伝統住居
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 07:56 UTC 版)
マンダン族の伝統的な住居は、木材を円形に組んだ土屋根の、丸い「アース・ロッジ」と呼ばれる巨大な住居である。ミズーリ流域の集落はこの土小屋で構成され、バッファローなどの狩りに出る際には移動住居のティーピーが使われた。こういった土小屋とティーピーの併用は、南部大平原の農耕民であるポーニー族やカドー族にも見られる文化である。直径は10メートルを超え、数家族が居住し、馬も中で(他の部族に盗まれないよう)飼われた。 ドイツのマクシミリアン・フォン・ウィード=ノイウィート殿下は、1830年代に画家のカール・ボドマーとともにこの地を訪ね、数々の記録を残した。このマンダンのロッジについて「広々とし、明るさもまずまずで馬も入っているのにかかわらず清潔である」と述べている。 また、伝統的なダンスのための、木製のダンス用ロッジも使われた。左の写真は、1923年に「ベルトホールド保留地」に建てられたもの。1951年に「ギャリソン・ダム」建設のために水没させられた。
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