アイフォーン‐エイトプラス【iPhone 8 Plus】
iPhone 8 Plus
別名:iPhone 8プラス
iPhone 8 Plusとは、Appleが発表した5.5インチ画面のスマートフォンである。2017年9月にiPhone 8ならびにiPhone Xと同時に発表された。
iPhone 8 PlusはiPhone 8の姉妹機である。両モデルの主な違いは、画面サイズ、本体サイズ、重量、バッテリー駆動時間、および、アウトカメラの仕様が挙げられる。iPhone 8のカメラユニットは1基だが、iPhone 8 Plusには広角カメラと望遠カメラが1基ずつ搭載されたデュアルカメラ構成になっている。さらにデュアルカメラを活用した「ポートレートモード」および「ポートレートライティング」機能も、iPhone 8にはないiPhone 8 Plusの特徴である。このカメラ関連の機能は、画面サイズと共にiPhone 8とiPhone 8 Plusを選択する大きな要因となっている。
ディスプレイやカメラを除けば、iPhone 8とiPhone 8 Plusに目立った機能・性能の違いはない。ディスプレイ技術(ともにRetina HDディスプレイ)、モバイルCPU(ともにA11 BionicチップおよびM11モーションコプロセッサ)、ストレージ容量(ともに64GBと256GBの2モデル)、IP67等級の防水・防塵性能、カラバリも同じである。
iPhone 8およびiPhone 8 Plusと共に発表されたiPhone Xは、ホームボタンが廃止されてディスプレイが本体前面をまるごと占有する新デザインが採用されている。アウトカメラはデュアルカメラ構成であり、インカメラは「TrueDepthカメラ」と呼ばれる新機構が導入されている。ディスプレイは「Super Retinaディスプレイ」と呼ばれる有機ELディスプレイが採用されている。
※画像 / Apple Japan
参照リンク
iPhone 8 - Apple
iPhone 8 Plus
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/02 02:47 UTC 版)
![]() | |
![]() | |
開発元 | Apple |
---|---|
製造元 | Foxconn |
姉妹機種 | iPhone 8/iPhone X |
世代 | 第11世代 |
発売日 |
通常モデル 2017年9月22日 (PRODUCT)RED 2018年4月13日 |
販売終了日 | 2020年4月16日 |
OS | iOS 11.0(初期搭載)→iOS 16.7.11 ※iOS 17から対象外(2025年3月現在、セキュリティーアップデートは更新中) |
SoC | Apple A11 Bionic |
CPU | Apple A11 Bionic 6コア |
メモリ | 3GB (LPDDR4X) |
ストレージ | 64, 128, 256 GB |
ディスプレイ | 5.5インチマルチタッチディスプレイ , 1,920 x 1,080 ピクセル 401ppi IPS液晶 |
グラフィック | Apple独自設計 3コア |
デジタルカメラ |
背面: 12メガピクセル広角カメラƒ/1.8の6枚構成のレンズ 12メガピクセル望遠カメラƒ/2.8, 裏面照射型センサー, 4Kビデオ 24.30.60fps, スローモーション1080p/240fps 前面: 7.0メガピクセル, 裏面照射型センサー, FaceTime HDカメラ |
外部接続 | Lightning |
電源 | Lightning、Qi対応 |
プラットフォーム | iPhone |
サイズ |
縦 158.4mm 横 78.1mm 厚さ 7.5mm |
重量 | 202g |
前世代ハード |
iPhone 7 iPhone 7 Plus |
次世代ハード |
iPhone XR IPhone XS iPhone XS Max |
関連商品 | iPhone 8 iPhone X |
ウェブサイト |
support |
iPhone 8 Plus(アイフォーン エイト プラス)は、Appleが開発・販売したiPhoneの第11世代目のモデルである。
詳細
iPhone 7 Plusの後継機種である。SoCはApple A11 Bionicを搭載。Taptic EngineとiPhone 6sから搭載されている3D Touchを採用している[1]。通信はLTE-Advancedに対応する。
外観は、iPhone 6 Plus、iPhone 6s Plus、iPhone 7 Plusに似ているが、ガラスとアルミフレームを組み合わせた構造に変わっている。画面、背面ともにより強化されたカスタムガラスを使用している[2]。背面のカラーバリエーションはシルバー、ゴールド、スペースグレイ、プロダクトレッドの4色。アルミフレームはそれに合わせたカラーになっている。iPhone 8 PlusはIP67等級の耐水・防塵耐性を有する[1]。
iPhone 7 Plusよりも重量は14g増えている[1]。
画面サイズはiPhone 6 Plus/6s Plus/7 Plusと同様5.5インチスクリーン。新たにTrue Toneに対応したRetina HDディスプレイを採用している。
ワイヤレス充電(Qi準拠)に対応し、高音質コーデックであるEnhanced Voice Services(EVS-WB[3])に対応している[4]。画面比率16:9でフルHD(1920×1080)に対応した事実上最後のiPhoneである。
- 2018年
- 3月30日、iOS 11.3とキャリア設定アップデートより、NTTドコモのPREMIUM 4Gで最大受信速度594Mbpsのデータ通信に対応した[5]。
- 4月、(PRODUCT)RED™モデルを発売開始[6]、au とソフトバンクからは13日、NTTドコモは14日から[7]。
- 9月13日、iPhone 8と同様に(PRODUCT)RED™モデルが販売終了。
- 2019年9月11日、iPhone 8と同様に256GBモデルの販売が終了し128GBモデルの発売を開始。
- 2020年4月16日、iPhone SE (第2世代)の発売に伴い、終売[8]。
- 2023年6月7日にWWDC23基調講演で発表されたiOS 17では、iPhone 8 / iPhone Xと共にサポート対象外となった。iOS 16.7.10へのセキュリティアップデートは2024年10月現在提供されている[9]。
ソフトウェア
iPhone 8 Plusは出荷開始時はiOS 11がプリインストールされていた。
通信形式
- LTE-AdvancedFDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、66) TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42)
- 3GTD-SCDMA 1,900(F)、2,000(A)
CDMA EV-DO Rev. A(800、1,900、2,100MHz) UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
- 2GGSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)
- MIMO対応IEEE802.11ac Wi-Fi
- Bluetooth 5.0ワイヤレステクノロジー
- リーダーモード対応NFC
- エクスプレスカード
- FeliCa
不具合
一部のユーザからバッテリが膨張しているという報告が上がって、Appleは現在調査中とコメントした[10][11]。対応としては基本的には本体交換が行われる(保証期間内は無償)。
通話中にノイズが発生する問題があったが、iOS 11.0.2で修正された[12]。
付属品
以下の物が含まれる[1]。
- EarPods with Lightning Connector
- Lightning - USBケーブル
- 5W USB電源アダプタ
- マニュアル
急速充電(USB-PD充電)の仕様
iPhone 8 Plusを急速充電するにはApple USB-C - Lightningケーブルと18W以上のApple USB-C電源アダプタ(または同仕様のUSB-PD充電器)を使用する必要がある。急速充電を行うと30分で50%まで充電できる[13]。18W以上のApple USB-C電源アダプタを使用しても18W電源アダプタと同じ出力になる。iMacのUSB-Cポートでは15Wでの急速充電が出来る[14]。またiPadに付属する10Wもしくは12W電源アダプタを使用すれば、付属する5W電源アダプタより、速く充電出来る[15]。
iPhoneのモデルのタイムライン

脚注
出典
- ^ a b c d “iPhone 8 - 仕様”. Apple(日本). 2019年1月29日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2017年9月13日). “アップル、全面ディスプレイ「iPhone X」とスタンダードな「iPhone 8/8 Plus」を発表”. ケータイ Watch. 2020年8月1日閲覧。
- ^ “対応機種 : VoLTE | VoLTE/VoLTE(HD+) | サービス・機能 | NTTドコモ”. www.nttdocomo.co.jp. 2020年8月3日閲覧。
- ^ 「iPhone X待ち」は多い? 3G非対応の影響は──au田中社長に聞く(前編)
- ^ “iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone XがiPhoneシリーズ国内最速受信時最大594Mbpsの通信サービスに対応”. NTTドコモ. 2018年3月30日閲覧。
- ^ “Apple、iPhone 8 および iPhone 8 Plus (PRODUCT)RED Special Editionを発表”. Apple Newsroom. 2019年1月29日閲覧。
- ^ “ドコモ、au、ソフトバンクがiPhone 8/8 Plusの「(PRODUCT)RED」取り扱い 販売条件は既存モデルと同等”. itmedia (株式会社アイ・ティー・メディア). (2018年4月10日) 2018年10月22日閲覧。
- ^ “iPhone SE発表でiPhone8/8 Plusが販売終了に”. 2020年4月16日閲覧。
- ^ “iOS 16 のアップデートについて - Apple サポート (日本)”. Apple Support (2024年). 2024年9月11日閲覧。
- ^ Tane, Kiyoshi. “iPhone 8 Plusのバッテリーが膨張する事例が複数報告される。アップル「すでに認識し調査中」 - Engadget Japanese”. Engadget JP. 2019年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月29日閲覧。
- ^ Inc, mediagene (2017年10月4日). “Apple、iPhone 8 Plusのバッテリー膨張問題を調査中らしい”. www.gizmodo.jp. 2019年1月29日閲覧。
- ^ “iOS 11 のアップデートについて”. Apple Support. 2019年1月29日閲覧。
- ^ “iPhone を高速充電する”. Apple Support. 2019年1月29日閲覧。
- ^ “iMac および iMac Pro の外部の機能とポートについて”. Apple Support. 2019年1月29日閲覧。
- ^ “iPad や Mac ノートブックの電源アダプタで iPhone を充電する” (日本語). Apple Support 2018年6月26日閲覧。
- ^ Apple Inc. (2007-2020). iPhone News - Newsroom Archive. Retrieved january 28, 2021.
外部リンク

先代 iPhone 7/iPhone 7 Plus |
iPhone 8/iPhone 8 Plus/iPhone X 第11世代 |
次代 iPhone XS/XS Max iPhone XR |
「iPhone 8 Plus」の例文・使い方・用例・文例
- アップルのiPhoneはスマートフォン市場のマーケットリーダーである。
- iPhoneはインターネットにとって死神なんだって。
- アップルは6月に「iPhone(アイフォン)」という名称の携帯電話を米国で発売する予定だ。
- アップルが新型iPhone発売へ
- 7月11日にアップル社の新しい携帯電話「iPhone(アイフォーン) 3G」が日本を含む22か国で発売される。
- iPhone 3Gは音楽と映像の性能が優れている。
- iPhoneは現在,6か国で販売されている。
- 600万台以上のiPhoneを売り上げている。
- iPhone 3Gは日本で発売される最初のiPhoneのモデルだ。
- 新しいモデルの導入により,アップルは今年末までにその販売を70か国に拡大し,iPhoneの売り上げ1000万台を達成したいと計画している。
- iPhone 3G
- タッチパネルの採用で,iPhone 3Gは国内で販売されている他の携帯電話とはまったく異なっていた。
- その販売初日となった7月11日,何万台ものiPhoneが売り切れた。
- iPhone 3Gの導入により,日本のスマートフォン市場は活性化している。
- SCEのライバルであるアップル社は「iPhone」用の安価なゲームを数多く提供している。
- スマートフォンブームはアップル社の「iPhone(アイフォーン)」から始まった。
- 「iPhone」は基本ソフトにiOSを使っている。
- タッチパネル式携帯電話「iPhone」とタブレット型コンピュータ「iPad」はともにヒット商品となった。
- ソフトバンクとauがiPhone 4Sの顧客争奪
- アップル社の待望のスマートフォン「iPhone 4S」が10月14日に発売された。
- IPhone_8_Plusのページへのリンク