iPad (第5世代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/28 07:19 UTC 版)
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製造元 | Apple |
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種別 | タブレット型メディアプレーヤー/コンピュータ |
世代 | 第5世代 |
OS | iOS 10.2.1(初期搭載)→iPadOS 16.7.10(iPadOS 17非対応) |
CPU | Apple A9 system-on-a-chip 2コア 2.23GHz 64ビットアーキテクチャ |
メモリ | 2GB (LPDDR4) |
ストレージ |
フラッシュメモリ 32, 128 GB |
ディスプレイ | 画面解像度: QXGA (2048x1536 px) (264 ppi), 4:3 アスペクト比, LEDバックライト IPS LCD display |
グラフィック | PowerVR GT7600 6コア |
入力機器 | マルチタッチタッチスクリーンディスプレイ, ヘッドセットコントロール, 近接センサーとローキー照明センサー, 3軸加速度計, デジタルコンパス[1], Touch ID |
デジタルカメラ |
バックカメラ:HDビデオ撮影(1080p、最大30fps、オーディオ入り)静止画(5倍デジタルズーム、画素数は800万画素) フロントカメラ:HDビデオ撮影(720p、最大30fps、オーディオ入り)静止画(120万画素) |
外部接続 |
Wi-Fi (802.11a/b/g/n/ac、MIMO対応), Bluetooth 4.2, USB 2.0/lightningコネクタ Wi-Fi + Cellular モデルは以下も含む:LTE (Bands 1,2,3,4,5,7,8,12, 13,17,18,19,20,25,26, 28, 39, 40,41) A1476:LTE (Bands 1,2,3,5,7,8,18,19,20,38,39,40) ※データのみ[1] |
電源 |
3.75V,32.4Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー 最長10時間のバッテリー駆動 |
サイズ |
240mm (h) 169.5mm (w) 7.5mm (d) |
重量 |
Wi-Fiモデル: 469g Wi-Fi + Cellularモデル: 478g |
前世代ハード | iPad (第4世代) |
次世代ハード | iPad (第6世代) |
関連商品 | iPod touch, iPhone |
ウェブサイト | www.apple.com/jp/ipad-9.7/ |
iPad(第5世代)は、Appleが開発、販売しているタブレット型コンピュータで、iPadシリーズの第5世代にあたる機種。従来販売されていたiPad Airシリーズとは別モデルである。
概要
2017年3月21日(米国時間)、iPad (第4世代)の後継機として発表された。Wi-Fiモデルは37,800円(税別)からと先代までのiPadモデルのなかで最も値段を抑えたモデルとなっていたことから企業や教育関係の導入に適したモデルとなっていた。12.9インチiPad Pro (第2世代)に搭載されているフルラミネーションディスプレイ、反射防止コーティング、ProMotion、広色域ディスプレイ、True Toneなどの液晶関連の機能、コーティングは搭載されていない。また搭載されるチップもApple A9を搭載し、スペックはiPhone 6s/6s Plusと同等となっている。前世代までのiPad及び第2世代のiPad Proに搭載されていたAUXは搭載されていない。64ビットアーキテクチャで、モーションコプロセッサーのM9が内包されている。iPad Air (第1世代)とサイズと重量が同じで、iPad Air 2より重く厚みが増した。旧モデルのiPadモデルよりもはるかに高速であり、価格とバッテリ寿命についても肯定的な評価を受けたことで、性能に関して高い評価を受けている。しかし、上述のディスプレイ関連の技術、Apple Pencilとスマートコネクタを介した接続可能なキーボードがサポートされないという批判があった。米国での導入価格は、教育業界でのタブレットの普及を促進するための努力だけでなく、安価なタブレットを必要としている企業にとって価格が最も低いiPadであることをメディアは指摘している。2018年3月27日(米国時間)、iPad (第6世代)の登場とともに、販売は終了した。
2023年6月6日にWWDC23により発表されたiPadOS 17では、9.7インチiPad Pro/12.9インチiPad Pro (第1世代)と共にサポート対象外となった。
機能と性能
フルラミネーションディスプレイ、反射防止コーティング、ProMotion、広色域ディスプレイ、True Toneといった液晶関連の機能が非搭載とはいえ従来のiPad (第4世代)及びiPad Air 2よりも処理速度は向上しておりApple A8を搭載したデバイスとの比較ではCPU処理能力が70%速くグラフィックスが90%高速になっている。Apple Pencil、Smart Keyboardといったアクセサリには非対応である。Touch IDにはiPad Air 2 と同じ第1世代の指紋認証センサーが搭載されている。スピーカーもiPad Air 2などと同じ2つ(ステレオスピーカー)搭載。カメラは背面が8メガピクセル、前面は1.2メガピクセル。Wi-Fiは従来モデルと同様に802.11a/b/g/n/ac, MIMOに対応、802.11acでの接続時は最大866Mbpsである。LTEも広範囲な周波数帯に対応している。
キャリア
ソフトバンク[2]、au[3]、docomo[4]も販売した。
iPadモデルの変遷
(横スクロールできる画像です)

出典
- ^ a b “アップル - iPad 仕様”. Apple (March 22, 2017). 2017年3月22日閲覧。
- ^ “ソフトバンク”、iPhone 7とiPhone 7 Plusの(PRODUCT)RED Special Editionと新しい9.7インチiPadを取り扱い開始
- ^ au、「iPhone 7」、「iPhone 7 Plus」の新色 (PRODUCT) RED (TM) および、新しい「iPad」に関するお知らせ
- ^ ドコモからのお知らせ: iPhone 7とiPhone 7 Plusの新色(PRODUCT)RED Special Editionおよび新しい9.7インチiPadに関するお知らせ
外部リンク
先代 iPad (第4世代) |
iPad 第5世代 |
次代 iPad (第6世代) |
「iPad (第5世代)」の例文・使い方・用例・文例
- アップルのiPadが発表される
- 1月27日,アップル社はサンフランシスコでの記者会見で新しいタブレット型コンピュータ「iPad(アイパッド)」を発表した。
- iPadは厚さが約1.3センチ,重さが約680グラムだ。
- ユーザーはタッチパネルでiPadを簡単に操作することができ,インターネットや写真,ビデオ,音楽,ゲームを楽しんだり,電子メールを送ったりできる。
- アップルはまた,iPadで電子書籍を買って読むことができるようになる新しいアプリケーション「iBooks(アイブックス)」も発表した。
- iPadは3月下旬に世界中で発売される。
- アップルの最高経営責任者(CEO)であるスティーブ・ジョブズ氏は記者会見で,「iPadは我々の最も進んだ技術を反映した魔法のようで革新的な機器であり,驚きの価格で提供されます。」と語った。
- iPadが日本の電子書籍市場を活性化へ
- 5月28日,アップルのiPad(アイパッド)が日本,英国,オーストラリアなど9か国で発売された。
- アップルによると,iPadは4月3日の米国での発売から60日間で200万台以上が売れた。
- iPadの特徴の1つはその電子書籍リーダー機能だ。
- 米国では,iPadとアマゾン・ドット・コムの電子書籍端末「キンドル」が電子書籍市場を活気づけている。
- 同社はまた,iPad向けにキンドルのアプリケーションを無償提供し始めた。
- iPadの大型画面は雑誌や漫画を表示するのに適していることから,日本の一部ファッション誌はiPad版の制作を開始した。
- iPadの発売によって日本の電子書籍市場が活性化しそうだ。
- iPad(アイパッド)
- アップル社のiPadは5月の発売後すぐにタブレット型コンピュータ市場を独占した。
- iPadは持ち運べて,どこでも使える。
- ユーザーはiPadで電子書籍を読むことができるため,iPadは電子書籍市場を活性化させている。
- タッチパネル式携帯電話「iPhone」とタブレット型コンピュータ「iPad」はともにヒット商品となった。
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