はっぽう‐ざい〔ハツパウ‐〕【発泡剤】
発泡剤
セルラーラバー、ウレタンフォームなど発泡性高分子をつくる場合に使用する物質で、加熱によりガス化して発泡させるペンタン、ネオペンタン、二塩化メチレン、各種フレオンなどの蒸発型発泡剤と化学反応により分解してガスを発生、放出する重炭酸ナトリウム、アジド化合物、アゾジカーボンアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジドなどの化学分解型発泡剤がある。ウレタンフォームの場合には、かつてはフロンが多量に使用されていたがオゾン層保護のため使用禁止となり、低級な炭化水素に代替したり、水を加えてイソシアネートと反応させて発生する炭酸ガスを利用したりしている。
参照 フロン対策発泡剤
発泡剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/30 02:37 UTC 版)
発泡剤(はっぽうざい、英語: blowing agent[1][2])とは、製品中に泡を生じさせるために添加される薬品のこと。分解によりガスを生じる物質、またはそれ自体ガスとなる物質である。
- ^ Weblio 翻訳
- ^ blowing agentの意味・用例|英辞郎 on the WEB:アルク
- ^ 泡の発生・維持を促進する界面活性剤などの総称。「起泡剤(きほうざい)とは(ブリタニカ国際大百科事典) - コトバンク」および「岩波理化学辞典」(第5版)、1998年」参照。
- ^ 起泡剤(きほうざい)とは(日本大百科全書) - コトバンク
- ^ 起泡剤とは - Weblio辞書
- ^ 発泡剤(ハッポウザイ)とは - コトバンク
発泡剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 03:38 UTC 版)
ラウロイルサルコシンソーダ、ラウリル硫酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステル、石ケン素地、アルキルグリコシド等が使われる。
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発泡剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 03:05 UTC 版)
「アゾジカルボンアミド」の記事における「発泡剤」の解説
アゾジカルボンアミドの主要な使用法は、発泡プラスチック製造の際の発泡剤としての利用である。アゾジカルボンアミドの熱分解により、窒素、一酸化炭素、二酸化炭素、アンモニアガスが発生し、これらのガスは気泡としてポリマー中に閉じ込められて発泡体を形成する。 アゾジカルボンアミドはプラスチック、合成皮革などに使用されており、純粋なアゾジカルボンアミドとしても修飾化合物としても使用される。修飾は反応温度に影響を与える。純粋なアゾジカルボンアミドは一般的に200°C付近で反応する。プラスチック、皮革などの産業で利用される修飾アゾジカルボンアミド(平均的な分解温度は170°C)には、反応を加速したり、より低温で反応する添加物が含まれている。 アゾジカルボンアミドの発泡剤としての利用の例としては、ポリ塩化ビニル(PVC)やエチレン酢酸ビニル(EVA)フォームの製造が挙げられ、高温でのガスへの分解の際に気泡を形成する。ビニルフォームは弾力性があり、滑らかな表面でも滑らないため、カーペットの下敷きやフロアマットに有用である。ビニルフォームから作られたヨガマットは1980年代から市販されているが、最初のマットはカーペットの下敷きを切ったものであった。
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発泡剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 01:54 UTC 版)
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