リンゴ (アルバム)
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『リンゴ』(英語: Ringo )は、リンゴ・スターが1973年11月に発表した3枚目のスタジオ・アルバムである。
注釈
- ^ 同時期に「ダウン・アンド・アウト」もレコーディングされている[9]。
- ^ スターは参加したライヴ・アルバム『バングラデシュ・コンサート』が年間最優秀アルバム賞にノミネートされていた。
- ^ ペリーはアルバム『センチメンタル・ジャーニー』で表題曲のアレンジを担当していた。1972年3月にニルソンのアルバム『シュミルソン二世』のレコーディングでスターと初めて対面し、アルバム制作を打診していた[14]。またプロデュースしたニルソンの「ウィズアウト・ユー」がグラミー賞・年間最優秀レコード賞にノミネートされており、会場でスターと再会した[11]。
- ^ ビートルズ解散以来、疎遠になっていたマッカートニーには、レノンとハリスンが楽曲提供に同意したことを伝えた上で「仲間外れにされたくないだろ」と説得した[16]。
- ^ 10テイク、約18分に及ぶ[18]このセッションではクラウス・フォアマンがベースを担当しており、「ビートルズがマッカートニーの代わりにフォアマンを迎えて再結成した」とイギリスの音楽雑誌『メロディーメーカー』が報じ、世界的なニュースとなった。
- ^ マッカートニーは前年6月、ツアー先のスウェーデンに於いて大麻不法所持で逮捕されことで、入国ビザが取得できなかった[21]。
- ^ スターは幼少期からタップダンスを習っていたといわれている。
- ^ 『マインド・ゲーム』は10月29日にアメリカで、11月16日にイギリスで発売された。
- ^ 1位はエルトン・ジョンの『黄昏のレンガ路』だった[30]。
- ^ これに対してレノンの『マインド・ゲーム』はアメリカで9位、イギリスで13位が最高位だった。
- ^ 一旦演奏が終了した後、マッカートニーのシャウトで再開する編集がされている。アメリカでは8トラックテープ、カセットテープ の初回版にも収録されていた[23]。
- ^ レーベル面に使用されたスターが「銀箔でできた大きな星」から頭を出している写真はファインスタインによるもので[32]、彼はハリスンの『オール・シングス・マスト・パス』のジャケット写真も担当していた[33]。
- ^ ビジュアル・アーティスト、アニメーション・ディレクター。アヴェレイジ・ホワイト・バンドのアヴェレイジ・ホワイト・バンドや パーラメントのトロンビピュレイションなどのジャケット・アートを担当した。また1974年にはスターとニルソンの発案によるアニメーション作品『ハリーとスターのナイトアウト(Harry and Ringo's Night Out)』の制作を行った[35][36][37]。
- ^ 初めはフォアマンがジャケット・アートも担当することになっていた[38][39]。
- ^ 他にマッカートニー夫妻の愛犬マーサ、セッションには参加していない、スターが出演した映画『マジック・クリスチャン』の原作者テリー・サザーン、主演俳優ピーター・セラーズと妻ミランダクオリー、オノ・ヨーコ、リチャード・マニュエルも描かれている[38]。
- ^ 「Duit On Mon Dei」は「Do it on Monday (月曜日にやれ)」の語呂合わせで、元々ビートルズがイギリスの国章に書かれている「Dieu et mon droit (神と我が権利)」をもじって使っていた言葉である。ニルソンも気に入っており、後に自身のアルバムの題名に使った。
- ^ フォアマンはビートルズの『リボルバー』のジャケットを描いている。
- ^ クラウス・フォアマンのガールフレンド。後に結婚した。
- ^ クリス・オーデル(アップル社員)、シンシア・ウェッブ[注釈 18]、リンダ・マッカートニー、モーリン・スターキー、パティ・ハリスン、マル・エヴァンス、ヒラリー・ジェラード(リンゴのマネージャー)に贈っている。
- ^ 実際はファンクラブではなく、レコード・プラント・スタジオの共同設立者であるゲイリー・ケルグレンが1973年3月からレコード・プラント主催で開始した、親友で有名なスタジオ・ドラマーのケルトナーによる毎週日曜夜に行われたジャム・セッション「ジム・ケルトナー・ファンクラブ・アワー」のことである。このセッションにはピート・タウンゼント、ロニー・ウッド、ビリー・プレストン、ミック・ジャガー、ジョージ・ハリスンなどの有名ミュージシャンが参加していた[41]。
- ^ この住所はロサンゼルスのハリウッドにあるキャピトル・レコード・ビルのものであった。
- ^ ハリソンは、マッカートニーがウイングスのアルバム『レッド・ローズ・スピードウェイ』の裏表紙に「ウイングス・ファン・クラブについての詳細は、切手を貼った返信用封筒で(for more information on the Wings' Fun Club send a stamped self-addressed envelope to...)」と掲載したことを揶揄するかのように、アルバム『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』の裏表紙に「ジム・ケルトナー・ファンクラブについてのすべては、切手を貼った服を着ていない象で(for all information send a stamped undressed elephant to...)」と掲載した。これを踏まえてスターは「ジム・ケルトナー・ファンクラブについてのすべては、切手を貼った服を着ていない封筒で(for all information send a stamped undressed envelope to...)」と掲載した。
- ^ 先行して発売されたUS盤では誤って「ホールド・オン」と表記されていた。UK盤では正しく表記されたが、日本盤のブックレットではカッコ書きで「ホールド・オン」が併記された。
- ^ アメリカのギタリスト。レノンの『ロックン・ロール』など、セッション・ミュージシャンとして多くのアーティストの作品に参加している[42]。
- ^ アメリカのソングライター、ピアニスト、アレンジャー、ニール・ダイアモンドのバンドメンバーとして知られている[43]。
- ^ ルイス・ギルバート の息子。ヘンツェルのマネージャーとして、自身のレーベルのために才能あるアーティストを探していたスターに彼を紹介した[59]。
- ^ このスタジオは1970年にレノンが建設したアスコット・サウンド・スタジオである。1973年にスターが購入した。
出典
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- ^ “David Hentschel – Oh My My”. Discogs. 2023年1月20日閲覧。
- 1 リンゴ (アルバム)とは
- 2 リンゴ (アルバム)の概要
- 3 収録曲
- 4 参加ミュージシャン
- 5 チャート
- 6 カバー・ヴァージョン
- 7 脚注
「リンゴ (アルバム)」の例文・使い方・用例・文例
- リンゴをたくさん買ったのだけど,少し欲しくないかい
- リンゴの皮をむく
- リンゴ1日1個で医者知らず
- 今リンゴは1ポンドあたり55セントぐらいが普通です
- 1かごのリンゴ
- 彼はリンゴをかじった
- 彼女はそのリンゴを一口かじった
- 白い花がいっぱいに咲いたリンゴの木
- リンゴ2箱
- リンゴジャム
- さくさくしたリンゴ
- 今年はリンゴが豊作だ
- リンゴから果汁をしぼり出す
- リンゴを2つに分ける
- リンゴが木から落ちた
- 8個のリンゴ
- リンゴを均等に5つに分ける
- リンゴの木は春に花が咲く
- 大きさと品質で選別されたリンゴ
- リンゴをすりおろす
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