アップル・レコードとは? わかりやすく解説

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アップル・レコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/10 07:13 UTC 版)

アップル・コア > アップル・レコード
アップル・レコード
親会社 アップル・コア
設立 1968年
設立者 ビートルズ
販売元
ジャンル
イングランド

アップル・レコード(Apple Records)は、ビートルズが設立したイギリスの企業アップル・コア(Apple Corps)のレコードレーベル。いわゆる「アップル盤」のアップルとは同レーベルのことを指す。

概要

  • 1968年ビートルズの設立した会社アップル・コアのプロジェクトの一部として設立される。
  • アップル・コアの設立当初の五大プロジェクト(エレクトロニクス、映画、出版、レコード、小売業)のうち、最も成功したのがアップル・レコードである。
  • アップル・レコードが設立されるまでビートルズは、アメリカにおいてはキャピトル、イギリスではパーロフォン(EMI傘下)と契約していた。その後、EMIとキャピトルはそれぞれ、1975年までアップル・レコードの作品を販売することに同意。EMIはビートルズの音源の所有権を保有する一方[注釈 1]、 アップル・コアは彼らがサインしたアーティストのすべての権利とビートルズのビデオ・クリップと映画の権利を所有する。

由来

レーベル名

  • 英国の子どもが最初に文字を覚えるのがアップルのAであることから(ザップルZappleレーベルはAからZまで網羅する意味で名づけられている)という説、アダムとイヴから名づけられたという説と、リンゴ・スターのRingoと日本語の林檎とかけて名づけられたという説など、諸説言われている。

リンゴマーク

  • レコードジャケットには一部を除いて原則、このリンゴマークが描かれている。日本では1960年代~80年代初頭頃までは、輪郭線だけで描かれたリンゴマークの中に"Apple RECORDS"と書かれたものがレーベルデザインとして使われた。1990年代以降は他の国と同様に、写実的な青リンゴまたは単色のリンゴマークの下に"Apple"の表記を付けたものが、レーベルロゴとして使用されている。

主なアーティスト

その他のアーティスト

その他のリリース

1963年にアメリカのフィレス・レコードよりリリースされていた「フィル・スペクターズ・クリスマス・アルバム」が英米ともにアップルよりリイシューされた事がある。

ニルソン主演・リンゴ・スター監督の1974年のサウンド・トラックSon of Dracula(邦題:吸血鬼ドラキュラⅡ世)は「Rapple」というレーベルでリリースされた。これは映画配給がアップル・フィルムであったのとレコードの販売がRCA であったため。(日本ではレーベル面はRappleを使用していたが、帯等では通常のRCAレーベルと扱われて発売された。)

アメリカでのみ3枚のサウンド・トラック・アルバムをリリースしている。タイトルは「Cometogether」「Raga」(日本でも発売)「El Topo」。

脚注

注釈

  1. ^ 現在は、アップル・コアの監修のもとでユニバーサルミュージック傘下のカルダーストーン・プロダクションズが原盤を管理している。

関連項目


アップル・レコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:01 UTC 版)

リンゴ」の記事における「アップル・レコード」の解説

英国ロックバンド ビートルズ1968年レコード会社であるアップル・レコードを設立した。この会社マークは、日本ではあまりポピュラーではない「グラニースミス・アップル」という品種モデルである(形は丸ではなく若干横長楕円形)。アップル・レコード名義レコードジャケットには一部除いて、目立つ位置リンゴマーク描かれており、一目でアップル・レコードと判る。このリンゴマークポール・マッカートニー所有するベルギー画家ルネ・マグリットの青リンゴの絵がヒントになっているちなみにアップル・レコードの影響受けて食べ物題材にしたマークレコードレーベル日本にもいくつか設立されている。

※この「アップル・レコード」の解説は、「リンゴ」の解説の一部です。
「アップル・レコード」を含む「リンゴ」の記事については、「リンゴ」の概要を参照ください。

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