PowerBook 140
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/20 20:16 UTC 版)
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       Apple Macintosh PowerBook 140
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| 開発元 | Apple | 
|---|---|
| 姉妹機種 | PowerBook | 
| 種別 | ノートパソコン | 
| 発売日 |  140: 1991年10月 145: 1992年8月(日本未発売) 145B: 1993年6月  | 
    
| 標準価格 |  140: US$3,199[1] 145: US$2,999 145B: US$1,649  | 
    
| 販売終了日 |  140: 1992年8月 145: 1993年6月 145B: 1994年7月  | 
    
| OS | 漢字Talk 6.0.7.1〜Mac OS 7.6 | 
| CPU |  140: MC68030, 16 MHz  145B: MC68030, 25 MHz  | 
    
| メモリ | 2MB, 4MB (最大8MB) | 
| ディスプレイ | 640x400 10インチバックライト付きSTNモノクロ液晶 | 
| 重量 | 3.1kg | 
| 前世代ハード |  Macintosh Portable PowerBook 100  | 
    
| 次世代ハード | PowerBook 160 | 
Macintosh PowerBook 140は、PowerBookシリーズ最初のラインナップのミッドレンジ機種としてリリースされた。PowerBook 170と同様に、このPowerBookは内蔵フロッピードライブを備える。このモデルのコードネームは、Tim Lite、Tim LC、Replacements、およびLearyだった。 1992年には、CPUが高速化されたPowerBook 145が登場し、その後本質的に新しいミッドラインモデルとしてPowerBook 160にリプレイスされた。
特徴
Macintosh Portableの後継機として用意された、140シリーズは170と同じだったが、ハイエンドモデルの多くの機能が削られ、より手頃なミッドレンジオプションとされた。最も明らかな違いは、ディスプレイが140ではより安価な10インチSTNであり、170で使用されたシャープなアクティブマトリクスではないことである。内部的には、プロセッサが16MHzと遅いことに加えて、FPU(浮動小数点演算装置)がなく、追加もできない。また、標準で搭載されているハードディスクは20MBで、170の40MBの半分である。
PowerBook 140は、特に新しい電源管理やその他の独自のハードウェア機能をサポートするために、 米国ではSystem 7.0.1が導入された。しかし、1991年当時のRAMの価格と定価の高さから、140は100や170と同様に2MBのRAMをロジックボードに直接はんだ付けしただけのもので、System 7で使うには制限があると批判されていた。さらに、System 7のローカライズ版がまだ世界中で発売されておらず、日本語版の漢字Talk 6.0.7は、3台の新型PowerBookすべてに対応するように修正、J-6.0.7.1として添付された。その結果、このバージョンの直後から配付されたSystem 6.0.8.1にも対応し、多くのユーザーがPowerBookでSystem 6を実行できるようになった[2]。そして、多くのユーザーが高価な専用RAMカード(2MBカードは300米ドルだった)追加せず、PowerBookでより少ないメモリで動作するSystem 6を実行することができた[3]。
デザイン
PowerBook 170、PowerBook 100と同時期に発売されたが、140と170はApple独自にデザインしたものであり、100はフルサイズのMacintosh PortableをSONYが小型化したものである。そのため、140はAppleが作った最初のノートパソコンであり、100は内部設計こそ古いものの、デザイン的には最初に改良されたノートパソコンである。
Appleは、1993年6月に「PowerBook 145」に置き換えた(日本未発売)。このモデルの唯一のコードネームはColt 45である。
PowerBook 145B
PowerBook 145Bは、その前に発売されたPowerBook 145と基本的に同じハードウェアだが、価格を下げ、2MBのRAMを追加でロジックボードにはんだ付けしたものである。このモデルの唯一のコードネームはPikes Peakである。
これまでのMacとは異なり、Performaと同様に145Bにはシステムディスク一式が同梱されていない。内蔵ハードディスクに漢字Talk 7.1がプリインストールされており、システム起動ディスクが1枚付属している。また、基本的なバックアップ・リストア機能を提供する2つのユーティリティも同梱されていた。145Bは漢字Talk 7.1を搭載して出荷された。System 7.0.1を動作させることもできるが、"About This Macintoshについて... "では誤って140と表示される。
145Bは次のローエンドとしてリリースされたPowerBook 150にリプレイスされた。
仕様
| コンポーネント | 140 | 145 | 145B | 
|---|---|---|---|
| CPU | MC6803016MHz | MC68030 25MHz | |
| RAM | オンボードで2MB、8MBに拡張可能 | オンボードで4MB、8MBに拡張可能 | |
| ROM: | 1 MB | ||
| 内蔵HDD(SCSI) | 20〜80 MB | 40〜120 MB | |
| FDD | 1.44MBスーパードライブ | ||
| 対応OS | 漢字Talk 6.0.7.1、System 7.0.1 - Mac OS 7.6 | 漢字Talk 7.1 - MacOS 7.6 | |
| ADB | 1ポート | ||
| シリアル | 2ポート | ||
| モデム | オプション(拡張ポート用) | ||
| ディスプレイ | STN、1ビット 640×400 | ||
脚注
- ^ LePage, Rick (October 22, 1991). “PowerBooks: price-competitive and technologically brilliant.”. MacWEEK
 - ^ System J-6.0.7.1 ReadMe, 1991, Apple, Inc.
 - ^ “System 6 on a PowerBook 140/170”. September 7, 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。May 31, 2008閲覧。
 
外部リンク
- Apple.comのPowerBook140仕様
 - Macintosh PowerBook 145B: Technical Specifications
 - PowerBook140のapple-history.comのセクション
 - プロトタイプのPowerBook140。
 - “PowerBook 145B, 360 degree model”, Russian Vintage Laptop Museum (museum)
 
「PowerBook 140」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は体重が140ポンドあった
 - それは1400年に建てられました。
 - 東京は北緯 35 度 40 分, 東経 140 度にある.
 - この車は、時速140マイルの速さに達することができる
 - 140よりも5多い
 - 140よりも10多い
 - 順数の140番目の序数詞
 - 紀元前352年にハリカルナッソスで、王を追悼して建てられた高さ140フィートの白い大理石の霊廟
 - ミケーネの後期青銅時代文化で、紀元前1400年−1100年に栄えた
 - 青銅器時代文化がおよそ紀元前2000年から紀元前1400年まで栄えたクレタ島の古代の町
 - 体重が140ポンドを越えない
 - 体重が140ポンド未満であるアマチュア・ボクサー
 - 英国の詩人で、『カンタベリー物語』で知られる(1340年−1400年)
 - イタリア人の1406年から1415年までの教皇で、作品が大分裂を終えるために働き、そして、それを可能にした後に引退した(1327年−1417年)
 - ヨーロッパで最初始めて可動活字とヨーロッパでプレス機を用いたドイツのプリンター(1400年−1468年)
 - ローマの風刺家で、ドミティアヌス皇帝の治世の間にローマの社会の悪と愚行を非難した(60年−140年)
 - イタリアの画家で、作品が3次元スタイルを示す(1406年−1469年)
 - 英国の兵士で、ヘンリー4世に対する反抗により殺された(1364年−1403年)
 - イタリア人の1458年から1464年までの教皇で、トルコに対して十字軍を率いた失敗した試みで知られる(1405年−1464年)
 - モンゴルのサマルカンド統治者で、遊牧民を率いてトルコからモンゴルまでの一帯を征服した(1336年−1405年)
 
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