咽頭炎とは? わかりやすく解説

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いんとう‐えん【咽頭炎】

読み方:いんとうえん

咽頭粘膜炎症多く細菌感染よる。のどが赤くはれ、痛み発熱をみることが多い。


咽頭炎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 13:34 UTC 版)

咽頭炎(いんとうえん、: Pharyngitis)とは、喉の奥(咽頭)の炎症のことである[1] 。一般的には喉の痛み(咽頭痛,いんとうつう,: Sore throat)および発熱を引き起こし[1]、その他の症状には、鼻水咳嗽頭痛嚥下困難、リンパ節の腫れ、声のかすれなどがある[2][3]。症状は通常、3~5日続く[1]。合併症として、副鼻腔炎急性中耳炎などが起こりえる[1]。咽頭炎は上気道感染症のひとつである[4]


  1. ^ a b c d e f g h i j Hildreth, AF; Takhar, S; Clark, MA; Hatten, B (September 2015). “Evidence-Based Evaluation And Management Of Patients With Pharyngitis In The Emergency Department.”. Emergency Medicine Practice 17 (9): 1–16; quiz 16–7. PMID 26276908. 
  2. ^ a b Rutter, Paul Professor; Newby, David (2015) (英語). Community Pharmacy ANZ: Symptoms, Diagnosis and Treatment. Elsevier Health Sciences. p. 19. ISBN 9780729583459. オリジナルの8 September 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170908192747/https://books.google.com/books?id=NbjVCgAAQBAJ&pg=PA19 
  3. ^ Neville, Brad W.; Damm, Douglas D.; Allen, Carl M.; Chi, Angela C. (2016). Oral and maxillofacial pathology (4th ed.). St. Louis, MO: Elsevier. pp. 166. ISBN 9781455770526. OCLC 908336985. https://www.clinicalkey.com/dura/browse/bookChapter/3-s2.0-C20110077025 
  4. ^ Pharyngitis”. National Library of Medicine. 2016年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月4日閲覧。
  5. ^ a b Weber, R (March 2014). “Pharyngitis.”. Primary Care 41 (1): 91–8. doi:10.1016/j.pop.2013.10.010. PMC 7119355. PMID 24439883. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7119355/. 
  6. ^ Jones, Roger (2004) (英語). Oxford Textbook of Primary Medical Care. Oxford University Press. p. 674. ISBN 9780198567820. https://books.google.com/books?id=2LB0PC17uFsC&pg=PA674 2016年8月4日閲覧。 
  7. ^ a b Marx, John (2010). Rosen's emergency medicine: concepts and clinical practice (7th ed.). Philadelphia, Pennsylvania: Mosby/Elsevier. Chapter 30. ISBN 978-0-323-05472-0 
  8. ^ Acerra JR. “Pharyngitis”. eMedicine. 2010年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月28日閲覧。


「咽頭炎」の続きの解説一覧

咽頭炎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 06:05 UTC 版)

ペニシリン」の記事における「咽頭炎」の解説

細菌性場合溶連菌起因となるのでバイシリンGを用いることが多い。10日間位の服薬完治すると言われている。伝染性単核球症との鑑別注意が必要である。

※この「咽頭炎」の解説は、「ペニシリン」の解説の一部です。
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咽頭炎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 02:19 UTC 版)

気道感染」の記事における「咽頭炎」の解説

詳細は「咽頭炎」を参照 かぜ症候群異なり急激に症状出現する。咽頭炎の症状としては急性の高熱喉の痛み腫れであり咳や鼻水あまりない原因としては60%がウイルス性であり、40%が細菌性であると言われている。重要な鑑別疾患としては伝染性単核球症ジフテリアHIV淋病亜急性甲状腺炎咽頭結膜炎などがあげられる。特に伝染性単核球症場合ペニシリン用いると皮疹生じることが知られているためできるだけ鑑別つけたいところである。血液生化学検査免疫学的検査でも区別可能だが、頸部リンパ節触診かなりの確率診断の手助けとなる。胸鎖乳突筋より前にある前頸部リンパ節圧痛がある場合細菌性咽頭炎であることが多く胸鎖乳突筋より後方にある後頸部リンパ節圧痛があるばあいは伝染性単核球症である確率が高いと言われている。 自然回復日数平均1週間細菌性咽頭炎場合はほとんどの場合化膿性レンサ球菌原因であるため、ほとんどの場合ペニシリン著効する(溶連菌ペニシリン感受性100%である)。外来ではバイシリンバイシリンG顆粒®)またはアモキシシリンサワシリン®)というペニシリン製剤がよく利用されるサワシリン®を用い場合サワシリン®500mg1日3回(1500mg/day)で10日分、小児の場合25~45mg/Kg/dayを目安1日2回10日分といった処方がよく知られている。細菌性咽頭炎対すペニシリン投与意義としては無治療の場合よりも症状1日改善すること、リウマチ熱予防効果があることがあげられる。ただ、糸球体腎炎予防効果エビデンス存在しない細菌性咽頭炎客観的に診断をするにはカナダルールというものがよく知られている。熱が38度以上、咳がない、前頸部リンパ節腫脹認める、扁挑がはれている、または扁挑に浸出物がある、年齢が3~14歳であるという項目に対して該当する項目数数える。なお年齢45歳上の場合は-1とする。合計点が1以下である場合細菌性咽頭炎ではなく2点上である場合咽頭培養、または(感度落ちるものの)溶連菌迅速検査用いて検査後、ペニシリン投与して良いとされている。4点上の場合エンピリックペニシリン投与する場合もある。扁挑に白苔がある場合細菌性咽頭炎と言われていたが、カナダルールにその項目はない。小児ではアデノウイルスによる咽頭結膜炎コクサッキーウイルスによるヘルパンギーナなども有名である。ヘルパンギーナ幼児学童夏風邪でよくみられ、発熱粘膜疹が特徴的である。早期点状出血呈することもある。咽頭痛流涎認められる

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咽頭炎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:28 UTC 版)

咽頭結膜熱」の記事における「咽頭炎」の解説

喉の腫れがひどい場合扁桃腺炎になることもある。

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