ウェブマネートランスファーとは? わかりやすく解説

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ウェブマネートランスファー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/31 01:26 UTC 版)

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WM Transfer Ltd.
事業分野 決済サービスプロバイダ
設立 1998年
本社 ロシアモスクワ[1]
ウェブサイト 公式ホームページ (英語)
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ウェブマネートランスファーは、1998年にロシアで設立されたオンライン決済サービスを提供する企業(WM Transfer Ltd.)、また同社が提供するオンライン決済サービスの名称(WebMoney Transfer)である。

オンライン決済サービス

WebMoney Transfer(単にWebMoneyと表記することもある)は、ロシアで主要な決済サービスプロバイダのひとつである[2][3][4][5]。ロシアやEUなどで利用することができるが、アメリカ合衆国カナダなどでは利用することができない[6]

エスクロー方式での商取引を含め、P2Pでの決済に利用される[7]。送金手数料は50ユーロを上限として、取引金額の0.8%である[7]。受け取りは無料である。

1998年11月、アメリカドル建てでの送金システムとしてロシアで創始された。時は折しも、1998年のロシア財政危機の結果、ロシアの通貨ルーブルが下落し、ロシア国内でアメリカドルの流通が増大していた頃であった[8]

2016年7月現在、WM Transfer社は世界で3000万人の登録者数と10万店以上の利用可能な店舗があると公表している[7][9]

通貨

全ての「財布」アカウントには、 (WMG)、USドル (WMZ)、ルーブル (WMR)、ユーロ (WME)、そしてフリヴニャ (WMU)として預金できる。アカウントの識別には、WM-IDと呼ばれる文字列が使われる。ただし、取引先へ匿名での送金も可能である。

一部の国では「WMカード」を購入することでアカウントの残高を増やすことができる。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Company Overview of WM Transfer Ltd.”. Bloomberg News. 2019年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月4日閲覧。
  2. ^ TNS Studies the Popularity of E-Money in Russia”. Yandex.Money (2014年5月29日). 2018年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月28日閲覧。
  3. ^ WebMoney Europe: We are not just an e-wallet, we create the environment for doing business online”. Banks.eu. 2016年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月18日閲覧。
  4. ^ Exclusive Interview: Vladimir Sharko, Director, International Business Development, WebMoney Transfer” (英語). The Paypers. 2016年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月9日閲覧。
  5. ^ WebMoney Owner and Administrator” (英語). WebMoney. 2018年2月9日閲覧。
  6. ^ wmtransfer.com / Legal Information / Transfer”. www.wmtransfer.com. 2020年5月8日閲覧。
  7. ^ a b c eWallets: the future of digital money?”. Odgers Berndtson. 2018年2月9日閲覧。
  8. ^ Mullan, Philip Carl (2014). WebMoney Transfer. Palgrave Macmillan. ISBN 9781137382559 
  9. ^ WebMoney Statistics” (英語). WebMoney. 2018年2月9日閲覧。

関連項目

外部リンク




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