メサ_(アリゾナ州)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > メサ_(アリゾナ州)の意味・解説 

メサ (アリゾナ州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 23:53 UTC 版)

メサ
City of Mesa

メサ・シティホール
市旗
位置

マリコパ郡内の位置
座標 : 北緯33度24分40秒 西経111度44分47秒 / 北緯33.41111度 西経111.74639度 / 33.41111; -111.74639
行政
アメリカ合衆国
  アリゾナ州
  マリコパ郡
 市 メサ
市長 John Giles
地理
面積  
  市域 324.2 km2
    陸上   323.7 km2
    水面   0.6 km2
標高 378 m
人口
人口 (2020年現在)
  市域 504,258人
  備考 [1]
その他
等時帯 山岳部標準時 (UTC-7)
公式ウェブサイト : http://www.ci.mesa.az.us/cityhome/default.asp
メサ・芸術センター
ダウンタウン・メサ

メサ(Mesa)は、アメリカ合衆国アリゾナ州マリコパ郡にある都市。州都フェニックス東方に位置している。 人口は50万5248人(2020年)。成長著しい大都市フェニックスの郊外都市であり、テキサス州アーリントンなどと並んで、ブーンバーブと呼ばれる、20世紀後半以降の同国の人口動態を象徴する大型衛星都市のひとつとして挙げられる[2]

この地域に住んでいたネイティブ・アメリカン、ピーマ族の言語ではモーミル(Mo:mli)という。1878年にモルモン教徒が入植し町づくりが始まった。現在でもモルモン教徒が市の人口の約1割を占めている。市名はこの周辺のメサと呼ばれる地形に由来しており、モルモン教徒によってつけられた。

歴史

1世紀頃、この地域には先住民のホホカム族(Hohokam)が住みつくようになった。ホホカム族はピーマ族の祖先であると言われている。彼らはこの砂漠の地に運河を建設した。

その後この一帯はネイティブ・アメリカンのみが住む地であったが、19世紀に入ると入植者がやってきた。1865年、現在のメサ市中央部を南北に通っているバル・ビスタ通り(Val Vista Road)のあたりにメアリービル(Maryville)という入植地が建設された。やがてメアリービルが廃れたが、1877年にはモルモン教徒が現在のメサ市北西部にレヒ(Lehi)という入植地を建設した。翌1878年にはユタ州アイダホ州から85人のモルモン教徒一行がレヒにやってきた。彼らはレヒにはとどまらず、その南に移ってホホカム族の運河を埋め、メサの町を創設した。

1970年代までは、メサはフェニックスの東にある小さな町に過ぎなかった。1980年の国勢調査時にはメサは全米100位以内にも入っていなかった(ちなみに100位はロードアイランド州プロビデンス、人口156,804人)。しかし1980年代以降、フェニックス都市圏の拡大に伴ってメサは郊外都市として急成長した。人口は1990年に28万8091人、2000年に39万6375人、2010年に43万9041人、2020年に50万4258人とハイペースで増加した。

地理と都市概観

メサは北緯33度24分40秒 西経111度44分47秒 / 北緯33.41111度 西経111.74639度 / 33.41111; -111.74639(33.411199, -111.746438)に位置している。市の標高は378mである。市はフェニックスの東郊約25kmのメサと呼ばれる台地の上に広がっている。そのため、フェニックスよりも標高が30mほど高くなっている。

メサには明確なダウンタウンはなく、市のほぼ全域が低層の建物からなる住宅地である。また、他都市に見られるような「住み分け」もメサではあまり見られず、低所得者層のトレーラーハウス群の近隣に高級住宅が建っていることも珍しくない。

アメリカ合衆国統計局によると、メサ市は総面積324.2km²(125.2mi²)である。lこのうち323.7km²(125.0mi²)が陸地で0.6km²(0.2mi²)が水域である。総面積の0.16%が水域となっている。

交通

人口動勢

以下は2004年の推計を基にした人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 447,845人
  • 世帯数: 146,643世帯
  • 家族数: 99,863家族
  • 人口密度: 1,224.4人/km²(3,171.3人/mi²)
  • 住居数: 175,701軒
  • 住居密度: 542.8軒/km²(1,405.7軒/mi²)

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 27.3%
  • 18-24歳: 11.2%
  • 25-44歳: 29.7%
  • 45-64歳: 18.4%
  • 65歳以上: 13.3%
  • 年齢の中央値: 32歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 98.2
    • 18歳以上: 95.6

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 33.4%
  • 結婚・同居している夫婦: 52.7%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 10.6%
  • 非家族世帯: 31.9%
  • 単身世帯: 24.2%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 9.1%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.68人
    • 家族: 3.20人

姉妹都市

メサは以下の5都市と姉妹都市提携を結んでいる。

関連項目

脚注

出典

  1. ^ CENSUS QUICK FACTS”. 2023年8月10日閲覧。
  2. ^ Boomburbs; Smart Growth at the Fringe? p.2. Metropolitan Institute at Virginia Tech. 2005年1月29日.
  3. ^ DATA USA/MESA AZ”. 2023年8月11日閲覧。
  4. ^ "【1月20日】1980年(昭55)大洋初の海外キャンプ のり300帖に梅干36キロ持参". Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社. 20 January 2008. 2012年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月15日閲覧

外部リンク


「メサ (アリゾナ州)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「メサ_(アリゾナ州)」の関連用語

メサ_(アリゾナ州)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



メサ_(アリゾナ州)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのメサ (アリゾナ州) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS