ウィチタ_(カンザス州)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ウィチタ_(カンザス州)の意味・解説 

ウィチタ

(ウィチタ_(カンザス州) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 23:29 UTC 版)

ウィチタ市
City of Wichita

ダウンタウン
市旗
愛称 : The Air Capital Of The World
位置

セジウィック郡内の位置
位置
ウィチタ (アメリカ合衆国)
ウィチタ (カンザス州)
座標 : 北緯37度41分20秒 西経97度20分10秒 / 北緯37.68889度 西経97.33611度 / 37.68889; -97.33611
歴史
市制 1870年7月21日
行政
アメリカ合衆国
   カンザス州
  セジウィック郡
 市 ウィチタ市
市長 リリー・ウー (リバタニアン党(アメリカ))
地理
面積  
  市域 359.8 km2 (138.9 mi2)
    陸上   351.6 km2 (135.8 mi2)
    水面   8.2 km2 (3.2 mi2)
      水面面積比率     2.28%
標高 396 m (1,299 ft)
人口
人口 (2020年現在)
  市域 397,532人
その他
等時帯 中部標準時 (UTC-6)
夏時間 中部夏時間 (UTC-5)
ZIP Codes 67201-67221, 67223, 67226-67228, 67230, 67232, 67235, 67260, 67275-67278
市外局番 316
公式ウェブサイト : www.wichita.gov

ウィチタWichita)は、アメリカ合衆国カンザス州の都市。セジウィック郡の郡庁所在地である。人口は39万7532人(2020年)で、州内最大である。アーカンザス川の水運と鉄道や幹線道路などが通り、古くから交通の要所として栄えた。また、家畜農産物の集散地として発展し、食品加工工場が多い。その他の特徴的な産業として、航空機で特に民間向け小型航空機の製造が盛んである。油井があり、原油も産出する。

地理

ウィチタは北緯37度41分20秒、西経97度20分10秒 (37.688848, -97.336226)[1]に位置している。約220キロメートル北東に州都トピカ、約250キロメートル南にオクラホマシティがある。

アメリカ合衆国統計局によると、この都市は総面積359.8平方キロメートル(138.9平方マイル)である。このうち351.6平方キロメートル(135.8平方マイル)が陸地で8.2平方キロメートル(3.2平方マイル)が水地域である。総面積の2.28パーセントが水地域となっている。

人口動勢

2000年国勢調査[2]で、この都市は人口344,284人、139,087世帯、及び87,763家族が暮らしている。人口密度は979.2平方キロメートル(2,536.1平方マイル)である。432.7平方キロメートル(1,120.6平方マイル)の平均的な密度に152,119軒の住宅が建っている。この都市の人種的な構成は白人75.20%、アフリカン・アメリカン11.42%、先住民1.16%、アジア3.96%、太平洋諸島系0.06%、その他の人種5.10%、及び混血3.10%である。ここの人口の9.62%はヒスパニックまたはラテン系である。

139,087世帯のうち32.1パーセントが18歳未満の子供と一緒に生活しており、47.3パーセントは結婚して共に生活している。11.6パーセントは未婚の女性が世帯主であり、36.9パーセントは結婚していない。31.2パーセントは1人以上の独身の居住者が住んでおり、9.3パーセントは65歳以上で独身である。1世帯の平均人数は2.44人であり、結婚している家庭の場合は3.10人である。

この都市内の住民は27.1パーセントが18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が10.1パーセント、25歳以上44歳以下が30.7パーセント、45歳以上64歳以下が20.2パーセント、及び65歳以上が11.9パーセントに渡っている。中央値年齢は33歳で、女性100人ごとに対して男性は97.1人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は94.6人である。

この都市の世帯ごとの平均的な収入は39,939米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は49,247米ドルである。男性は36,457米ドルに対して女性は25,844米ドルの平均的な収入がある。この都市の一人当たりの収入は20,647米ドルである。人口の11.2パーセント及び家族の8.4パーセントは貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の14.4パーセント及び65歳以上の7.6パーセントは貧困線以下の生活を送っている。

航空機産業

20世紀にクライド・セスナやウオルター・ビーチなどの航空機界のパイオニア達は、ウィチタが「世界における空の都」として確立することにつながる事業を始めた。ステアマン・エアクラフトセスナ社、ムーニー社及びホーカー・ビーチクラフト社などの航空機製造会社は全て1920年代後半から1930年代前半にウィチタで設立された。セスナ社とホーカー・ビーチクラフト社は今日もウィチタに本社に残しており、リアジェット社とスピリット・エアロ・システムズ社と共に、そしてエアバス社とボーイング社の両方がウィチタで従業員を雇用している。

交通

教育

  • ウィチタ州立大学

文化

ウィチタはこの地域一帯の文化・メディアの中心である。

美術

ウィチタにはいくつかの美術館があるが、その中でも最大のものはウィチタ美術館である。所蔵品はアメリカのプレートプレーンズ地区の作品を中心に、8,000点を誇る[3]

姉妹都市

ウィチタは全米国際姉妹都市協会によって指定された、5つの姉妹都市と提携している。

ウィチタ出身の著名人

脚注

出典

  1. ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990, United States Census Bureau, (2011-02-12), http://www.census.gov/geo/www/gazetteer/gazette.html 2011年4月23日閲覧。 
  2. ^ American FactFinder, United States Census Bureau, http://factfinder.census.gov 2008年1月31日閲覧。 
  3. ^ skyticketカンザス州ウィチタ観光8選スカイチケット 2019年2月19日更新 2020年2月4日閲覧

外部リンク


「ウィチタ (カンザス州)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウィチタ_(カンザス州)」の関連用語

ウィチタ_(カンザス州)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウィチタ_(カンザス州)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウィチタ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS