ゴム磁石とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ゴム磁石の意味・解説 

ゴム‐じしゃく【ゴム磁石】

読み方:ごむじしゃく

ボンド磁石


ボンド磁石

(ゴム磁石 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 10:16 UTC 版)

ボンド磁石(ボンドじしゃく)は、永久磁石のバルク化の方法による分類の一種[1]で、磁粉(磁性粉末)を樹脂で固めたもの[2]

特徴

永久磁石は一定の体積に磁界発生空間を確保する必要があり、そのバルク化の方法により、鋳造磁石、焼結磁石、ボンド磁石などに分けられる[1]。このうち磁粉(磁性粉末)を用いたものが焼結磁石とボンド磁石で、焼結磁石は磁粉(磁性粉末)を焼結して固めたもの、ボンド磁石は磁粉(磁性粉末)を樹脂で固めたものである[2]

ボンド磁石はポリマー(バインダー)を含むため鋳造磁石や焼結磁石よりも磁気特性は劣るが、複雑な形状に加工でき、寸法精度、薄肉化、量産性などに優れる[3]。加工が容易ではさみカッターナイフでも簡単に切ることができる。

磁粉による分類

脚注

  1. ^ a b 福永博俊「永久磁石と応用 第1回 磁石の種類とその評価」『まぐね (Magnetics in Jpn.)』第9巻第3号、日本磁気学会、2014年。 
  2. ^ a b 焼結磁石”. ひたちなかテクノセンター. 2023年3月9日閲覧。
  3. ^ a b c 芳賀美次「ボンド磁石の磁粉の分散と磁石のエネルギー分野への応用」『日本接着学会誌』第49巻第6号、日本接着学会、2013年。 


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ゴム磁石」の関連用語

ゴム磁石のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ゴム磁石のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのボンド磁石 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS