シンセサイザー
シンセサイザーとは、周波数や波形を自由に変調して出力する装置のことである。「合成するもの」という意味。一般には楽器として使われており、音楽の分野で単にシンセサイザーという場合には、鍵盤の付いた電子楽器を指すことが多い。楽器以外の用途では、信号テスト用の測定器(ファンクションジェネレータ)やラジオ、無線機、TVなどの受信回路として利用されている。
かつての電子楽器は、アナログ式の、波形発生器の波形を足し合わせて、フィルタを使って削る方式が一般的であったが、現在ではFM音源やPCM音源などのデジタル化された音源を、デジタルフィルタで加工する方式が一般的である。
またFM音源が登場した頃と同時期にMIDI規格が決まり、広く用いられている。このMIDIによって、コンピュータからシンセサイザー楽器のコントロールが可能になり、パソコンで音楽を演奏することが容易になった。現在では、GMと呼ばれる共通規格があり、GMをサポートしているシンセサイザーは音色の配列が同じなので、異なるメーカーの製品でも、ほぼ同じ演奏が可能である。
音楽再生・編集: | Shazam サンプリングキーボード サンプラー シンセサイザー シークバー T6 NEON Windows Media Player |
シンセサイザー[synthesizer]
シンセサイザー
シンセサイザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:53 UTC 版)
マンドレイク時代にCM音楽や放送劇等の効果音制作を行う会社に務めていた平沢は、会社が所有していたMoogの「Mini Moog」やArpの「Arp Odyssey」「Arp 2600」を使用し作曲していた。 初期のP-MODEL時代には「KORG 800DV」のピンク・ノイズとリングモジュレーターを活用し「ミュージカル・ホッチキス」を開発した。 「美術館で会った人だろ」や「MOMO色トリック」の間奏で使用された。また、「KORG TRITON」「KORG 800DV」「Roland SH-3」を名器・革新的と評価している。 ソロ活動初期は「KORG M1」を中心に使用していた。90年代のP-MODELやソロ活動において、DAWに完全移行するまでアナログ・シンセサイザーがレコーディングで使用されており、1999年当時は「Roland JD800」や「E-MU Proteus」などを使用していた。 以後のレコーディングではフリーソフトシンセである「Synth1」を使用していた。 2021年にはErica Synthsのモジュラーシンセサイザー「Black System III」の購入を公表。
※この「シンセサイザー」の解説は、「平沢進」の解説の一部です。
「シンセサイザー」を含む「平沢進」の記事については、「平沢進」の概要を参照ください。
シンセサイザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 14:29 UTC 版)
詳細は「ADSR」を参照 シンセサイザーはオシレーターで発させた持続的な音波を、エンベロープジェネレーターで減衰させることにより、特にシンセサイザーの鍵盤打鍵後のADSRにおける『D』の減衰(ディケイ=Decay)から、指を離す離鍵後から音が消えていく余韻(リリース=Release)にいたる持続部分を指す。
※この「シンセサイザー」の解説は、「サステイン」の解説の一部です。
「シンセサイザー」を含む「サステイン」の記事については、「サステイン」の概要を参照ください。
シンセサイザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 14:43 UTC 版)
「キース・エマーソン」の記事における「シンセサイザー」の解説
また一方、シンセサイザーを初めてロックに持ち込んだ一人として音楽史に功績を残している。音色面において最初に分かりやすい形で示されたのはエマーソン・レイク・アンド・パーマーのデビューアルバムの中のタンク及びラッキー・マンのエンディング部分でのソロである。ライブにおいてはリアルタイムで音色を作るという構図が、「テクノロジーと人間との格闘」と言う図式を演出(ハモンドアクションもその意図)した。現在の音楽シーンにおいては格闘の部分は影を潜め、つまみをいじって音色を変える行為が、一つの表現形態として昇華されている。 「ピアノなどのアコースティック楽器は、音の強弱が表現できても、音質が変えられない。一方、ハモンドオルガンなどは、ある程度音質が変えられるが、鍵盤を弾くタッチで音の強弱が変えられない」と、常にフラストレーションが溜まっていたともいう。一説には、モーグ・シンセサイザー開発の際の、モニター兼スタッフの中にも入っていたという。しかし、ELP名義の"Works"リリース以降はもっぱらヤマハの"GX-1"を愛用するようになる。それ以降は様々なメーカーのシンセサイザーを使用した。彼のオリジナリティ溢れる音色も存在するのだが、1990年代になって彼の中でハモンドやピアノが再び重要な位置を占めてくる。その理由として彼は「シンセサイザーは誰が使っても同じ音が出るが、ピアノやオルガンはそうではない」と語った。 一方、サンプラーに関しては否定的な立場を取っており、フェアライトCMIの全盛期にもレコーディングやライブで使用することはなかった。エマーソン・レイク&パウエルのレコーディング準備中にフェアライトCMIを試してみたが、「不純だ」との理由で使用しなかった。メロトロンに関しても「ただテープレコーダーを鳴らしているみたいだ」と否定的だった。ELPのライブでは一時期、メロトロンは使用されていたが、弾いていたのはグレッグ・レイクだった。
※この「シンセサイザー」の解説は、「キース・エマーソン」の解説の一部です。
「シンセサイザー」を含む「キース・エマーソン」の記事については、「キース・エマーソン」の概要を参照ください。
シンセサイザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 01:19 UTC 版)
モーグ社のシンセサイザーが1964年に発売され、使われ始めた。電子音の合成を小さなシステムで可能にしたモーグ社のシンセサイザーは電子音楽の境界線を広げた。68年にウォルター・カーロスがこれを用いてバッハの音楽を合成した LP レコードが注目された。続いて日本の冨田勲がドビュッシーの曲による合成音楽を作り、シンセサイザーの音は急速に広まった。
※この「シンセサイザー」の解説は、「ポピュラー音楽」の解説の一部です。
「シンセサイザー」を含む「ポピュラー音楽」の記事については、「ポピュラー音楽」の概要を参照ください。
シンセサイザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 05:45 UTC 版)
カワイは1980年代の始めにTeiscoのブランド名の下でシンセサイザーの生産を始めた。これらの楽器は全てアナログであり、以下のモデルを含む: 60F、110F、100F、100P、SX-210、SX-240、SX-400。ある時点で、カワイは「Teisco」ブランドの使用を止めたため、これらの製品のいくつかはTeiscoかKawaiのどちらのブランド名の商品も存在する。 1980年代の後半、カワイは数多くのデジタルシンセサイザーを開発し発表した。これらのうち最も知られている製品は以下のKシリーズである: Kawai K1(英語版)、K1m、K1mk、K3(SSM2044-based filters)、Kawai K4(英語版)、K5。これらの機械は異なる合成手法にしたがう。K4はサンプリングされた波形を基にした減算合成を用い、K1およびK5は加算合成器を用いる。K1は全くフィルターを持たない初めての人気のあるシンセサイザーの一つである。全ての音は波形サンプルを積み重ね、周波数変調を適用することで作られる。K3はその意味ではハイブリッド型であり、波形精製のために加算合成を用いるが、これらの波形は静的であり、真の加算合成器のように変調できない。その代わりに、波形整形はローパスフィルターを用いて行なわれる。したがって、この機械は減算合成器として特徴付けられる。これらの価格帯としては他にない特徴として、全ての機器はアフタータッチ機能を備える。カワイはこれらの機器のほとんどのラック版、Kawai Q-80(英語版)MIDIシーケンサー(1988年)、外部MIDIプログラミング装置MM-16 MIDIミキサー(スライダーコントローラーを持つMIDIプロセッサ)も製造した。 その後、K4エンジンを基にしたKawai Spectra KC10(1990年)やKawaiPH-50とそのハーフラック版PHmを含むマルチティンバー(英語版)機器、XS-1サウンドムジュール(1989年)、Kawai KC20 GMサウンドキーボード(1990年代初頭)、XS-1の改訂としてのGMegaサウンドモジュール(1990年代初頭)、GMegaおよびK1に基づいたK11(1993年)を含む一連のGeneral MIDI(GM) 適合機器が開発された。 1996年、カワイはK5000(英語版)を発表した。この製品はK5を大幅に改良した先進的加算合成器であり、現在ではカワイの最高の機器の一つと見なされている[誰によって?]。K5000には3つのバージョンがある。K5000Sはリアルタイムコントロールのための16個のノブとアルペジエーターを持ち、K5000Wにはシーケンサーが加わったがノブとアルペジエーターを持たず、K5000Rはアルペジエーターを持つがノブとシーケンサーを持たないラック版である。WおよびRモデルと共に使用するためにノブMacro Boxが別売された。カワイはSおよびWモデルの特徴を組み合わせ、76鍵キーボードと強化されたメモリを持つK5000Xの発表を当初計画したが、販売不振のために1990年代末に中止された。その後すぐに、カワイはシンセサイザーの生産を止めた。
※この「シンセサイザー」の解説は、「河合楽器製作所」の解説の一部です。
「シンセサイザー」を含む「河合楽器製作所」の記事については、「河合楽器製作所」の概要を参照ください。
シンセサイザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 20:04 UTC 版)
「テスコ (楽器メーカー)」の記事における「シンセサイザー」の解説
その後シンセサイザーブーム全盛の1977年、KAWAI/TEISCO最初のシンセサイザー Synthrsizer-100F (S100F)が登場して一時的にTEISCOブランドが復活した。その後ハイブリッドシンセサイザー K3(倍音加算合成採用)の発売を期に、製品ラインがKAWAIブランドに再統一され、以降Teiscoブランド製品は、Teiscoギター復刻版以外登場していないと見られる。 TEISCOおよびKAWAIのシンセサイザーは、海外サイトvintagesynth.comや synthesizer.de 等でその大半の機種を確認できる。当時のカタログ に掲載されていた残りの機種のうち、"S100P"はTeisco synthesizers websiteで、また"S60P"はハンガリーのサイトvintagesynth.hu(セキュリティ注意!)で、それぞれの画像を確認できる。その後、TEISCOは4ボイスマイコン搭載アナログシンセサイザー SX400を発売している。「TEISCO SX400」の検索で画像と音を確認できる。
※この「シンセサイザー」の解説は、「テスコ (楽器メーカー)」の解説の一部です。
「シンセサイザー」を含む「テスコ (楽器メーカー)」の記事については、「テスコ (楽器メーカー)」の概要を参照ください。
シンセサイザー
出典:『Wiktionary』 (2021/08/06 05:50 UTC 版)
語源
英語 synthesizer の音写。
名詞
シンセサイザー
- 電子的な手法によって音を合成して鳴らす電子楽器、ミュージック・シンセサイザーの総称。キーボードがつき鍵盤楽器に分類されるものが一般的であるが、演奏装置が、ギター、木管楽器、打楽器状になっているものの他、自動演奏を前提としているものもある。シンセ。
翻訳
- イタリア語: sintetizzatore
- 英語: synthesizer (en)
- スペイン語: sintetizador
- ドイツ語: Synthesizer
- フランス語: synthétiseur
- ポルトガル語: sintetizador
「シンセサイザー」の例文・使い方・用例・文例
- 私は家ではピアノではなくシンセサイザーを弾いていました。
- ギターシンセサイザーという電子楽器
- デジタルシンセサイザーという電子楽器
- シンセサイザーという電子楽器
- シンセサイザーのページへのリンク