no reply
「no reply」の意味・「no reply」とは
「no reply」とは、直訳すると「返答なし」を意味する英語表現である。主に、何らかの問い合わせや要求に対して、相手からの反応や返答がない状況を指す。例えば、メールや手紙などのコミュニケーションツールで、送信者が受信者からの返信を待っているが、それがない状態を「no reply」と表現する。また、具体的なコミュニケーション以外にも、一般的な状況での無反応や無視を指す場合にも使用される。「no reply」の発音・読み方
「no reply」の発音は、IPA表記では /noʊ rɪˈplaɪ/ となる。これをカタカナにすると「ノウ リプライ」である。日本人が発音する際のカタカナ英語では「ノー リプライ」となる。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではないため、特別な注意は必要ない。「no reply」の定義を英語で解説
「no reply」は、英語で定義すると "A situation where there is no response or answer to a question or request" となる。これは「質問や要求に対する反応や答えがない状況」を意味する。例えば、"I sent him an email, but there was no reply."(彼にメールを送ったが、返信はなかった)という文では、メールの送信者が受信者からの返信を待っていたが、それがなかった状況を表している。「no reply」の類語
「no reply」の類語としては、「no response」や「no answer」がある。これらも同様に、何らかの問い合わせや要求に対する反応がない状況を指す。ただし、微妙なニュアンスの違いがある。「no response」は物理的な反応がないことを、「no answer」は質問に対する答えがないことを強調する。「no reply」に関連する用語・表現
「no reply」に関連する用語や表現としては、「ignore」(無視する)や「unanswered」(未回答の)などがある。これらは「no reply」の状況を引き起こす行為や結果を表す言葉である。例えば、「ignore」は相手の問い合わせや要求を意図的に無視する行為を、「unanswered」はまだ答えられていない質問や要求を指す。「no reply」の例文
1. I sent him a message, but there was no reply.(彼にメッセージを送ったが、返信はなかった)2. She waited for his call, but there was no reply.(彼女は彼からの電話を待っていたが、返答はなかった)
3. The company made no reply to our proposal.(会社は私たちの提案に対して返答しなかった)
4. I knocked on the door, but there was no reply.(ドアをノックしたが、返事はなかった)
5. Despite our repeated inquiries, there was no reply.(私たちの繰り返しの問い合わせにもかかわらず、返答はなかった)
6. There was no reply to my question.(私の質問には返答がなかった)
7. His letter remained with no reply.(彼の手紙は返答なしのままだった)
8. I received no reply from her.(彼女から返答はなかった)
9. There was no reply to our request for information.(私たちの情報要求に対する返答はなかった)
10. Despite my efforts, there was no reply.(私の努力にもかかわらず、返答はなかった)
ノー・リプライ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/27 02:04 UTC 版)
「ノー・リプライ」 | ||||||||||
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ビートルズ の シングル | ||||||||||
初出アルバム『ビートルズ・フォー・セール』 | ||||||||||
B面 | エイト・デイズ・ア・ウィーク | |||||||||
リリース | ||||||||||
録音 |
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ジャンル | フォークロック[1] | |||||||||
時間 | ||||||||||
レーベル | ![]() |
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作詞・作曲 | レノン=マッカートニー | |||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||
後述を参照 | ||||||||||
ビートルズ シングル 日本 年表 | ||||||||||
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「ノー・リプライ」(No Reply)は、ビートルズの楽曲である。イギリスでは1964年に発売された4作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ビートルズ・フォー・セール』、アメリカでは同年に発売されたキャピトル編集盤『Beatles '65』に収録された。レノン=マッカートニー名義となっているが、主にジョン・レノンによって書かれた楽曲[2]。トミー・クイックリーに提供したが、クイックリーによる演奏バージョンが発売されなかったことから、アメリカツアーからの帰国後にレコーディングが行われた。本作は、レノンの書く歌詞が従来の作品よりも成熟したことを示す楽曲の1つともされている[3]。
イギリスやアメリカではシングル・カットされなかったが、日本ではB面に「エイト・デイズ・ア・ウィーク」を収録したシングル盤としてリカットされ、ミュージック・マンスリー洋楽チャートで最高位6位を記録した[4]。
背景
レノンは、1964年5月に妻であるシンシア・レノン、バンドメイトであるジョージ・ハリスンと後に妻となるパティ・ボイドと過ごした[5]タヒチでの休暇中に「ノー・リプライ」を書き始めた[6]。ロンドンに戻った後、ポール・マッカートニーの助けを借りて曲を完成させた[7]。6月3日、ビートルズはアルバム『ハード・デイズ・ナイト』のためのレコーディングが完了した後[8]、EMIレコーディング・スタジオでデモ音源を録音した[9][10]。デモ録音について、音楽評論家のジョン・C・ウィンは、「レノンとマッカートニーが冗談を言いながら歌っていて、演奏は愉快なものだった」と説明している[11]。リンゴ・スターは扁桃炎により入院していたため不参加で[10]、直後のツアーのために練習に参加した代役のドラマーも帰っていたにもかかわらず、ドラムの音が確認できる[12]。ウィンは、デモ音源の編成について「レノンがギター、スターに代わりマッカートニーがドラム、ハリスンがベースを演奏した」と推測している[11]。
その後、デモ音源はビートルズのマネージャーであるブライアン・エプスタインが弟と経営しているNEMSエンタープライズと契約を結んだトミー・クイックリーに渡された[11][13]。しかし、クイックリーがレコーディングを行なわなかったため、9月下旬までに新しいアルバムのための楽曲を作る必要があったレノンとマッカートニーは[14]、自分たちの曲として同月末にレコーディングを行なった[15][16]。なお、本作は「アイ・フィール・ファイン」ができるまでは、「ア・ハード・デイズ・ナイト」に続くシングル曲の候補とされていた[12]。
1995年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』に、6月3日に録音されたデモ音源[11]と9月30日に録音されたテイク2[15]に収録されている。
曲の構成
歌詞
「ノー・リプライ」は、浮気をしているらしい彼女が家にいることがわかっているにもかかわらず、彼女に電話をしても出てくれないという男性の心情を歌っている[17]。1980年の『プレイボーイ』誌のインタビューで、レノンは「『シルエッツ』の僕バージョンというところかな。(歌いだす)"Silhouettes, silhouettes, silhouettes..."。通りを歩いていると窓に彼女のシルエットが見える、だけど電話には出ない…そんなイメージがあった」と語っている[18][19]。
1972年のインタビューで、レノンは「この曲を出した後に、ディック・ジェイムス[注釈 1]が僕のもとをたずねてきて、『いいね。ちゃんとした物語になってる』と言った。どうやらそれまで彼は僕の歌は支離滅裂だと思っていたらしい」と語っている[21]。
様式
本作のキーはCメジャーに設定されていて、2回のヴァースのあとにブリッジに入り、再びヴァースに戻るという構成になっている。ビートルズがレコーディングに使用した主な楽器は、レノンとハリスンの[22]アコースティック・ギター(ギブソン・J-160E[23])、マッカートニーのベース、スターのドラム。そこにメンバー4人によるハンドクラップのほか、プロデュースのジョージ・マーティンによるピアノとハリスンのエレクトリック・ギターがオーバー・ダビングされている[18]。ヴァースのリズムは部分的にボサノヴァ調になっていて[13]、ブリッジやミドル16で標準的なロック調に戻る。
当初はレノンがハーモニーの高音部を歌う予定だったが、喉を酷使したことにより高音が出なかったため、高音部はマッカートニーが歌うことになり、レノンは低音部を担当することとなった[24]。
評価
音楽評論家のイアン・マクドナルドは、著書『Revolution in the Head』の中で本作について「ダブルトラックのボーカルは、驚くべきパワーを生み出した」「魅力的なダウンビートのオープニング・トラック」と評している[25]。
2006年に『モジョ』誌が発表した「The 101 Greatest Beatles Songs」では第63位にランクインし、バーズの創設メンバーであるクリス・ヒルマンは、歌詞のイメージやレノンとハリスンが演奏するリズムを称賛したうえで[26]、「ロックの青写真ではないけど、僕らにマンドリンとバンジョーを置いて、再びロックに注意を向けさせるようにここに連れて来てくれた曲」と評している[26][27]。
クレジット
※出典[13]
- ジョン・レノン - ダブルトラックのリード・ボーカル、アコースティック・ギター、ハンドクラップ
- ポール・マッカートニー - ハーモニー・ボーカル、ベース、ハンドクラップ
- ジョージ・ハリスン - アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター[18]、ハンドクラップ
- リンゴ・スター - ドラム、ハンドクラップ
- ジョージ・マーティン - プロデュース、ピアノ
- ノーマン・スミス - エンジニア
チャート成績
チャート (1965年) | 最高位 |
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オランダ (Single Top 100)[28] | 6 |
チャート (1965年) | 最高位 |
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日本 (ミュージック・マンスリー洋楽チャート)[4] | 6 |
カバー・バージョン
- ペテル・リパ - 2003年に発売されたアルバム『Beatles in Blue(s)』に収録[29]。
- 竹内まりや - 2019年に発売されたアルバム『Turntable』のDISC3に収録[30]。
脚注
注釈
出典
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Beatles for Sale - The Beatles | Songs, Reviews, Credits”. AllMusic. All Media Network. 2022年2月9日閲覧。
- ^ Dowlding 1989, p. 82.
- ^ Hertsgaard 1996, pp. 100–101, 104.
- ^ a b 『日経BPムック 大人のロック!特別編集 ザ・ビートルズ 世界制覇50年』日経BP、2015年、33頁。ISBN 978-4-8222-7834-2。
- ^ Miles 2001, p. 143.
- ^ Winn 2008, p. 181.
- ^ Miles 2001, p. 181.
- ^ Lewisohn 2005, pp. 44–45.
- ^ MacDonald 2005, p. 122.
- ^ a b Miles 2001, p. 145.
- ^ a b c d Winn 2008, p. 186.
- ^ a b Spignesi & Lewis 2009, p. 414.
- ^ a b c MacDonald 2005, p. 131.
- ^ Lewisohn 2005, p. 48.
- ^ a b Winn 2008, p. 274.
- ^ Everett 2001, pp. 248, 261.
- ^ Hertsgaard 1996, pp. 104–105.
- ^ a b c Everett 2001, p. 261.
- ^ Sheff 2020, p. 192.
- ^ “ポール・マッカートニー、2018年からようやくビートルズの楽曲の管理権を所有できるか”. rockin'on.com. ロッキング・オン (2016年3月28日). 2022年1月17日閲覧。
- ^ Hertsgaard 1996, p. 104.
- ^ O'Toole, Kit (2016年10月7日). “The Beatles, 'No Reply' from Beatles for Sale (1964): Deep Beatles”. Something Else!. 2020年11月8日閲覧。
- ^ Fontenot, Robert (2015年). “The Beatles Songs: 'No Reply' - The history of this classic Beatles song”. oldies.about.com. 2015年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月8日閲覧。
- ^ Lewisohn 2005, p. 49.
- ^ MacDonald 2005, p. 132.
- ^ a b Alexander, Phil (July 2006). “The 101 Greatest Beatles Songs”. Mojo: 69.
- ^ Kruth 2015, p. 30.
- ^ "Dutchcharts.nl – The Beatles – No Reply" (in Dutch). Single Top 100. 2020年11月8日閲覧。
- ^ Couture, Francois. Beatles in Blue(s) - Peter Lipa | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2022年1月17日閲覧。
- ^ “竹内まりや、38年ぶりに「MUSIC FAIR」に出演決定。9月4日リリースのアルバム『Turntable』詳細&最新トレーラー公開”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード (2019年8月6日). 2022年1月17日閲覧。
参考文献
- Dowlding, William J. (1989). Beatlesongs. New York: Simon & Schuster
- Everett, Walter (2001). The Beatles as Musicians: The Quarry Men through Rubber Soul. New York, NY: Oxford University Press. ISBN 0-19-514105-9
- Hertsgaard, Mark (1996). A Day in the Life: The Music and Artistry of the Beatles. London: Pan Books. ISBN 0-330-33891-9
- MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (2nd rev. ed.). Chicago, IL: Chicago Review Press. ISBN 978-1-55652-733-3
- Miles, Barry (2001). The Beatles Diary Volume 1: The Beatles Years. London: Omnibus Press. ISBN 0-7119-8308-9
- Sheff, David. All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. Pan Macmillan. ISBN 1-5290-5477-X
- Spignesi, Stephen J.; Lewis, Michael (2009) [2004]. 100 Best Beatles Songs: An Informed Fan's Guide. Running Press. ISBN 1-6037-6265-5
- Winn, John C. (2008). Way Beyond Compare: The Beatles' Recorded Legacy, Volume One, 1962-1965. New York, NY: Three Rivers Press. ISBN 978-0-307-45239-9
外部リンク
- No Reply - The Beatles
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