーマニズム社会に於いて、医療を担当する役職の者を呪術医と呼ぶが、彼等の使用する薬草などに対し、民俗学・文化人類学に加え、薬物学上からも関心が寄せられている。
- その他の伝統医学はCategory:伝統医学を参照のこと。
脚注
- ^ “伝統療法師 政府も活用 暮らしの知恵―下”. 朝日新聞デジタル (2010年10月20日). 2017年11月9日閲覧。
- ^ “予言タコも顔負け 南アフリカ式W杯の占い方”. 朝日新聞デジタル (2010年7月21日). 2017年11月9日閲覧。
外部リンク
- Medical Tribune 日本医療経営学会 理事長 廣瀬輝夫 (2006年9月14日). “世界の医療事情”. NPO法人 未来構想戦略フォーラム. 2017年11月9日閲覧。[リンク切れ]
- “伝統医学を学ぶ | 田辺三菱製薬ヘルスケア”. 生薬学校. 田辺三菱製薬株式会社. 2017年11月9日閲覧。[リンク切れ]
伝統医学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 02:48 UTC 版)
中国医学、漢方医学、韓医学、アーユルヴェーダ(インド医学)、ユナニ医学(ギリシャ・アラビア医学)等、数百年以上の長きに渡り、それぞれの国家において多くの伝統医師により研究・継承されてきた歴史・伝統があって、奥深さや広がりを伴った体系を持っており、各国の国民の健康を長らく支えてきた実績のあるもの。近代以降、現代医学(近代医学、西洋近代医学、現代西洋医学)が前面に出てくるまでは、むしろこちらが主流であったもの。
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