テル・ミー・ホワイ_(ビートルズの曲)とは? わかりやすく解説

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テル・ミー・ホワイ (ビートルズの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/12 07:49 UTC 版)

ビートルズ > 作品リスト > テル・ミー・ホワイ (ビートルズの曲)
ビートルズ > 曲名リスト > テル・ミー・ホワイ (ビートルズの曲)
テル・ミー・ホワイ
ビートルズ楽曲
収録アルバム ハード・デイズ・ナイト
英語名 Tell Me Why
リリース
  • 1964年6月26日 (US album)
  • 1964年7月10日 (UK album)
  • 1965年1月15日 (Japan single)
A面 すてきなダンス
録音
ジャンル ロック
時間 2分10秒
レーベル
作詞者 レノン=マッカートニー
作曲者 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン
ビートルズ シングル 日本 年表
ハード・デイズ・ナイト 収録曲
アンド・アイ・ラヴ・ハー
(A-5)
テル・ミー・ホワイ
(A-6)
キャント・バイ・ミー・ラヴ
(A-7)

テル・ミー・ホワイ」(Tell Me Why)は、ビートルズの楽曲である。1964年に公開された主演映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』のサウンドトラックとして書かれた楽曲で、同作のサウンドトラック盤にあたる3作目のイギリス盤オリジナル・アルバム『ハード・デイズ・ナイト』やユナイテッド・アーティスツ編集盤『A Hard Day's Night』にも収録された。レノン=マッカートニー名義となっているが、ジョン・レノンがパリもしくはニューヨーク滞在時に書いた楽曲[1][2]で、1964年2月27日に8テイク録音された[3]

背景・曲の構成

本作についてポール・マッカートニーは「『テル・ミー・ホワイ』をはじめ、ジョンが書いた曲の多くは、ジョンの実体験やシンシア(レノンの妻)との関係を元にしているといわれているけど、実際に僕らがそんな場面と出くわしたことはない」と語っている[4]

レノンは、本作について1980年の『プレイボーイ』誌のインタビューで「アップテンポな曲が必要だと言われて書いた曲。ニューヨークの黒人女性グループみたいな感じだ」と語っていて[5]、基本的にシンプルなドゥーワップのコードチェンジとランニングベースの上に乗せたブロック・コードで構成された楽曲となっている[2]

曲のキーはDメジャーに設定されている。レノン、マッカートニー、ジョージ・ハリスンの3声ハーモニーで歌われていて、コーラスではレノンがハリスンよりも高い音域を歌っている。

リリース

「テル・ミー・ホワイ」は、アメリカでは1964年6月26日にユナイテッド・アーティスツ・レコードから発売された『A Hard Day's Night』、イギリスでは7月10日に発売されたオリジナル・アルバム『ハード・デイズ・ナイト』の収録曲として発売された。アメリカでは7月20日に発売されたキャピトル編集盤『サムシング・ニュー』にも収録された。ビートルズ初の主演映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』では、1964年3月31日に撮影されたテレビ・ショーのシーンで登場した。映画での演奏はリップシンクで、スタジオ音源が被せられている。

イギリスでは1964年12月4日にシングル盤『恋におちたら』のB面曲として発売[6][7]されたが、これは輸出用に制作されたものであるため、ビートルズの公式シングル作品としてはカウントされていない[7]。日本ではシングル盤『すてきなダンス』のB面曲、イタリアやフランスではB面に「恋する二人」を収録したシングル盤としてリカットされた。

クレジット

※出典[2]

カバー・バージョン

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ モノラル・ミックスではシングルトラックであるのに対し、ステレオ・ミックスではダブルトラックになっている。

出典

  1. ^ Harry 2000, p. 1067.
  2. ^ a b c MacDonald 2005, p. 110.
  3. ^ Lewisohn 1988, p. 40.
  4. ^ Miles 1997, p. 164.
  5. ^ Spitz 2005, p. 489.
  6. ^ Calkin 2002.
  7. ^ a b Spizer & Daniels 2011, pp. 115–116.
  8. ^ Unterberger, Richie. Beach Boys' Party! - The Beach Boys | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年11月18日閲覧。
  9. ^ Rivadavia, Eduardo. Power Play - April Wine | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年11月18日閲覧。
  10. ^ Item Display - RPM - Library and Archives Canada”. Collectionscanada.gc.ca (1982年11月6日). 2019年1月5日閲覧。
  11. ^ 安部恭弘デビュ-25周年アニバーサリー企画、遂にリリース!”. 安部恭弘サイト. 2020年11月18日閲覧。
  12. ^ Punk - The Punkles | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年11月18日閲覧。

参考文献

外部リンク




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