ウォレット
英語:wallet
ウォレットとは、財布や小銭入れといった意味を持つ英語である。現代では、物理的な財布だけでなく、デジタルな形での財布、つまり電子マネーや仮想通貨を管理するためのアプリケーションやサービスもウォレットと呼ばれる。物理的なウォレットは、紙幣や硬貨、クレジットカードなどを保管・携行するための道具である。一方、デジタルウォレットは、電子マネーや仮想通貨の管理、決済、送金などを行うためのツールである。例えば、スマートフォンにインストールされたアプリケーションや、ウェブ上のサービスがこれに該当する。
wallet
「wallet」とは・「wallet」の意味
「wallet」は、英語で財布や小さな手提げ袋を意味する言葉である。主に紙幣やコイン、クレジットカードなどの金銭を収納し、持ち運ぶために使用される。素材やデザインは様々であり、革製や布製のものが一般的である。また、財布の形状や機能も多種多様で、二つ折りや三つ折り、長財布などが存在する。「wallet」の語源・由来
「wallet」は、ゲルマン祖語の「*wal- 」(巻く、包む)という動詞に由来する。時代を経て中世英語で「walet」となり、その後現代英語の「wallet」に変化した。元々は、布や皮で作られた袋状のもので、金銭や貴重品を包んで持ち運ぶために使用されていた。「Wallet(アプリ)」とは
「Wallet(アプリ)」は、スマートフォンやタブレットなどのデバイス上で利用できる電子財布アプリケーションである。例えば、iPhoneに標準搭載されている「Apple Wallet」は、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカード、ポイントカード、航空券、映画チケットなどをデジタル化し、一つのアプリで管理できるようになっている。これにより、物理的な財布の持ち運びが不要になり、スマートフォンだけで支払いやチケットの提示が可能となる。「wallet」を含むその他の用語の解説
「ウォレット機能」とは
「ウォレット機能」とは、主にスマートフォンやタブレットなどのデバイスに搭載されている、電子財布や電子チケットなどを管理する機能のことである。ウォレット機能を利用することで、クレジットカードやポイントカード、航空券、映画チケットなどをデジタル化し、一つのアプリで管理することができる。これにより、物理的な財布やチケットの持ち運びが不要になり、スマートフォンだけで支払いやチケットの提示が可能となる。「wallet」の使い方・例文
1. I left my wallet at home.(家に財布を忘れてしまった。) 2. She bought a new leather wallet.(彼女は新しい革製の財布を買った。) 3. My wallet is getting worn out.(私の財布がだんだんぼろぼろになってきている。) 4. He keeps his wallet in his back pocket.(彼は財布を後ろポケットに入れている。) 5. I found a wallet on the street.(道路で財布を見つけた。) 6. My wallet was stolen while I was traveling.(旅行中に財布を盗まれた。) 7. She has a wallet full of credit cards.(彼女はクレジットカードがたくさん入った財布を持っている。) 8. I need to get a smaller wallet for my new bag.(新しいバッグに合わせて、小さな財布を手に入れる必要がある。) 9. He always carries a wallet with his ID and cash.(彼はいつも身分証明書と現金が入った財布を持ち歩いている。) 10. I added my credit card to my digital wallet.(デジタルウォレットにクレジットカードを追加した。)ウォレット【wallet】
読み方:うぉれっと
3 仮想通貨の秘密鍵を管理するソフトウエアなど。→ソフトウエアウォレット →ハードウエアウォレット
ワレット【wallet】
読み方:われっと
ワーレット【wallet】
読み方:わーれっと
ウォレット
ウォレットとは、英語で「財布」「札入れ」という意味の語である。IT用語としては、オンラインバンキングや仮想通貨、暗号通貨の分野において、資産を保管しておく仮想的・概念的な場所という意味で用いられる。
暗号通貨の分野ではウォレットは「ホットウォレット」と「コールドウォレット」に大きく2分される。ホットウォレットはインターネットに常時接続された状態で扱われるウォレットのことである。いつでも迅速にアクセスできるが、常に第三者による不正アクセスの標的となり得る危険にさらされてもいる。コールドウォレットは利用時以外はインターネットから切り離して管理する方式のウォレットのことである。不正アクセスの標的となる懸念は大幅に抑えられるが、いちいちインターネットに接続する手間を踏む必要があるという面倒さを伴う。
Wallet
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/09 02:48 UTC 版)
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別名 | Passbook (2012年 - 2015年) |
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開発元 | Apple |
対応OS | iOS、watchOS |
サポート状況 | サポート中 |
種別 | モバイルアプリケーション |
公式サイト | www |
Apple Wallet(アップル ウォレット、通称: ウォレット、旧称: Passbook)とは、クーポン、搭乗券、学生証、イベント・映画入場券、公共交通機関の乗車券、ショップカード、そしてiOS 8.1からはApple Payを介してクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、ポイントカードを利用するためのiOS/watchOS用モバイルアプリケーションである[1][2]。
概要

Appleが開発し、2012年6月11日開催の2012 Worldwide Developers Conferenceで発表され[3]、同年9月19日にiOS 6と同時にリリースされた。iOS 9でApple PayとPassbookが統合したWalletアプリに移行し、Passbookは廃止された。Walletは、Appleが開発したクレジットカード「Apple Card」や車のキーの利用のためのアプリでもある。
Walletが利用できる場合、ウェブサイトやQRコード付きの印刷物に「Appleウォレットに追加」のバッジが表示されている場合もある。
沿革
Passbookが最初に発表されたのは2012年6月11日のことである[4]。2015年6月のWWDCで「Wallet」への名称変更が発表され、同年9月16日にiOS 9がリリースされるまでの3年3か月5日の間、「Passbook」という名称が使われていた[5][6]。日本語環境では2021年9月リリースのiOS 15以降、「ウォレット」の表記となっている。
2016年9月に発売のiPhone 7やApple Watch Series 2が国内モデル限定でFeliCaに対応したことで、これ以降日本国内でも各種カードがWalletに対応した(一部カードはより新しいモデルのiPhoneやApple Watchが必要)。
機能

Walletには、Aztec、PDF417、QRコードが表示される。iOS 9からはCODE128も表示されるようになった[7]。各デジタルクーポンまたはチケットは「パス」でまとめて表示される[8]。ユーザーが初めてWalletを起動すると、簡単な紹介画面が表示される。App StoreではWallet対応アプリを探すことができる。パスは、Safari経由でオンラインで配布したり、電子メールでユーザーに送信したり、カメラでスキャンして追加することも可能。
パスはiCloudを使ってiOS端末間で同期され、OS X 10.8.2以降ではiOS端末に送信するオープニングパスにも対応している。iOS 6以降を搭載のiPhoneとiPod touchで利用可能(iPadは非対応)[9]。
Walletには以下のような特徴がある。
- Aztec、PDF417、QRタイプの2次元バーコードを、iOS 9以降ではCODE128タイプの1次元バーコードを表示する。これらの表示中は画面が明るくなる。
- 位置によって自動的に起動される。各パスには最大10か所追加することができる。GPS座標(経度、緯度、高度)および/またはiBeacon UUIDとして位置をプログラムする。
- NFC機能が有効化されたパスの保存。
- パスの時刻によって自動的に起動する。
- パスのローカライゼーション。パスごとに最大35か国語をWalletに保存することができる[10]。
- パスの変更は、パス発行元がApple Push Notification Serviceを通してプッシュすることも、ユーザー自身が手動でアップデートすることもできる。
サードパーティの開発者の中には、Pass2U WalletやPassWallet for Android、BlackBerryなど、他のオペレーティングシステム向けに同様のアプリを作成しているところもあり、Walletパスのインポートと表示に対応している。Windows Phone 8.1では、Appleのパス形式にも対応している[11]。また、パスの発行元によっては、ウェブブラウザからの閲覧にも対応している。
エコシステム
パスはパッケージとして作成されるため、より大きなエコシステムに存在している。パッケージはパスのテンプレートで、関連データと秘密鍵とともにパスの署名者と一緒に作成される。PassKit APIを使用していつでも更新することができ、iOSアプリはWalletに保存されたパスと直接やりとりすることができる[12]。
2014年後半には、iBeacon無線ジオフェンスを利用した既知の最初の実装が、米国の小売店で登場し始めた。iBeaconにより小売店は、Bluetooth範囲内のスマートフォンのロック画面に通知を出すことができる[13]。
2015年、Walletに保存しているポイントカードをNFC経由でPOS端末に提示する機能を取り入れた[14]。
Apple Pay
米国では、iOS 9リリース時から利用できたが、日本でのサービス開始はiOS 10.1以降である。
交通系ICカード
交通系ICカードはWalletから新規発行するほか、手持ちのプラスチックカードから転送(移行)することも可能。駅の改札でFace IDやTouch ID不要で使用できるエクスプレスカード機能に対応している。この設定でiPhone XS以降では、バッテリー残量がなくなった後も最長5時間までは[15]予備電力機能で改札を通過することができる。利用明細の確認、残高不足のリマインダーの設定も可能。
2016年10月25日、Suicaが利用可能となった。JR東日本からSuicaの管理、チャージ、定期券の購入ができるアプリがリリースされているが、Wallet内でチャージ、更新することもできる。2020年10月6日にはPASMO、2023年6月27日にはICOCAに対応した[16]。
電子マネー
日本では2021年10月21日に、nanacoとWAONが対応した。WAONアプリではご当地WAONの発行も可能。
ポイントカード
NFCを使用するポイントカードをWalletで利用することができる。日本ではd POINT CARDやPontaカードが対応している。例えばPontaカードでは、ローソンでのApple Pay決済時に自動でPontaカードも適用されるように設定することも可能。
Apple Account(カード)
Apple Account(旧称: Apple ID)の残高を管理するための仮想のアカウント残高カード(バーチャルカード)で、2022年5月にiOS 15.5で、日本では2023年10月23日にiOS 17で対応した。この残高はApple Store (オンライン含む)やiTunes Storeなどでの購入、アプリやApple Oneなどのサブスクリプションの支払いに使用できるものである。
これにより、Apple Gift Card(旧: iTunes Card)の使用以外にも、クレジットカードでのオートチャージの設定、日本ではセブン-イレブンやファミリーマートのレジでのバーコードを提示しての残高のチャージにも対応した(支払いは現金、nanacoやファミペイに対応)[17]。
ワクチン接種証明
iOS 15ではヘルスケアアプリを介し、COVID-19ワクチンの接種証明書を表示する機能が追加された[18]。
マイナンバーカード
2025年6月24日(予定)[19]から、マイナンバーカードを対面で提示するための表示機能、コンビニエンスストアのマルチコピー機での各種証明書類の発行や病院等でのマイナ保険証の利用のための電子証明書機能、マイナポータルなどのiOSアプリ上での認証機能などが利用可能となる。Apple Wallet上での身分証明書機能の提供はアメリカ合衆国外では初の試みである[20][21][22]。
なお、iPhoneのマイナンバーカードに対応するマイナンバーカード対面確認アプリは7月中にリリース予定とされている。
脚注
出典
- ^ “Wallet” (英語). Apple Developer. 2020年8月4日閲覧。
- ^ “Apple ウォレットに搭乗券、チケット、その他のパスを追加して使用・共有する”. Apple サポート (2024年4月24日). 2024年10月22日閲覧。
- ^ Trew, James (2012年6月11日). “Apple unveils iOS 6 at WWDC, launch apps with Siri, Facebook integration, Maps”. Engadget. AOL. 2012年9月22日閲覧。
- ^ Trew, James (2012年6月11日). “Apple unveils iOS 6 at WWDC, launch apps with Siri, Facebook integration, Maps”. Engadget. AOL. 2012年9月22日閲覧。
- ^ Brandom, Russell (2015年9月9日). “iOS 9 will be released on September 16th”. The Verge. Vox Media. 2016年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月10日閲覧。
- ^ “Apple replaces Passbook with Wallet as Apple Pay expands to U.K.” (英語). Macworld (2015年6月8日). 2020年8月4日閲覧。
- ^ “What's new with Passbook/Wallet - PassSource - Create passes for Apple Wallet (formerly Passbook) and manage your own custom iOS passes for Pass Kit for your business for free for iPhone and Apple Watch using PassSource”. www.passsource.com. 2020年8月4日閲覧。
- ^ “Apple Passbook and its potential impact on the travel industry”. Phocuswire. (2012年6月19日)
- ^ “iOS What's New: Passbook”. Apple. 2012年9月26日閲覧。
- ^ “PassLocales”. 2014年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月4日閲覧。
- ^ “Apple's Passbook passes are being used by Windows Phone 8.1 and Microsoft Wallet”. iMore (2014年4月14日). 2020年8月4日閲覧。
- ^ “Apple Developer Documentation”. developer.apple.com. 2020年8月4日閲覧。
- ^ “Beacon marketers have new ways around app download requirement - Marketing Land” (英語). Marketing Land. (2016年4月19日) 2018年4月16日閲覧。
- ^ Caldwell, Serenity. “How to use rewards cards with Apple Pay and the Wallet app” (英語). iMore 2018年4月16日閲覧。
- ^ “iPhoneの電源が切れていてもSuicaは使えますか?”. Suica Apple Pay よくあるご質問. 2024年10月21日閲覧。
- ^ “PASMOがApple Payに対応 iPhoneで支払いや定期券購入”. 日本経済新聞 電子版. 2020年10月6日閲覧。
- ^ “レジで直接・簡単に!Apple Accountへのチャージ~10月23日(月)より全国のセブン‐イレブンでサービス開始~”. セブン‐イレブン. 2024年10月21日閲覧。
- ^ “COVID-19 のワクチン接種の情報を Apple ウォレットやヘルスケア App に追加する”. 2022年5月8日閲覧。
- ^ デジタル庁. “2025年6月24日から「iPhoneのマイナンバーカード」を開始予定です | iPhoneのマイナンバーカード”. デジタル庁 ウェブサービス・アプリケーション. 2025年6月9日閲覧。
- ^ “Apple、日本でのAppleウォレットの身分証明書機能の展開を発表、米国外で初”. Apple Newsroom (日本). 2025年2月26日閲覧。
- ^ デジタル庁 (2024年5月31日). “マイナンバーカード機能のiPhoneへの搭載について|デジタル庁”. www.digital.go.jp. 2025年2月26日閲覧。
- ^ “Apple、日本でのAppleウォレットの身分証明書機能の展開を発表、米国外で初”. Apple Newsroom (日本). 2025年2月26日閲覧。
関連項目
Wallet
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 14:30 UTC 版)
普通預金。口座開設にあたってキャッシュカードは発行されない。口座の入出金はセブン銀行のATMにおいてスマートフォンを使って行う。 JCBのバーチャルデビットカードが付帯している。
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