ウェスト・コースト・コンピュータ・フェア
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ウェスト・コースト・コンピュータ・フェア(英語: West Coast Computer Faire; WCCF)とは、かつてサンフランシスコを中心に年次開催されていたコンピュータ産業の会議および見本市。最初の開催は1977年にジム・ウォーレンとボブ・レーリングによって計画された。当時としては世界で最も大規模なコンピュータ見本市で、家庭へのパーソナルコンピュータの普及を意図したものであった。ウェストコーストPCフェア (West Coast PC Faire) はより特化した見本市として実施された。しかし、Appleが同じPCベースの見本市であるCOMDEX以外での出展は断るようになり、ウェスト・コースト・コンピュータ・フェアへの出展も切り上げた。1983年、ウォーレンは見本市の権利を300万ドルでプレンティス・ホールに売却し、後にインターフェース・グループやCOMDEXのオーナーであるシェルドン・アデルソンに売却された。1991年までに計16回の見本市が開催された。ウォーレンが見本市を売却した後、数年の興隆を経てすぐに衰退した。
- ^ Walter Isaacson: Steve Jobs, Chapter Six – "The Apple II" pp. 144. Simon & Schuster (October 24, 2011) ISBN 1-4516-4855-3
- ^ 富田, 倫生『パソコン創世記 [The Book of Personal Computer Genesis]』旺文社、1985年。ISBN 401009897X 。
- 1 ウェスト・コースト・コンピュータ・フェアとは
- 2 ウェスト・コースト・コンピュータ・フェアの概要
- 3 外部リンク
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