明日への願いとは? わかりやすく解説

明日への願い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/01 17:26 UTC 版)

「明日への願い」
リンゴ・スターシングル
B面 1970年代ビートルズ物語
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル アップル・レコード
作詞・作曲 リンゴ・スター
プロデュース ジョージ・ハリスン(A面)
リンゴ・スター(B面)
チャート最高順位
リンゴ・スター シングル 年表
ボークー・オブ・ブルース
(1970年)
明日への願い
(1971年)
バック・オフ・ブーガルー
(1972年)
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明日への願い」(原題: It Don't Come Easy)は、リンゴ・スター1971年に発表したシングル。本国イギリスでは、リンゴにとって初のソロ・シングルとなった。

解説

A面「明日への願い」は、リンゴがアルバム『センチメンタル・ジャーニー』(1970年)制作時には書き始めていた曲で[1][注釈 1]ビートルズ時代の同僚だったジョージ・ハリスンがプロデュースと演奏で参加し、作者としては記載されていないが曲作りにも大きく貢献した[2]。アメリカの『ビルボード』誌では最高位4位、1971年度年間ランキング43位、『キャッシュボックス』誌では最高位1位、1971年度年間ランキング25位を記録し、彼がジョン・レノンポール・マッカートニーよりも先に全米No.1を手にした事で大きな話題となった。イギリスでも最高位4位を獲得し、英米で大ヒットとなった。リンゴのソロ・キャリアを代表する楽曲の一つで、1971年8月に開かれた『バングラデシュ難民救済コンサート』や、1989年以降のリンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドによるツアーでも歌われた。

B面「1970年代ビートルズ物語」(原題: Early 1970)の歌詞は、1番でマッカートニー、2番でレノン、3番でハリスンのことを歌った内容で、最後は「3人全員に会いたい」と締めくくられる。2年後、リンゴはソロ第3作『リンゴ』(1973年)で、3人全員と共演することとなった。

発表当時は2曲ともオリジナル・アルバム未収録で、ベスト・アルバム想い出を映して』(1975年)に収録されていたが、『リンゴ』(1973年)がCD化された際、ボーナス・トラックとして収録された。

参加ミュージシャン

下記のミュージシャンはA面のみ参加[注釈 2]

脚注

注釈

  1. ^ 書き始めたのは1968年頃まで遡る。
  2. ^ B面「1970年代ビートルズ物語」のピアノとベースに関しては諸説あり。ハリスンやスターが演奏したと言う説もある。アコースティックギターはスターが担当。

出典

  1. ^ 『リンゴ』日本盤CD(TOCP-3167)ライナーノーツより。
  2. ^ Norman, Philip (2023). George Harrison: The Reluctant Beatle. London: Simon & Schuster. p. 378. ISBN 978-1-3985-1341-9 




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