震源域とは? わかりやすく解説

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しんげん‐いき〔‐ヰキ〕【震源域】

読み方:しんげんいき

地震波発生する領域地震の際にずれ動いた断層を囲む範囲考えられる


震源

(震源域 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/03 15:00 UTC 版)

震源(しんげん、英語: hypocenter)は、地震の発生した地下の場所を意味する[1]。震央(後述)とは異なる。


注釈

  1. ^ よくある誤解として、例えば兵庫県南部地震は震源が淡路島であったことから、「淡路島で発生した地震だが、やや離れた神戸で被害が大きかった」と考えてしまうことがあるが、この場合も「断層の破壊が最初に発生した場所」が淡路島であることにすぎない。実際に断層の破壊した領域、即ち震源域は神戸市の直下まで伸びていることが、余震分布などから明らかになっている。
  2. ^ 地震の規模と断層の長さの関係の目安は、M2.0:0.16 km、M3.0:0.5 km、M4.0:1.6 km、M5.0:5.0 km、M6.0:16 km、M7.0:50 km、M8.0:160 km、M9.0:500 km。

出典

  1. ^ a b c 宇津 2001, p. 2.
  2. ^ 長谷川ほか 2015, p. 3.


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震源域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 09:44 UTC 版)

天正地震」の記事における「震源域」の解説

近畿から東海北陸にかけての広い範囲現在の福井県石川県愛知県岐阜県富山県滋賀県京都府奈良県三重県越中加賀越前飛騨美濃尾張伊勢近江若狭山城大和)に相当する地域またがって甚大な被害及ぼした伝えられる。また阿波でも地割れ被害生じており、被害範囲1891年濃尾地震(M8.0-8.4)をも上回る広大なものであったそのことなどからこの地震複数断層がほぼ同時に動いたものと推定されている。しかし、ひとつの地震として複数断層連動して活動したのか、数分から数十時間をかけて活動したのかは議論分かれている。

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震源域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 20:25 UTC 版)

寛政地震」の記事における「震源域」の解説

河角廣(1951)は牡鹿半島沖(北緯38.3°、東経142.4°)を震央考えマグニチュード M = 7.1与えていた が、羽鳥徳太郎(1976,1987)は、今村明恒(1899)の推定した1897年2月20日地震震度分布類似しているとして、波源域1897年地震とほぼ同じか北よりであるとし、200 km×80kmの波源域規模はM7.8と推定した宇佐美龍夫(2003)は、津波相馬、いわきで引き波始まったことから1896年明治三陸地震にも似ていることを考慮して震央北緯38.5°、東経144.5°)をより沖に定め規模もM8.0-8.4と推定した1897年地震との類似考慮すればM7.9程度になると推定している。 行谷佑一(2003)は震度分布1978年宮城県沖地震類似している事実、また津波襲来状況から1978年宮城県沖地震加えて、さらに沖の海溝側を震源域とする1981年1月19日発生した宮城県沖地震の震源域も含めたM8.0-8.2程度連動型巨大地震であると推定している。 2003年改訂され地震調査研究推進本部による「宮城県沖地震長期評価」では本地震は宮城県沖地震日本海溝寄りの震源域が連動したM8.2程度地震位置付けられた。2011年11月改訂され地震調査研究推進本部による「三陸沖から房総沖にかけての地震活動長期評価」では本地震を1897年地震と共に繰り返し発生する三陸沖南部海溝寄りプレート間地震」と位置付け、M7.9程度平均再来間隔109年程度評価した

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震源域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 03:51 UTC 版)

文治地震」の記事における「震源域」の解説

河角廣MK = 5としてマグニチュード M = 7.4を与えていたが、これは京都近江および大和付近など限られた被害記録しか考慮しておらず、また宇佐美(2003)も記録存在する震害中心である北緯35.0°、東経135.8°を一応の震央とするとしている。 記録畿内付近のものにほぼ限られており、この地震全体像明らかでないため、震源域には琵琶湖西岸断層帯活動説、南海トラフ巨大地震説、その他諸説がある。

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震源域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 22:56 UTC 版)

昭和東南海地震」の記事における「震源域」の解説

安藤(1975)の断層モデルでは、震源域は直線上に広範囲に及び、愛知県三河湾南沖から、和歌山県東牟婁郡串本町南東沖に至る南海トラフ平行した線上地域発生した見られている。 上述のように、1940年代半ばには大きな地震相次いでおり、この地震から2年後1946年昭和21年12月21日昭和南海地震発生した2つ地震同時発生ではないものの南海トラフにおける連動性があったと考えられている。一方で昭和東南海地震安政東海地震のように駿河湾奥(駿河トラフ)までは破壊進行せず浜名湖南東沖辺りで破壊止まったとされ、依然東海地震の震源域が空白域として残されたと考えられている。 浜名湖沖で破壊止まった理由について、「濃尾地震により南海トラフ側では歪み増加し駿河トラフ側では歪み減少した為」とする説がある、また茂木清夫元地予知連絡会長)は濃尾地震により東海地震発生20年遅れたとする説を発表している。 また、紀伊半島沖ではプレート境界断層すべりが固着域の下限からトラフ付近まで達しているのに対し渥美半島沖ではトラフ軸まで達せず分岐断層生じたものと推定されている。

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震源域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 07:20 UTC 版)

永長地震」の記事における「震源域」の解説

河角廣(1951)は規模MK = 7.0与えマグニチュードは M = 8.4に換算されている。また、M 8.0-8.5、あるいはM 8.3などと推定されているが、断片的な記録し有しない歴史地震であるため数値精度高くない畿内琵琶湖、および揖斐川付近木曽川河口付近)の強震動および津や駿河甚大な津波被害から震源域は熊野灘沖および遠州灘沖(C, D領域)を含むことは確実とされ、さらに駿河湾(E領域)まで及んでいた可能性もあると推定される2年後発生した康和地震永長東海地震と対をなす南海道沖の地震考えるには、日付誤記、また阿波の『太龍寺縁起』が康和地震触れていないなどいくつかの疑問点が残り、また震源時間長い多重地震を思わす長時間地震動から永長地震南海道沖の地震含んだ宝永であった可能性検討する必要もあるとされる浜名湖沿岸津浪痕跡発見され、この時期東海南海地震発生したことが示された。 887年仁和地震から209年間隔開いているが、この間もう1回南海トラフ沿いの地震存在疑われるとの見方もあり、1994年奈良県香芝町箸尾遺跡の発掘調査により、10世紀後半から11世紀初頭の間に生成した推定される液状化現象による砂脈発見された。しかし、この地震痕跡西日本内陸地殻内地震の可能性排除できず、この箸尾遺跡地震痕のみを以て南海トラフ巨大地震断定することはできないとされる

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