SF作家とは? わかりやすく解説

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SF作家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/06 00:52 UTC 版)

SF作家(エスエフさっか)とは、サイエンス・フィクション(SF)を主として著す小説家のことである。

代表作がSF作品であったり、SF雑誌やSFの新人賞、同人誌からデビューした作家はSF作家と見なされる。SFファンの作家が誇りを込めてSF作家と自ら名乗ることもある。様々なジャンルを扱うライトノベルの作家の中でも、主にSFを扱う作家はSF作家とされる。SFとその他のジャンルの作品の線引きが明確でないため、SF作家かどうか議論が分かれる作家もいる。

SF作家の特徴の1つとしてファンとの距離の近さが挙げられる。SF作家がデビュー後も同人誌に携わったり、SF大会に参加するなどファン活動を続けることも多い。また、ハードSFを中心として科学者、技術者出身の作家も多い。

代表的なSF作家

日本

1900年代の押川春浪や1930年代の海野十三は日本のSF作家の草分け的な存在とされる[1]戦後に翻訳中心だった日本のSFを変化させた星新一小松左京筒井康隆は日本SFの御三家と呼ばれ[2]、古典とされる名作を残している。

欧米

アーサー・C・クラークアイザック・アシモフロバート・A・ハインラインこの三人は御三家(ビッグ・スリー)と呼ばれ、古典とされる名作を残している。[要出典] フィリップ・K・ディックジェイムズ・ティプトリー・Jr.アーシュラ・K・ル=グウィンテッド・チャングレッグ・イーガンウィリアム・ギブスンブライアン・オールディスJ・G・バラードジョン・W・キャンベルハーラン・エリスンレイ・ブラッドベリスティーヴン・バクスタージョージ・オーウェルジェイムズ・P・ホーガンシオドア・スタージョンアルフレッド・ベスターカート・ヴォネガットオースン・スコット・カードケン・リュウアーサー・コナン・ドイルロバート・シルヴァーバーグハワード・フィリップス・ラヴクラフトジュール・ヴェルヌH・G・ウェルズポール・アンダースンダニエル・キイスフレドリック・ブラウンダン・シモンズエドガー・ライス・バロウズグレッグ・ベアエドモンド・ハミルトンウィリアム・S・バロウズ. コードウェイナー・スミスジョージ・R・R・マーティン他多数

組織

アメリカでは一定の条件[3]を満たしたプロ作家だけが加入できるアメリカSFファンタジー作家協会 (SFWA)が存在する。SFWAは会員の投票によって優れた作品を選び、ネビュラ賞を授与している。

SFファンが会員となる非営利団体、ワールドSFソサエティによるヒューゴー賞も有名である。

[4]日本では1963年に設立された日本SF作家クラブが存在し、多くの日本のSF作家が所属している。

関連項目

脚注

  1. ^ 石川喬司『SFの時代』双葉社<双葉文庫>、1996年、128-132頁。ISBN 4-575-65833-2 
  2. ^ 宮崎哲弥100分de名著「小松左京スペシャル」』 NHK出版、2019、p.5
  3. ^ SFWA Membership Requirements
  4. ^ SFWA Awards Rules (2005/1/1時点)

外部リンク


SF作家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/19 20:14 UTC 版)

テッド・ホワイト」の記事における「SF作家」の解説

SF作家としてデビューは、1963年マリオン・ジマー・ブラッドリーとの共作 "Phoenix" で、これを長編発展させたのが《クワナール》シリーズ1作目異次元世界の扉』(1966年)である。処女長編 Invasion from 25001964年)はテリー・カーとの共作で、Norman Edwards というペンネーム出版された。1964年から1978年まで、2つシリーズ11作の独立した長編書いており、中にはキャプテン・アメリカ小説版もある。そのうち2作は Dave van Arnam との共作、1作はデイヴィッド・ビショフとの共作、また1作はマーヴ・ウォルフマンとの共作である。 1966年には Larry McCombs との共作短編 "The Peacock King" がネビュラ賞ノミネートされた。

※この「SF作家」の解説は、「テッド・ホワイト」の解説の一部です。
「SF作家」を含む「テッド・ホワイト」の記事については、「テッド・ホワイト」の概要を参照ください。

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