ブラックコホシュとは? わかりやすく解説

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ブラックコホシュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 22:49 UTC 版)

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ブラックコホシュ
分類
: キンボウゲ目 Ranunculales
: キンポウゲ科 Ranunculaceaea
: ルイヨウショウマ属 Actaea
: ブラックコホシュ black cohosh
和名
アメリカショウマ
英名
Actaea racemosa, black bugbane, black snakeroot, Cimicifuga racemosa

ブラックコホシュ(和名:アメリカショウマ、学名Actaea racemosa)は、キンポウゲ科植物で、原産地は北アメリカである。古くからハーブとして使用されてきた。

特徴

北アメリカの肥沃な広々とした林地にみられ、約150 cmくらいの高さに育ち、盛夏に香りの良い白い花を咲かす。その後、秋に繁殖する。根茎は木質になり、大きな卵形の葉の縁は刻々で、3つの小葉からなる。ブラックコホシュの英名の1つ、「cimicifuga」は「cimex:虫」と「fugere:逃げる」という意味に由来し、ブラックコホシュの強い臭いが虫除けになることに由来する。ブラックコホシュという名前は、根茎が黒味がかっていることからついたと言われている。

ハーブとして

ブラックコホシュは、ネイティブアメリカンの間で古くから、婦人病咽頭炎等に用いられていたという歴史があり、その後ヨーロッパからアメリカにやってきた入植者達に伝わり、今も使用されている。1830年の米国薬局方(United States Pharmacopeia: USP)にその名が掲載されている。現代においてはサプリメントとして広く使用されており、特に、月経前症候群(PMS)と更年期障害の緩和・改善や骨粗しょう症予防に用いられている。

注意

同じキンポウゲ科のホワイトコホシュ(学名Actaea pachypoda)、また、メギ科のブルーコホシュ(学名Caulophyllum thalictroides)と名前の類似から混同して、同様に用いてはならない。その性質、副作用等がブラックコホシュとは異なる。

ブラックコホシュの服用について、国内ではまだ健康被害報告はないが、海外ではいくつか症例が上がっている。指摘されているのはいずれも一日540mgといった高容量食品を過剰に摂取したものであるとはいえ、服用する際にはその量や頻度に十分気をつける必要がある。[1]

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