流涎とは? わかりやすく解説

りゅう‐ぜん〔リウ‐〕【流×涎】

読み方:りゅうぜん

《「りゅうせん」とも》食欲催して、よだれを流すこと。また、うらやましがって物を欲しがること。垂涎(すいぜん)。


流涎

【英】:Salivation

唾液分泌過剰の状態で、口の中が唾液溢れている。あるいは口の周囲下顎はそのために濡れている。
被験物質作用以外に被験物質苦味刺激性
によっても惹起される刺激性によって惹起される流涎は概ね投薬直後にしか見られず、それ以外の流涎は、被験物質自律神経への作用示唆する。流涎はその量によって3段階に分け、口周辺にのみ流涎が見られるものを軽度とし、口から顎にまで流涎が及んでいる場合中等度、さらに広がったものを高度とする。
副交感神経興奮等により生じる。イヌでは嘔吐前駆症状として、また、条件反射的に起こることが多い。
マウスラットウサギイヌサル  程度性状

流涎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/23 08:54 UTC 版)

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流涎(りゅうぜん、 sialorrhea)とは、(よだれ)を垂れ流すこと。

成因

  1. 唾液分泌過多
  2. 口腔咽頭麻痺、嚥下運動障害
  3. 疼痛による嚥下困難
  4. 機能障害は無いが、唾液を嚥下せず、垂れ流す。(乳児にみられる)

病的意義

分泌過多や唾液を嚥下しない場合には、病的意義は薄く、治療を必要としない。

  1. 口腔・咽頭の腫瘍による閉塞
  2. 中枢・末梢神経疾患による麻痺・嚥下障害(球麻痺,仮性球麻痺など)
  3. 急性喉頭蓋炎咽頭後壁膿瘍などによる疼痛のため嚥下できない

といった場合には、原疾患の治療が行われる。



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