エマーソン・レイク・アンド・パーマーとは? わかりやすく解説

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エマーソン・レイク・アンド・パーマー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 15:58 UTC 版)

エマーソン・レイク・アンド・パーマー (英語: Emerson, Lake & Palmer) は、キース・エマーソングレッグ・レイクカール・パーマーによって[5]1970年に結成されたイングランドプログレッシブ・ロック・バンド[6]英語圏を中心に「ELP」と略称されることもある[6]


注釈

  1. ^ エマーソンに提案したレイクは、「もしも君がモーグを買わないのなら、私はヘンドリックスと組む」と言ったとされる。
  2. ^ 3人にヘンドリックスを加えて、頭文字が「HELP」となるバンドとする企画もあったという都市伝説もあったが、それはエマーソンによって否定されている。
  3. ^ イギリスBBCの人気DJであるジョン・ピールは、このステージを「才能と電気のムダ使い」と評している。
  4. ^ ファースト・アルバムでも「タンク」と「ラッキー・マン」で使用されていたが、本格的な使用は本作からとされている。
  5. ^ a b 1970年3月6日にロンドンのロイャル・フェスティバル・ホールで行なわれたナイスとロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の共演コンサートで、エマーソンはマンフレッド・マンマイク・ヴィッカーズから借りたモーグ・シンセサイザーを演奏した。
  6. ^ アイランド・レコードは本作を廉価盤シリーズであるHELPに入れ、このシリーズの第1番目のレコードを意味する”HELP 1”の商品番号を付けて発売した。
  7. ^ パーマーのドラムソロの途中、観客の一人が客席の前のフェンスを乗り越えてステージに向かって走り出し、連鎖反応で多くの観客がステージ方向になだれこんで混乱した結果、主催者側が強制的に電源を切り、コンサートが中止という事態になった。パーマーは20分以上ドラムを叩き続け、最後に一礼をして退場した。当時の日本のロック・コンサートは、客の側も警備の側も、何をどこまでやって良いのかわかっていないに等しい無法状態だった。死傷者が出なかったせいか警備法が確立されないまま事態は放置され、約6年後の1978年1月、リッチー・ブラックモア率いるレインボーの札幌公演で死亡事故が発生した。
  8. ^ エマーソンの演奏する「ホンキートンク・トレイン・ブルース」は1975年にエマーソンの個人名でのシングル・レコードとして発売されていたものである。
  9. ^ レコード会社との契約が残っていて、あと1作のアルバムを制作しなければならない状況にあり、契約履行のためだけに録音したアルバムであることが後にエマーソンによって語られている。
  10. ^ 同じく頭文字がPであるサイモン・フィリップスに最初に声をかけていたが、フィリップスがセッションなどの仕事で多忙のために実現しなかったといわれている。
  11. ^ ELPという省略名とELPのロゴを使用しないという条件で両者は合意している。
  12. ^ ザ・ナイスに在籍していた1967年に、イアン・キルミスターという名前の新しいローディーが、彼がナイフをオルガンの鍵盤に突き刺すのを見て、ヒトラーユーゲント・ナイフを提供した。キルミスターは後のレミー・キルミスターである。
  13. ^ 彼は元々ギタリストで、キング・クリムゾンに加入した時にロバート・フリップから、脱退したピーター・ジャイルスの後任としてベースを弾いてくれと頼まれて、ベーシストになった。
  14. ^ アメリカでは、レイク作の「ラッキー・マン」と「フロム・ザ・ビギニング」はELPの代表曲として人気があり、所謂クラシック・ロックのラジオ局で頻繁に放送される。
  15. ^ ザ・ナイスブライアン・デヴィソンのように、小型のドラを導入したドラマーは既にいた。
  16. ^ 1996年刊行の『エマーソン、レイク&パーマー』と2017年刊行の『エマーソン、レイク&パーマー』の書籍データには混乱が見られる。後者のOCLCデータを取得しようとするとその数列は前者のものであり、実際、そこから国立国会図書館書誌IDを調べると前者を案内され、後者は無視されている。両者はページ数も大きく異なる。原因は様々に推定できる。

出典

  1. ^ Eder, Bruce. Emerson, Lake & Palmer Biography - オールミュージック. 2020年11月26日閲覧。
  2. ^ a b Cateforis, Theo, ed (2007). “29. Art Rock”. The Rock History Reader. London: Routledge. p. 163. ISBN 9780415975018 
  3. ^ Ragusa, Paolo (2023年11月28日). “Emerson Lake and Palmer's Trilogy Set a Cosmic New Standard for Progressive Rock”. Consequence. Consequence Media. 2024年4月21日閲覧。
  4. ^ Prown, Pete; Newquist, HP (1997). Legends of Rock Guitar: The Essential Reference of Rock's Greatest Guitarists. Milwaukee, Wisconsin: Hal Leonard Corporation. p. 78. ISBN 978-0-7935-4042-6. "...British art rock groups such as The Nice, Yes, Genesis, ELP, King Crimson, the Moody Blues, and Procol Harum..." 
  5. ^ Keith Emerson of Emerson, Lake & Palmer Dead at 71 of Suicide”. billboard (2016年3月11日). 2016年3月13日閲覧。
  6. ^ a b 松山晋也小学館日本大百科全書(ニッポニカ)』. “エマーソン・レーク&パーマー”. コトバンク. 2020年6月13日閲覧。
  7. ^ SUPER LEGEND 名盤チャンネル”. Music Bird. 株式会社ミュージックバード. 2020年6月13日閲覧。 [リンク切れ]
  8. ^ Emerson (2003), pp. 161–163.
  9. ^ a b Emerson (2003), pp. 166–167.
  10. ^ Greg Lake (2016年3月14日). Ako Suzuki: “グレッグ・レイク、キース・エマーソンを追悼”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク株式会社. 2020年6月13日閲覧。
  11. ^ キース・エマーソン、自殺の理由について恋人が語る」『ニュー・ミュージカル・エクスプレス (NME)』IPC Media、2016年3月14日。2020年6月13日閲覧。
  12. ^ グレッグ・レイクが逝去。享年69歳。音楽界から追悼の声」『ニュー・ミュージカル・エクスプレス (NME)』IPC Media、2016年12月8日。2020年6月13日閲覧。
  13. ^ Ako Suzuki (2016年12月9日). “カール・パーマー、グレッグ・レイクを追悼”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク株式会社. 2020年6月13日閲覧。
  14. ^ バンド・メイトを相次いで亡くしたカール・パーマーが、ELPレガシー・ワールド・ツアーを発表!最新ライヴDVDもリリース」『LiveLand』、2017年2月19日。2018年1月17日閲覧。
  15. ^ Rolling Stone Japan 編集部 (2016年4月3日). “エマーソン・レイク・アンド・パーマーの名曲10選”. Rolling Stone (PMC). https://rollingstonejapan.com/articles/detail/25660 2020年6月13日閲覧。 [出典無効]
  16. ^ Hanson (2014), p. 56.


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