装甲艦・新しい技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/28 19:06 UTC 版)
「ハンプトン・ローズ海戦」の記事における「装甲艦・新しい技術」の解説
装甲艦とは、防御のために厚い鉄板で覆われた軍艦である。世界初の装甲戦艦、フランスの「ラ・グロワール」は1859年に進水していた。とはいえ、船に装甲を施すために鉄を用いることは、南北戦争初期の北米ではまだ発展途上の技術であった。 1862年の初め、合衆国と連合国の両政府はともに、敵方が対船舶用の装甲艦らしきものを造ろうとしていることに気付いた。スパイたちが情報を送ってきたのだ。双方は新技術で優位に立つことを切望し、また相手が先に完成させることを恐れた。 合衆国と連合国による最初の装甲艦は、現代の軍艦との比較において非常に奇妙な外観をしており、そしてまた互いにも随分と違っていた。ハンプトン・ローズへと歴史的な出航を果たした時、どちらの艦も、それぞれの設計者からすれば甚だ不満足な状態にあった。
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