政見放送とは?

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政見放送

読み方:せいけんほうそう

選挙において立候補者が自分政見政治を行う上で見解)を有権者伝えるために放送されるテレビ番組ラジオ番組公職選挙法規定されている。

政見放送は選挙間中NHK民間放送局から放送される。著作権法上、自由に利用して差し支えないコンテンツであるため、選挙期間終了後にインターネット上で再掲載されることも多い。

政見放送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/16 06:00 UTC 版)

政見放送(せいけんほうそう)とは、日本の選挙において、公職選挙法に基づき、立候補者個人および政党・政治団体が、テレビ・ラジオにおいて政見を発表する放送番組である。日本の地上デジタルテレビ放送電子番組ガイドでは「ニュース・報道」に分類されている。


注釈

  1. ^ テレビタレントから参議院議員に転身した青島幸男が、1975年の国会で「当委員会(注:参議院予算委員会)で、かつて佐藤総理に御質問した際に(略)政見放送もラジオだけじゃなしに、テレビを通じて行われるようにしたらいかがでしょうかということを、私その際提案いたしました」との発言を行っている(第75回国会 参議院 予算委員会 第9号 昭和50年3月13日 018 青島幸男)。青島の当該発言(1968年)は「選挙技術の問題につきましては、発達しておりますマスコミュニケーションを大幅に活用すべきだと考えます」というもので、「テレビ」の語は用いなかった(第59回国会 参議院 予算委員会 第2号 昭和43年8月10日 360 青島幸男)。また、「参議院は衆議院と別個に切り離してこのものを考えることが肝要だと思う」と、参院選に限った解禁要望を示唆していた(同)。
  2. ^ テレビ政見放送実施のための具体的な事項は、「公職選挙法施行令」および自治省告示に委任し、これについての「公職選挙法施行令の一部を改正する政令」(昭和44年政令第228号)および「政見放送及び経歴放送実施規程」(昭和44年9月1日自治省告示第139号)が、1969年(昭和44年)9月1日から施行された。従来のラジオ放送による政見放送のための「候補者政見放送実施規程」(昭和28年3月19日自治庁告示第7号)は廃止され、テレビ放送、ラジオ放送を通じて新しく定められた実施規程によって選挙放送が行なわれることとなった。のちに、「政見放送及び経歴放送実施規程」は、平成6年11月29日自治省告示第165号にてすべて改正された。
  3. ^ 現時点で広域圏に所在するNHKの県域放送による政見放送は行われていないのと、埼玉県、千葉県、神奈川県は県域テレビ放送未実施のため。後述のNHKにおける地域特例も参照。
  4. ^ 第46回衆議院議員総選挙においては、中央選管が2012年11月22日付官報で、北関東ブロックについては全部をテレビ東京に、東京都単独のブロックでは民放割当分のうち1回だけを日テレ、残りをTBSテレビに、それぞれ実施させることを告示した。
  5. ^ 合同選挙区によって該当する都道府県の放送局が異なる場合、それぞれの都道府県で同一回数放送が行われるように調整が行われる。第24回時点で該当するのは徳島県・高知県選挙区のみであるが(鳥取県・島根県選挙区は民放の放送エリアが2県にまたがっている)、同回においては徳島県唯一の民放である四国放送が3回(および同局のラジオで1回)、高知県の民放3局(高知放送テレビ高知高知さんさんテレビ、および高知放送ラジオで1回)が各1回放送を行う[8]
  6. ^ NHK・民放連共同ラジオキャンペーン実施に伴う民放ラジオ同時配信サービスのNHK実験配信期間中に行われた第48回衆議院議員総選挙と本配信移行後の第25回参議院議員通常選挙において同様の措置を取った。
  7. ^ 東京都分の政見放送は2007年(平成19年)の東京都知事選挙までは東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)ではアンテナ普及率が低いと判断してか放送されなかったが、デジタル化を見越して規程を改正したので、2007年(平成19年)の参院選以後は放送可能となった。2007年(平成19年)の東京都知事選挙ではTOKYO MXの代わりにテレビ朝日が政見放送を行った。ただし放送は通常の番組開始前の早朝である。
  8. ^ 第22回参議院議員通常選挙が行われた2010年の時点では出入中継が行われていた[14]
  9. ^ 政見放送を行う際の冒頭にもある「提出されたものをそのまま放送します」という文章は、映像などを編集することが禁止されているため、テロップ・L字型画面などの挿入も「映像の編集」にあたる。
  10. ^ 気象業務法第15条第6項に「第1項の通知を受けた日本放送協会の機関は、直ちにその通知された事項の放送をしなければならない」と規定されている。
  11. ^ この時、政見放送を行っていない静岡・甲府両局の総合テレビとBS2、NHKワールド・プレミアムでは通常通り「NHKニュースおはよう日本」を放送していたが、緊急地震速報のテロップは総合テレビ、BS2で表示された。
  12. ^ その他の地域は元から地域番組を放送している関西地方を除き、東京からの裏送り送出で通常番組を放送していた。
  13. ^ なお関東地方のラジオ第1では地震発生時、小選挙区(神奈川県)立候補者経歴放送も放送しており、また18時台には衆院選と同時執行の東京都知事選挙の経歴放送も予定されていたが、いずれも同様に打ち切りや中止となり、その後改めて放送された。
  14. ^ 総合テレビ・BS1・ラジオ3波およびNHKワールド。BS1とNHKワールド・プレミアムは総合テレビと同一内容、ラジオ3波およびNHKワールド・ラジオ日本はラジオセンターのニューススタジオからの同一内容。NHKワールドTVは独自の内容。
  15. ^ 過去には、「ユダヤ人が世界支配をもくろんでいる」や「政府はUFO情報を隠している」といった陰謀論を展開した候補者がいたり、公明党と支持母体の創価学会を批判した維新政党・新風雑民党日本愛酢党といった、一種のアピールの場として利用しているようなミニ政党もある。また、2019年の第25回参議院議員通常選挙では、大分県選挙区に出馬した牧原慶一郎(NHKから国民を守る党)が、放送事故に見せかけるために敢えて一切喋らないという政見放送を行っている[28]

出典

  1. ^ a b c d 日本放送協会(編)『放送の五十年 昭和とともに』(日本放送出版協会、1977年)pp.122-124「ラジオで政見放送」
  2. ^ a b c 日本放送協会(編)『20世紀放送史 上』(日本放送出版協会、2001年)pp.263-265
  3. ^ a b c d 『放送の五十年 昭和とともに』pp.282-291「選挙と放送」
  4. ^ 1969年(昭和44年)9月24日『官報 資料版』No.594「第61国会で成立したおもな法律 てれびを使い政見放送 公職選挙法の一部を改正する法律」
  5. ^ a b 伊豫田康弘、上滝徹也、田村穣生、野田慶人、八木信忠、煤孫勇夫『テレビ史ハンドブック 改訂増補版』(自由国民社、1998年)p.64
  6. ^ 琉球放送(編)『テレビジョン開局一週年記念〔ママ〕』(琉球放送、1961年)
  7. ^ NHK手話ニュース845 2013年7月15日放送分の中の1コーナー「手話ひとくちメモ」
  8. ^ 三品貴志 (2016年7月3日). “【参院選の謎】政見放送はなぜNHKばかりで放映されているのか? 意外と複雑な放映の仕組みを調べてみると…”. 産経新聞(産経ニュース). http://www.sankei.com/politics/news/160703/plt1607030004-n1.html 2017年10月15日閲覧. "全2頁構成(→2頁目)" 
  9. ^ “参院も政見放送に事前収録映像 改正公選法が成立”. 日本経済新聞. (2018年6月19日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31955420Z10C18A6PP8000/ 2019年4月9日閲覧。 
  10. ^ 月刊カンテレ批評 2005年9月号 ※ 現在はインターネットアーカイブ内に残存
  11. ^ アナログ停波に向けてのアナログロゴ、スポット、番組等について (PDF) - NHK 2008年7月24日《2017年10月15日閲覧;現在はインターネットアーカイブ内に残存》
  12. ^ 連載コラム「お宝発見ニュース」第6回 続報!『草燃える』全話発見か? | NHKアーカイブス 2009年8月26日
  13. ^ a b 日本放送協会 理事会議事録 平成21年8月25日開催分
  14. ^ “日本放送協会 理事会議事録 平成22年6月29日開催分”. 日本放送協会. (2010-07-16). http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/rijikai/20100629.html 2017年10月15日閲覧。 
  15. ^ 政見放送中は地震速報流せない? NHK、東京で震度3の速報「後回し」 - J-CASTニュース 2016年7月1日
  16. ^ 大規模地震対策特別措置法第20条において準用する災害対策基本法第51条第1項
  17. ^ 衆議院議員候補者 経歴・政見放送 | 番組表検索結果詳細 | NHKクロニクル 2020年6月25日閲覧
  18. ^ 緊急警報放送 <大津波・津波警報> | 番組表検索結果詳細 | NHKクロニクル 2020年6月25日閲覧
  19. ^ 衆議院小選挙区選出議員選挙 政見放送 | 番組表検索結果詳細 | NHKクロニクル 2020年6月25日閲覧
  20. ^ ニュース | 番組表検索結果詳細 | NHKクロニクル2020年6月25日閲覧
  21. ^ ニュース | 番組表検索結果詳細 | NHKクロニクル 2020年6月25日閲覧
  22. ^ 政見放送:緊急地震速報誤報で再放送 - 毎日jp 2009年8月26日《2017年10月15日閲覧;現在はインターネットアーカイブ内に残存》
  23. ^ 地震で中断・中止の政見放送、14日にやり直し - 読売新聞、2012年12月10日。
  24. ^ ニュース 「北朝鮮“ミサイル”発射」関連 | 番組表検索結果詳細 | NHKクロニクル 2020年6月25日閲覧
  25. ^ NHK静岡 順序取り違え政見放送途中で中止 - スポーツニッポン、2013年7月17日《2017年10月15日閲覧;現在はインターネットアーカイブ内に残存》
  26. ^ 原則「編集厳禁」の政見放送。差別用語に他人への侮辱...どこまでが許されるのか? ハフポスト日本版 2016年2月23日
  27. ^ a b テレビ局が頭を抱える都知事選“トンデモ”政見放送”. 東京スポーツ (2020年6月22日). 2020年7月6日閲覧。
  28. ^ 【参院選】「NHKをぶっ壊す」立花代表の政見放送パワーアップ 局アナ同士の路上社内不倫を4分間糾弾東スポWeb 2019年7月6日
  29. ^ 都知事選 売名目的で出馬する「泡沫候補」が増えた背景”. NEWSポストセブン (2020年7月3日). 2020年7月6日閲覧。
  30. ^ 後藤輝樹のポコチンの時間です。 - 後藤輝樹様のオフィシャルブログ、2016年7月26日
  31. ^ 不適切発言連発か 都知事選NHK政見放送で謎の"音声消去" - 日刊ゲンダイ、2016年7月26日
  32. ^ NHKの政見放送で音声カットの嵐 その理由とは【都知事選】 - ハフポスト日本版、2016年7月28日
  33. ^ 後藤輝樹氏が「政見放送」で過激発言を連発、何を言っても許されるの? 都知事選
  34. ^ なお、2020年の都知事選で後藤のNHKにおける政見放送はそのまま放送された(2016年の放送で削除があったことに抗議する内容で、その放送では削除対象であった俗語も含まれた)。
  35. ^ 栗田隆:著作権法注釈”. 関西大学法学部 民事訴訟法研究室. 2014年12月11日閲覧。
  36. ^ 湯淺墾道政見放送の認知度に関する調査結果と考察 (PDF) 」 『九州国際大学法学論集』第17巻第3号、九州国際大学、2011年3月、 35-59頁、 ISSN 1341061XNAID 400188199622011年12月12日閲覧。
  37. ^ “AmebaVisionで政見放送削除 都選管が依頼、YouTubeも”. ITmedia. (2007年4月6日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/06/news027.html 2011年12月12日閲覧。 
  38. ^ NHKネットラジオ"らじる★らじる"スタート!パソコンでNHKラジオが聴取可能になりました”. NHK-FMブログ. NHK (2011年9月1日). 2011年12月12日閲覧。





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