Osborne_1とは? わかりやすく解説

Osborne 1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/19 05:30 UTC 版)

Osborne 1(おずぼーんわん)は、オズボーン・コンピュータ1981年4月3日にリリースし商業的に成功した最初の持ち運び可能な「オールインワン」マイクロコンピュータである[1]。重量は10.7kgで、価格は1795USドル[2]オペレーティングシステムとしては当時人気のあった CP/M 2.2 が動作。OS以外のソフトウェアも多数バンドルしており、それらを別々に買うと総額がマシン本体と同程度になる。このような販売手法は他のCP/Mコンピュータ業者も追随することになった。


  1. ^ Horn, Leslie (2011年4月4日). “First Portable Computer Debuted 30 Years Ago”. PC Magazine. http://www.pcmag.com/article2/0,2817,2383022,00.asp 2011年4月20日閲覧。 
  2. ^ a b c Fallows, James (1982年7月). “Living With a Computer”. Atlantic Magazine. 2010年5月21日閲覧。
  3. ^ Xerox NoteTaker”. Computer History. 2010年5月21日閲覧。
  4. ^ a b c d Osborne 1”. OldComputers.net. 2010年5月21日閲覧。
  5. ^ “Computers: Carry Along, Punch In, Read Out”. Time (Time Inc.). (1982年6月21日). http://www.time.com/time/printout/0,8816,925484,00.html 2011年4月3日閲覧。 
  6. ^ McCracken, Harry (2011年4月1日). “Osborne!”. Technologizer. 2011年4月3日閲覧。
  7. ^ a b Grzanka, Leonard G. (January 1984). Requiem for a Pioneer. Portable Computer. 
  8. ^ Rothman, David H. (1985). The Silicon Jungle. New York: Ballantine Books. p. 33. ISBN 0-345-32063-8 
  9. ^ The Portable Companion”. 2009年8月1日閲覧。
  10. ^ Lee Felsenstein (2009-02-12) (email to PBA Galleries ed.). 
  11. ^ a b c d e f g h Hogan, Thom (1982). Osborne 1 Technical Manual. Mike Iannamico (2F00153-01 ed.). Osborne Computer Corporation 
  12. ^ Draw Cards Using MBASIC. The Portable Companion. (August/September 1982). ISSN 0732-7501. 


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Osborne 1

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オズボーン・コンピュータ」の記事における「Osborne 1」の解説

詳細は「Osborne 1」を参照 アダム・オズボーンは、経営していたコンピュータ関連本の出版社を1979年マグロウヒル売却しソフトウェアバンドルした安価なポータブルコンピュータ販売することを決め、その設計のためにリー・フェルゼンスタイン雇用した完成したOsborne 1は、1行に52文字表示可能な5インチディスプレイ、フロッピーディスクドライブが2台、Z80マイクロプロセッサ64キロバイトRAM有し飛行機座席の下に収納することができ、落として壊れにくい。オペレーティングシステムとしてCP/Mインストールされ、プログラミング言語BASICワープロソフトWordStar表計算ソフトSuperCalcなどのソフトウェアパッケージバンドルされている。オズボーンは、彼が1981年1月設立したオズボーン・コンピュータ社の株式提供することにより、ソフトウェア使用権得た例えば、WordStar開発元のマイクロプロ・インターナショナル社は、オズボーン・コンピュータ社の株式75,000と、WordStarインストールされたOsborne 1の1台につき4.60ドル受け取った。 他のベンチャー企業とは異なりオズボーン・コンピュータ社は、会社設立してすぐに最初の製品出荷することができた。最初のOsborne 1は1981年7月出荷された。Osborne 1が低価格発売されたことから、それから数年間に発売され同様のコンピュータ価格も、それに影響されることとなった初期出荷され製品障害率は1015%と高かったにもかかわらず最初の8か月1万1千台を販売し店舗での入荷待ち5万台にも達した当初事業計画では、製品ライフサイクル英語版全体合計1万台の販売予測していたが、実際にピーク時には1か月1万台を販売したオズボーン社は、たった2人従業員オズボーンとフェルゼンスタイン)から、12か月従業員3千人収益73ドル企業成長した。その急成長ぶりは、幹部1週間トレードショーに出かけている間に建物増えていて、スタッフがどこにいるのかを探すのに苦労するほどだった。同社1982年10月アシュトンテイト社のdBASE IIバンドル化を発表したが、これにより需要急増して1日生産台数500台に達し品質管理著しく低下した

※この「Osborne 1」の解説は、「オズボーン・コンピュータ」の解説の一部です。
「Osborne 1」を含む「オズボーン・コンピュータ」の記事については、「オズボーン・コンピュータ」の概要を参照ください。

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