ブチル【butyl】
ブチル基
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/22 09:32 UTC 版)
ブチル基(ブチルき、butyl group)とは、ブタン、あるいはイソブタンから水素が1つ取り除かれた形を持つ1価の基のこと。アルキル基の一種。元のブタンの構造と、取り除かれた水素の位置からいくつかの種類がある。
n-ブチル基
構造は -CH2CH2CH2CH3 と表される。直鎖状の n-ブタン の末端炭素から水素が除かれたもの。命名法上で単に「ブチル基」とある場合は n-ブチル基を指す。
sec-ブチル基
構造は -CH(CH3)CH2CH3 と表される。直鎖状の n-ブタン の2位の炭素から水素が除かれたもの。2-ブチルアルコールなど、誘導体の多くはキラリティを持つ。
イソブチル基
iso-ブチル基。構造は -CH2CH(CH3)2 と表される。枝分かれ状の イソブタン の末端炭素から水素が除かれたもの。
tert-ブチル基
構造は -C(CH3)3 と表される。枝分かれ状の イソブタン の内部炭素から水素が除かれたもの。立体障害が特徴で、保護基としても用いられる。
C3: プロピル基 |
アルキル基 | C5: ペンチル基 |
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