Apple
別名:Apple, Inc.,Apple Computer,アップルコンピュータ
Appleとは、Apple II、MacintoshなどのパーソナルコンピュータやiPodなどの発売元として知られるコンピュータメーカーの名称である。米国カリフォルニア州に本社がある。
Appleは、1976年に開発された「AppleⅠ」をきっかけに1977年に法人化された。創立者は、初代Appleの開発を進めたスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアック、そして資金の提供をしたマイク・マークラの3人である。社名は設立以来「Apple Computer, Inc」を名乗っていたが、2007年1月に「Apple, Inc」と変更している。日本法人は「アップルジャパン株式会社」である。
Appleの製品は、独特の個性および芸術性と機能性を両立した高度なデザインを持つことで知られている。初期の「Apple I」、「Apple II」はホビーユーザーを中心に多くの顧客を獲得した。次に開発された「Macintosh」シリーズは1984年に派手なテレビコマーシャルとともに発表された。MacintoshはGUIやマウスといった先進的なユーザーインターフェースを持ち、筐体を含むあらゆる面にこだわっており、高い評価と幅広いユーザーを獲得した。
同社は周辺機器においても、レーザープリンタを発売し、DTP分野の普及に貢献している。また、1992年にPDA(携帯情報端末)であるNewtonを発表するなど、新分野においても積極的な開発を行ってきた。また2001年には携帯音楽プレーヤー「iPod」を発表し、音楽配信事業に乗り出している。2003年には、デジタル携帯音楽プレーヤ分野では首位を占めるようになった。
創業者であるスティーブ・ジョブズは、強いカリスマ的な個性と巧妙なプレゼンテーションで知られる。しかし、経営については自分よりも他に適任者がいるとの考えから、1983年にペプシコーラからジョン・スカリーを引き入れ社長の座につけた。しかしスカリーはApple低迷の原因がスティーブ・ジョブズにあると考え、追放してしまう。スティーブ・ジョブズはその後所有株の売却益をもとにNeXT社を創立した。
同社はMacintoshシリーズでは独自のOSを開発しつづけたが、1990年代にはほころびが見え始め、System 7あたりになると限界が見えるようになった。次期OSの候補の中に、スティーブ・ジョブズのNeXT社が開発したOpenStepがあったため、Appleは1997年にNeXT社を買収した。これがきっかけとなり、スティーブ・ジョブズは非常勤顧問としてAppleに復帰し、後にCEOに就任した。
2008年現在も、AppleはiPod touchやMacBook Airなどの斬新な製品を発表し、世の注目を集めて続けている。
参照リンク
Apple - (英語)
Apple - (日本語)
標準化団体: | ユニックスインターナショナル |
海外企業・団体: | ASTC Adobe Systems Apple Aperi Apache Software Foundation ACM |
Apple
(Apple Computer から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/04 01:17 UTC 版)
Apple Inc.(アップル)は、アメリカ合衆国の多国籍テクノロジー企業である。カリフォルニア州クパチーノに本社を置く。デジタル家庭電化製品、ソフトウェア、オンラインサービスの開発・販売を行っている。
- 1 Appleとは
- 2 Appleの概要
Apple Computer
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 22:40 UTC 版)
「ジョン・T・ドレーパー」の記事における「Apple Computer」の解説
1977年、ドレーパーは独立業務請負人(英語版)としてAppleで働き、ウォズニアックからApple IIを電話回線に接続する装置の開発を任された。ウォズニアックは、コンピュータが留守番電話のように機能すると考えていたと後に述べており、当時モデムはまだ広く利用できるものではなかった。ドレーパーは、「チャーリー・ボード」というインターフェイス装置を設計した。これは、多くの企業が使用しているフリーダイヤルの電話番号をダイヤルし、タッチトーンを発することで、それらの企業が使用している長距離定額電話サービス(英語版)(WATS)の回線にアクセスできるように設計されていた。理論的には、これにより無制限で無料の長距離電話がかけられるようになる。ウォズニアックはこのエピソードについて、「それは信じられないほどのボードでした。しかし、Appleにはクランチ(ドレーパー)のことを良く思っている人はいませんでした。私だけでした。彼らは彼のデバイスを製品にしようとはしませんでした」と語っている。この技術のいくつかは、後に電話のプッシュボタンで操作するメニューや留守番電話などのサービスに使われることになる。
※この「Apple Computer」の解説は、「ジョン・T・ドレーパー」の解説の一部です。
「Apple Computer」を含む「ジョン・T・ドレーパー」の記事については、「ジョン・T・ドレーパー」の概要を参照ください。
「Apple Computer」の例文・使い方・用例・文例
- Apple Computerのページへのリンク