咽頭期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/18 06:21 UTC 版)
嚥下第2期ともよばれ、これ以降は不随意運動(意識して止められない運動)となる。 舌尖(舌の先端)が持ち上がり、食塊が咽頭に達すると嚥下反射が生じて、極めて短時間(約1秒)の間に以下の一連の動きを行う。高齢化や事故等により咽喉期の不随意運動に関わる筋肉の衰え等が起こると、正常な嚥下の工程を行うことができず嚥下障害を引き起こす。 軟口蓋が挙上して鼻腔と咽頭の間を塞ぐ(鼻咽腔閉鎖) 舌骨・喉頭が挙上し、食塊が咽頭を通過する 喉頭蓋が下方に反転し、気管の入口を塞ぐ 一時的に呼吸が停止する(喉頭前庭・声門閉鎖) 咽頭が収縮し、食道入口部が開大する(輪状咽頭筋の弛緩)
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