dBASEとは? わかりやすく解説

dBase 関数

導入

これらの関数は、dBase 形式(dbf) のデータベースに保存されたレコードに アクセスすることを可能にします。
dBase ファイルは、固定長の単純なシーケンシャルファイルです。 レコードはファイルの終りに追加され、削除されたレコードは dbase_pack() がコールされるまで保持されます。
dBase フィールドの型として有効なものは以下のとおりです。 表 50. 有効なフィールド型
フィールドdBase 型フォーマット補足情報
MMemon/a この型は PHP ではサポートされていません。 このフィールドは無視されます。
DDateYYYYMMDDフィールドの最大長は 8 です。
NNumber数字 長さと精度(小数点以下の桁数)を指定する必要があります。
CString文字列 長さを指定する必要があります。データを取得する際、指定した長さに 満たない文字列にはその右側に空白文字が付加されます。
LBooleanT あるいは YTRUEF あるいは NFALSE です。読み書きは整数値(1 または 0)で行われます。
FFloat浮動小数点数値この型のフィールドのサポートは PHP 5.2.0 で追加されました。



警告
これらの関数では、インデックスおよびメモフィールドのサポートは 行われません。ロックのサポートも行われません。ふたつの Web サーバ プロセスが同時に同じ dBase ファイルを修正しようとした場合、 データベースはほぼ確実に駄目になってしまうでしょう。
商用データベースとして dBase ファイルを使用しないことを推奨します。 本物の SQL サーバーを替わりに選んでください。通常、» MySQL または » Postgres PHP で使用されています。dBase サポートの目的は、 Web データベースのデータのインポート・エクスポートを行うことです。 なぜなら、Windows の表計算ソフトや統合ソフトでこのフォーマットが 通常サポートされているからです。

インストール手順

付属する dbase ライブラリを有効にしてこれらの関数を使用するには、 --enable-dbase オプションを 指定して PHP をコンパイルする必要があります。

実行時設定

設定ディレクティブは定義されていません。

リソース型

リソース型は定義されていません。

このリファレンスの例の多くは dBase データベースを必要とします。ここでは dbase_create() の例で作成した /tmp/test.dbf を利用しています。

定義済み定数

定数は定義されていません。

目次

dbase_add_record — データベースにレコードを追加する
dbase_close — データベースを閉じる
dbase_create — データベースを作成する
dbase_delete_record — データベースからレコードを削除する
dbase_get_header_info — データベースのヘッダ情報を得る
dbase_get_record_with_names — データベースからレコードを連想配列として得る
dbase_get_record — データベースからレコードを配列形式で得る
dbase_numfields — データベースのフィールド数を得る
dbase_numrecords — データベースのレコード数を得る
dbase_open — データベースをオープンする
dbase_pack — データベースを圧縮する
dbase_replace_record — データベースのレコードを置換する

dBASE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/29 07:36 UTC 版)

dBASE(ディーベース)は、初期のマイクロコンピューターに向けて開発され広く使われた最初のデータベース管理システム (DBMS) である。アシュトンテイトによって発売され、CP/MApple IIMS-DOS搭載のPC/AT互換機などで動作した。


  1. ^ 1982年の Popular Computing誌の記事およびProgrammers at Work: Interviews With 19 Programmers Who Shaped the Computer Industry (ISBN: 1556152116) 収録のインタビューより。
  2. ^ スーザン・ラマース 著、岡 和夫 訳『実録!天才プログラマー』株式会社アスキー、1987年7月11日、120頁。ISBN 4-87148-363-0 
  3. ^ 同時に(ラトリフの示した条件によって)社名もアシュトンテイトに改称したが、これはラシュリーが自らの名前を出すのを嫌がった(アシュトンというのはテイトが飼っていたインコの名前と言う説もある)ことと、(パウルクのアイデアで)イギリス風の名前を付けることで格調ある会社の様に見せようとしたと言われている。
  4. ^ この移植作業では自動変換プログラムで半ば機械的に行われたため、アシュトンテイトがその後長年に渡ってソースコードの保守問題に悩まされることになる。
  5. ^ これに対しユーザーグループ側は、それまでの動きを巧く引き継いで新たな標準 "xBase" の策定へと動いている。
  6. ^ これらのコードベースは後のVisual FoxProまで受け継がれている。
  7. ^ このため裁判所はボーランドに対して、合併を認める条件としてdBASE言語の所有権の放棄を求めている。
  8. ^ 初期5.0ではdBASE for DOSとdBASE for Windowsという製品名であったが、5.5以降のWindows版はVisual dBASEという名称に変更された。併売されるDOS版にはVisualの冠は付いていない。
  9. ^ リソース不足に悩まされることの多いdBASE 5をリライトする形でWindows専用としてリリースされた。
  10. ^ Amazon.com: The Best Book of dBASE IV”. 2008年5月4日閲覧。





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