サイバーパンクとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > サイバーパンクの意味・解説 

サイバーパンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/15 03:59 UTC 版)

サイバーパンク(cyberpunk)とは、レトロフューチャーや、1980年代に流行・成立したサイエンス・フィクションのサブジャンルまたは特定の思想・運動。


注釈

  1. ^ ただしハードSFのような確立された自然科学の理論には必ずしも基づかない。このことは、さらに厳密化したハードコアSFが、ノンフィクション的な傾向や映像を伴ってドキュメンタリー的な傾向に寄って台頭をはじめており、それに対してフィクション性を堅持しようとするカウンターでもあった。
  2. ^ これが「サイバー」と呼ばれるゆえんである。
  3. ^ 現実性の追求により、最終的には模倣といえども現実と区別ができなくなるほどにまで方向性は向かってゆく。
  4. ^ 原始的な8ビットコンピュータではあったが、ホワイトカラー層を中心に税の申告に活用された。
  5. ^ サイバーパンク作品でないが、映画『ウォー・ゲーム』は、同時代のテクノロジーに敏感な若年層の状況と、当時の技術水準をよく描いている。

出典

  1. ^ a b GIBSON, WILLIAM (2001年4月30日). “The Future Perfect” (英語). Time. ISSN 0040-781X. http://content.time.com/time/subscriber/article/0,33009,1956774,00.html 2020年10月22日閲覧。 
  2. ^ 巽孝之「サイバーパンク革命」(旺文社『ez』1997年9月号収録). 旺文社. (1997年) 
  3. ^ 巽 1988, p. 22.
  4. ^ 巽孝之『サイバーパンクアメリカ』. 勁草書房. (1988年) 
  5. ^ 大森望「現代SF観光局」. 河出書房新社. (2016年) 


「サイバーパンク」の続きの解説一覧

サイバーパンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 19:16 UTC 版)

ティモシー・リアリー」の記事における「サイバーパンク」の解説

晩年幻覚剤ではなくもっぱらコンピュータ可能性について語っていた。しかし、1960年代から一貫して語ろうとしていたことは、LSDやコンピュータといったものによって創造的に生きるための力を強めることや、自分自身考えということである。 かつてリアリーは、IBMのようなコンピュータ会社CIAのような情報局脅威だと思っていたが、ヒッピーApple Computer設立し使いやすいパーソナルコンピュータ作り出した1983年、フューテック社(FUTEQUE)を創立する自己診断意思決定を行うための「マインド・ミラー」というソフトウェア発表するリアリー熱意R・Uシリアスたちにサイバーパンクやテクノロジー取り扱う『モンド2000』誌という雑誌始めさせ、さらにこれは『WIRED』誌へと発展したまた、SF作家ウィリアム・ギブスンもサイバーパンクのライターへと転向させた。 コンピューター創造性高めたり意識拡張する考えていた。コンピュータサイケデリック体験表示するのに適している。幻覚剤のような精神探索行えないが、他者とのコミュニケーションのための新し手段として用いることで人々の意識深める手助けができると考えていた。 友人であるジョン・C・リリーによる、脳はバイオ・コンピュータであって国家社会はめられ価値観再度プログラムしなおすことができるという理論を重要であると考えコンピュータによって価値観を再プログラミングさせようとしていた。従来テレビのように一方的に情報流されていたスクリーンの中を操作することで、自分独自に脳をプログラムするということである。テクノロジーによって、個人意思情報伝達できるようになり、距離も消去されることになる。本当民主主義モデム通して行われるというモデムクラシーを提唱していた。 晩年は、年間3040校と大学積極的に講義をした。 TVゲームにも肯定的で、ポケモン原作者である田尻智によれば来日時会った印象を「気のいい人だった」と語っている。

※この「サイバーパンク」の解説は、「ティモシー・リアリー」の解説の一部です。
「サイバーパンク」を含む「ティモシー・リアリー」の記事については、「ティモシー・リアリー」の概要を参照ください。


サイバーパンク (Cyberpunk)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 15:45 UTC 版)

ガープスの書籍一覧」の記事における「サイバーパンク (Cyberpunk)」の解説

GURPS Cyberpunk - 『ガープス・サイバーパンク』 の原書GURPS Cyberpunk Adventures ISBN 1-55634-225-X - GURPS CyberpunkサプリメントGURPS Cyberworld ISBN 1-55634-235-7 - GURPS Cyberpunk 向けサプリメント

※この「サイバーパンク (Cyberpunk)」の解説は、「ガープスの書籍一覧」の解説の一部です。
「サイバーパンク (Cyberpunk)」を含む「ガープスの書籍一覧」の記事については、「ガープスの書籍一覧」の概要を参照ください。


サイバーパンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/09 06:48 UTC 版)

サイバーパンクからの派生」の記事における「サイバーパンク」の解説

「サイバーパンク」という用語は、アメリカ作家ブルース・ベスキが1980年短編小説題名として使ったのが最初であり、情報化時代特有の洞察影響受けたパンク世代を指す用語として提案したのである。この用語がすぐさまウィリアム・ギブスンブルース・スターリング、ジョン・シャーリー、ルーディ・ラッカーマイクル・スワンウィック、パット・キャディガン、ルイス・シャイナー、リチャード・キャドリー(英語版) といった作家作品総称として使われるようになったSF作家でもあり、ファンジン編集者でもある Lawrence Personポストサイバーパンク定義する過程で、サイバーパンクの特徴次のようにまとめた。 古典的なサイバーパンクの登場人物時代から取り残され、たいていディストピア的な未来社会周辺住んでいる。その世界急速なテクノロジーの進歩や、コンピュータ化された情報網遍在化や人体改造といったものが日常生活影響及ぼしている社会である。 パンクというサブカルチャージャンルとしてサイバーパンクを位置づけることには議論余地があり、特にサイバーパンクの定義が定まっていないことが問題である。例えば、サイバーゴスというムーブメントはサイバーパンク小説テーマ共有しつつパンクゴスなどの影響受けているが、より一般的なサイバーカルチャーは定義がさらに曖昧で、仮想共同体サイバースペースといった概念含み未来へ楽観的期待含んでいる。それにもかかわらずサイバーパンクは成功したジャンルと見なされており、多く新たな読者惹きつけ、ポストモダン文芸評論家が好むようなムーブメント形成した。さらに作家デイヴィッド・ブリンは、サイバーパンクがSFをより魅力的にし、主流メディアビジュアルアート一般でも扱えるような高収益なものにしたと主張している。

※この「サイバーパンク」の解説は、「サイバーパンクからの派生」の解説の一部です。
「サイバーパンク」を含む「サイバーパンクからの派生」の記事については、「サイバーパンクからの派生」の概要を参照ください。


サイバー・パンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 06:19 UTC 版)

サイエンス・フィクション」の記事における「サイバー・パンク」の解説

1984年ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』発表すると、ニューウェーブ運動の成果踏まえつつコンピュータ・テクノロジーとそれによって大きく変化する社会像に着目したサイバーパンクが一世を風靡した。既にデビューしていたブルース・スターリングこの分野の旗を振るようになったこの分野の作家には『重力衰えるとき』のジョージ・アレック・エフィンジャールーディ・ラッカー挙げられる。サイバーパンクの雰囲気日本語に訳すために黒丸尚ルビ多用した独自の訳文使った。「サイバースペース」という用語は、1990年代実社会においてインターネット普及すると、それを表現するキーワードとして注目された。

※この「サイバー・パンク」の解説は、「サイエンス・フィクション」の解説の一部です。
「サイバー・パンク」を含む「サイエンス・フィクション」の記事については、「サイエンス・フィクション」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「サイバーパンク」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サイバーパンク」の関連用語

サイバーパンクのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サイバーパンクのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサイバーパンク (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのティモシー・リアリー (改訂履歴)、ガープスの書籍一覧 (改訂履歴)、サイバーパンクからの派生 (改訂履歴)、サイエンス・フィクション (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS