一般外科学とは? わかりやすく解説

一般外科学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/07 03:58 UTC 版)

手術をしている外科医

一般外科学(いっぱんげかがく、: General surgery)とは外科学の一分野。

外科学は歴史的に、「腹部の手術」すなはち「消化器系の手術」を基礎原点としており、日本で消化器外科学と称されている分野は、欧米等では消化器外科学とは称さずに「General Surgery(一般外科学・総合外科学)」と称していることが多い。日本の病院でも単に「外科」と言う名称であれば一般外科を扱うことを指す[1]

一般外科学で取り扱う診療は以下の通り[2]

主な疾患

食道

胆道

膵臓

肝臓

大腸

腹膜

腹壁

外傷

術式

基本術式

食道

  • 食道切除術(Esophagectomy)
    • 右開胸開腹食道亜全摘術
    • 腹腔鏡下食道亜全摘術
    • 経裂孔的食道切除術(Transhiatal esophagectomy:THE)
  • ヘラー筋層切除術(Heller myotomy)
  • 噴門形成術(fundoplication)

  • 胃切除術(Gstrectomy)
    • 幽門側胃切除術(distal gastrectomy)
    • 胃全摘術(total gastrectomy)
    • 噴門側胃切除術(proximal gastrectomy)

小腸・大腸・直腸

  • 小腸切除術
  • 結腸切除術(Colectomy)
  • 虫垂切除術(Appendectomy)
  • ハルトマン手術(Hartmann's operation)
  • 前方切除術(anterior resection)
  • 腹会陰式切除術(Abdominoperineal resection)
  • 骨盤内臓全摘術(Total Pelvic exenteration)
  • 経肛門的内視鏡下手術(TEM:Transanal endoscopic microsurgery)
  • 低侵襲経肛門的手術(MITAS:Minimal invasive transanal surgery)
  • 内肛門括約筋切除術(ISR:inter sphincteric resection)

肝・胆・膵・脾

ヘルニア

  • ヘルニア修復術(Herniorrhaphy)

皮膚

出典

  1. ^ 一般外科|林樫原診療所|京都市西京区の外科”. 林樫原診療所. 2024年2月6日閲覧。
  2. ^ 一般外科で扱う疾患|アスクドクターズトピックス”. アスクドクターズトピックス. 2024年2月6日閲覧。

一般外科学(generalsurgery)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 15:44 UTC 版)

外科学」の記事における「一般外科学(generalsurgery)」の解説

主に腹部消化器系を扱う外科学分野として、日本では主に「消化器外科学」と称されている分野旧来より外科学原点とも言える分野であるため、欧米等では「消化器外科学」とは称されず「一般外科学」と称されている。消化器外科学(gastroenterological surgery胃・腸などの消化管、および肝臓胆嚢膵臓などの外分泌臓器対象とする分野。現在でも胃腸管を専門扱う分野肝臓胆道膵臓専門扱う分野それぞれ独立していると言ってもいい。食道外科学esophageal surgery食道中心に扱う。元来胸部外科学から発展してきた分野であり、耳鼻咽喉科学頭頸部外科学とも関わりを持つ。近年はほとんど消化器外科学領域扱われている。

※この「一般外科学(generalsurgery)」の解説は、「外科学」の解説の一部です。
「一般外科学(generalsurgery)」を含む「外科学」の記事については、「外科学」の概要を参照ください。

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