アップル・レコード時代とは? わかりやすく解説

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アップル・レコード時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 04:15 UTC 版)

バッドフィンガー」の記事における「アップル・レコード時代」の解説

1969年、アイヴィーズは再出発をはかるにあたり、ジ・アイヴィー・リーグ(英語版)との混同避けるべく、改名されることとなったポール・マッカートニーは「The Cagneys」と「Home」を、ジョン・レノンは「Prix」と「The Glass Onion」を、ニール・アスピノールビートルズナンバーウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」の当初の名前である「バッドフィンガー・ブギ」より名をとった「バッドフィンガー」を提案このうちニールの案が採用された。 バッドフィンガー名義ファースト・アルバムマジック・クリスチャン・ミュージック』のレコーディング中、1969年8月セッション最後にロン・グリフィスがバンド去り残りの曲ではトム・エヴァンズベース弾いた。そして、アルバム完成後には新ギタリストにジョーイ・モーランドを加えてバンド再編成された。 ビートルズ弟分存在として、1969年末にリンゴ・スター出演映画マジック・クリスチャン』のテーマ曲マジック・クリスチャンのテーマ」(作詞・作曲ポール・マッカートニー)で再デビューを果たす。同曲は1970年アメリカ盤シングル発売されBillboard Hot 100のTop10に入るヒットとなった。そして1970年リリースされファースト・アルバムマジック・クリスチャン・ミュージック』は英米リリースされなかったアイヴィーズのアルバムから7曲を再収録した1970年にはセカンド・アルバムノー・ダイス』をリリース。「嵐の恋」がシングル・カットされ、Billboard Hot 100の8位にまで上昇するまた、1972年1994年ハリー・ニルソンマライア・キャリーによって大ヒットとなる「ウィズアウト・ユー」が収録されているのもこのアルバムである。 1970年最初アメリカ・ツアー備えてバンドスタン・ポリーという当時ニューヨークで評判良かったマネージャー雇い入れる。しかし実際犯罪組織つながりがあり、何よりバッドフィンガーにとって不利益となる支払協定メンバー承諾なしに織り込まれ契約であったバンド人気の上昇にともないアップル関係の多くセッション参加ジョージ・ハリスンの『オール・シングス・マスト・パス』、リンゴ・スターシングル明日への願い」ではバック・ボーカルを提供。トムジョーイジョン・レノンアルバムイマジン』でもプレイしている。そして4人のメンバー全員1971年8月にバックアップ・ミュージシャンとしてジョージ・ハリスンバングラデシュ・コンサート参加している。 1971年には3枚目のアルバムストレート・アップ』をリリースプロデュースジョージ・ハリスントッド・ラングレン代表曲デイ・アフター・デイ」が収録されており、彼らの商業的に最も成功したアルバムである。後に米誌Goldmineは廃盤アルバム読者投票で最も人気高かったアルバムとしてCDでのリリース促した。 しかし、ビートルズ解散後アップル・レコード財政的に非常に混沌としていて、スタン新たなレコードレーベルを捜しているのをアップル社長アラン・クレイン知っており当然ながら両者の関係良くなかった1972年イギリスツアー途中マイク一時脱退ドラムスにロッド・スタウィンスキを迎え、残るイギリスツアーアメリカツアー行ったツアー後、マイク復帰バッドフィンガーの4目にしてアップルでの最後アルバムアス』のセッション1972年9月アップル地下スタジオで始まり5つレコーディングスタジオで9カ月渡り続いたその間スタンワーナー・ブラザースとの間で百万ドル以上に及ぶというレコーディング契約交渉している。 新レーベルでのアルバムのリリースアップルから合法的な処置妨害されている。アルバムアス』はアメリカでは1973年リリースされたが、本国イギリスではクオリティ問題契約に関するごたごたなどの理由遅らされ1974年5月にやっとリリースされている。 ワーナー・ブラザース1974年2枚アルバムリリースする契約だったため、バンド本国イギリス1年の間で2つレーベルから3枚アルバムリリースすることとなった結果的にあまりプロモーションもされずじまいでセールス伸び悩んだまた、アップルバンドロバ見立て巨大なニンジンワーナーとの巨額な契約)につられるという皮肉的な絵をこのアルバムジャケット使用しタイトルも『Assロバ)』とした。

※この「アップル・レコード時代」の解説は、「バッドフィンガー」の解説の一部です。
「アップル・レコード時代」を含む「バッドフィンガー」の記事については、「バッドフィンガー」の概要を参照ください。

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