電気感受率とは? わかりやすく解説

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でんき‐かんじゅりつ【電気感受率】

読み方:でんきかんじゅりつ

誘電体電界作用受けて誘電分極生じたときの、双極子モーメント電界の強さの比。電界をE、誘電体単位体積当たりの双極子モーメントをPとすると、ガウス単位系で、P=χEと表され比例係数χを電気感受率という。等方性誘電体場合定数となる。


電気感受率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 23:10 UTC 版)

電気感受率(でんきかんじゅりつ、: electric susceptibility)は、電気分極の起こりやすさを示す物性値である。感受率、電気的感受率などとも言う。


注釈

  1. ^ 通常ギリシア文字ので表現するが、磁化率にも同じ文字を使う場合があるので区別のためとすることもある。
  2. ^ 電気感受率を、と定義する場合もある。この場合、電気感受率と誘電率の関係はとなる。電気感受率は誘電率と同じ次元であり、国際単位系ではF/mである。
  3. ^ 分極率を、と定義する場合もある。この場合、国際単位系では、分極率の単位はm-3である。電気感受率の定義、分極率の定義の方法により、電気感受率と分極率との関係式が変わるので注意が必要である。

出典

  1. ^ 砂川重信『理論電磁気学』紀伊國屋書店、1999年。ISBN 4-314-00854-7
  2. ^ a b c 物理学辞典編集委員会『改訂版物理学辞典[縮小版]』培風館、1994年。ISBN 4-563-02093-1
  3. ^ a b c d J.M.ZIMAN『第2版固体物性論の基礎』山下次郎、長谷川彰訳、丸善、1992年、245-277頁。ISBN 4-621-03675-0


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電気感受率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 10:14 UTC 版)

結晶光学」の記事における「電気感受率」の解説

等方性および線形媒質では、この分場Pは電場Eに比例し、これと平行である。 P = χ ε 0 E {\displaystyle \mathbf {P} =\chi \varepsilon _{0}\mathbf {E} } ここでχは媒質の電気感受率である。よってDとEの関係は D = ε 0 E + χ ε 0 E = ε 0 ( 1 + χ ) E = ε E {\displaystyle \mathbf {D} =\varepsilon _{0}\mathbf {E} +\chi \varepsilon _{0}\mathbf {E} =\varepsilon _{0}(1+\chi )\mathbf {E} =\varepsilon \mathbf {E} } ここで ε = ε 0 ( 1 + χ ) {\displaystyle \varepsilon =\varepsilon _{0}(1+\chi )} は媒質比誘電率である。非磁性媒質では屈折率nと次式の関係がある。 n = 1 + χ {\displaystyle n={\sqrt {1+\chi }}}

※この「電気感受率」の解説は、「結晶光学」の解説の一部です。
「電気感受率」を含む「結晶光学」の記事については、「結晶光学」の概要を参照ください。

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