震源の決定とは? わかりやすく解説

震源の決定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 19:59 UTC 版)

震源」の記事における「震源の決定」の解説

断層破壊始まった震源位置は、地上複数(3または4点以上)の観測点得られ地震波形から、P波S波初動到達時刻読み取り決定するグリッドサーチ法)。平面座標緯度・経度)及び深さによって示される気象庁では緊急地震速報発表するために、1つ観測点得られ波形だけから震源一時的に推定することもある(BΔ法、テリトリー法)。当然、多く波形得られていたほうが震源の決定精度は高い。しかしグリッドサーチ法でも震源の深さ求めることは難し場合があり、余震活動や、震源から数千 km離れた観測点波形用いることで決定される実際には、断層破壊震源とどまらず大地震場合数十 km以上にわたって破壊広がるわけであるが、その様子については地震波形からは明らかにすることはできない。それは真っ暗なトンネルの中でたくさんの鐘を鳴らすようなものである。この場合最初に鳴りはじめた鐘がどの方向にあるかは辛うじて分かるものの、一斉に鳴り、さらに壁の音の反響もあると、もはやそれぞれの鐘の配置など分からない地震波もそれと同様で、最初1点については判定できるものの、その後うなっているかは直接分からない故に地震その他のパラメーター震源域は、以下のように様々な分析と、震源域その後発生する余震分布をもとに判定される地震速報などでは「震源の深さはごく浅く……」と報じられる事もあるが、深さ10 kmよりも浅かった場合このように表現される(このデータ次にマグニチュード発表されるのが通例)。

※この「震源の決定」の解説は、「震源」の解説の一部です。
「震源の決定」を含む「震源」の記事については、「震源」の概要を参照ください。

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