Osborne 1
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Osborne 1(おずぼーんわん)は、オズボーン・コンピュータが1981年4月3日にリリースし商業的に成功した最初の持ち運び可能な「オールインワン」マイクロコンピュータである[1]。重量は10.7kgで、価格は1795USドル[2]。オペレーティングシステムとしては当時人気のあった CP/M 2.2 が動作。OS以外のソフトウェアも多数バンドルしており、それらを別々に買うと総額がマシン本体と同程度になる。このような販売手法は他のCP/Mコンピュータ業者も追随することになった。
- ^ Horn, Leslie (2011年4月4日). “First Portable Computer Debuted 30 Years Ago”. PC Magazine 2011年4月20日閲覧。
- ^ a b c Fallows, James (1982年7月). “Living With a Computer”. Atlantic Magazine. 2010年5月21日閲覧。
- ^ “Xerox NoteTaker”. Computer History. 2010年5月21日閲覧。
- ^ a b c d “Osborne 1”. OldComputers.net. 2010年5月21日閲覧。
- ^ “Computers: Carry Along, Punch In, Read Out”. Time (Time Inc.). (1982年6月21日) 2011年4月3日閲覧。
- ^ McCracken, Harry (2011年4月1日). “Osborne!”. Technologizer. 2011年4月3日閲覧。
- ^ a b Grzanka, Leonard G. (January 1984). Requiem for a Pioneer. Portable Computer.
- ^ Rothman, David H. (1985). The Silicon Jungle. New York: Ballantine Books. p. 33. ISBN 0-345-32063-8
- ^ “The Portable Companion”. 2009年8月1日閲覧。
- ^ Lee Felsenstein (2009-02-12) (email to PBA Galleries ed.).
- ^ a b c d e f g h Hogan, Thom (1982). Osborne 1 Technical Manual. Mike Iannamico (2F00153-01 ed.). Osborne Computer Corporation
- ^ Draw Cards Using MBASIC. The Portable Companion. (August/September 1982). ISSN 0732-7501.
- 1 Osborne 1とは
- 2 Osborne 1の概要
- 3 ゲーム
Osborne 1
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「オズボーン・コンピュータ」の記事における「Osborne 1」の解説
詳細は「Osborne 1」を参照 アダム・オズボーンは、経営していたコンピュータ関連の本の出版社を1979年にマグロウヒルに売却し、ソフトウェアをバンドルした安価なポータブルコンピュータを販売することを決め、その設計のためにリー・フェルゼンスタインを雇用した。 完成したOsborne 1は、1行に52文字表示可能な5インチディスプレイ、フロッピーディスクドライブが2台、Z80マイクロプロセッサ、64キロバイトのRAMを有し、飛行機の座席の下に収納することができ、落としても壊れにくい。オペレーティングシステムとしてCP/Mがインストールされ、プログラミング言語BASIC、ワープロソフトWordStar、表計算ソフトSuperCalcなどのソフトウェアパッケージがバンドルされている。オズボーンは、彼が1981年1月に設立したオズボーン・コンピュータ社の株式を提供することにより、ソフトウェアの使用権を得た。例えば、WordStarの開発元のマイクロプロ・インターナショナル社は、オズボーン・コンピュータ社の株式75,000株と、WordStarがインストールされたOsborne 1の1台につき4.60ドルを受け取った。 他のベンチャー企業とは異なり、オズボーン・コンピュータ社は、会社を設立してすぐに最初の製品を出荷することができた。最初のOsborne 1は1981年7月に出荷された。Osborne 1が低価格で発売されたことから、それから数年間に発売された同様のコンピュータの価格も、それに影響されることとなった。初期に出荷された製品の障害率は10〜15%と高かったにもかかわらず、最初の8か月で1万1千台を販売し、店舗での入荷待ちが5万台にも達した。当初の事業計画では、製品のライフサイクル(英語版)全体で合計1万台の販売を予測していたが、実際にはピーク時には1か月で1万台を販売した。オズボーン社は、たった2人の従業員(オズボーンとフェルゼンスタイン)から、12か月で従業員3千人、収益73万ドルの企業に成長した。その急成長ぶりは、幹部が1週間のトレードショーに出かけている間に建物が増えていて、スタッフがどこにいるのかを探すのに苦労するほどだった。同社は1982年10月、アシュトンテイト社のdBASE IIのバンドル化を発表したが、これにより需要が急増して1日の生産台数が500台に達し、品質管理が著しく低下した。
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「Osborne 1」の例文・使い方・用例・文例
- 1歳の娘は英語を多少は話すことができます
- 午後10時ごろ帰って来ます
- 約1か月のあいだ雨が降った
- 4人横1列になって歩く
- 数字の13が不運をもたらすと信じるのはばかげている
- 「happy」という語ではアクセントは第1音節にある
- スペードの1
- 彼は最高のピアニストの1人だと認められている
- 100エーカーのコーヒー農園
- 一律10パーセントの賃上げ
- あの家は家族が1人増えた
- この切符は1枚で2人入れます
- 18歳未満の子どもはこの映画は見られません
- このホールは1,200人収容できる
- 科学的知識は16世紀以来大いに進歩してきた
- 医者は1週間の休養をとるようにと強く勧めた
- この夏は休暇を1週間とれそうだ
- 5時15分過ぎです
- その絵を買った10年後,それが偽物だとわかった
- さらに私はもう1つ問題をかかえている
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