震源と規模、特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 01:53 UTC 版)
1936年(昭和11年)2月21日午前10時8分、近畿地方を強い地震が襲った。マグニチュードは 6.4、震源の深さは約10キロメートル。震源は二上山の南方、北緯34度29分2秒、東経135度43分4秒で大阪府と奈良県の県境付近で発生したことから「河内大和地震」と名付けられた。 地震の範囲は近畿地方のほぼ全域にわたり、激しく揺れた大阪府中部および奈良県北西部で震度5、岡山や甲府でも揺れを観測した。前震は記録されないが、余震は震度3が2回、震度2が2回、震度1が23回、本震を合わせ26日までに102回の揺れが観測された。 この地震は内陸型地震とほぼ断定されており、2016年現在では奈良県北葛城郡王寺町から大和郡山市の間を走る大和川断層帯の活動とする説が有力である。 この地震の4年前に王寺町西側の府県境付近、 大阪府中河内郡堅上村峠(現柏原市)で亀の瀬地すべりといわれる大規模な地すべりが発生しており、当時はその関連を指摘する声もあったが、その後の調査で特に関係のないことが判明した。
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