ハンマーフォールとは? わかりやすく解説

ハンマーフォール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/03 02:39 UTC 版)

ハンマーフォール

ドイツ・バレンシュテット公演(2024年)
基本情報
出身地  スウェーデン
イェーテボリ・ブーヒュース県
イェーテボリ
ジャンル パワーメタル[1][2]
ヘヴィメタル[2]
活動期間 1993年 - 現在
レーベル ニュークリア・ブラスト
ナパーム・レコード
ビクターエンタテインメント
アヴァロン・レーベル
ワーナーミュージック・ジャパン
メンバー ヨアキム・カンス (ボーカル)
オスカー・ドロニャック (ギター)
ポンタス・ノルグレン (ギター)
フレドリック・ラーション (ベース)
ダーヴィド・ヴァリーン (ドラムス)
旧メンバー ミカエル・スタンネ (ボーカル)
ニクラス・スンディン (ギター)
グレン・ユングストローム (ギター)
ステファン・エルムグレン (ギター)
ヨーハン・ラーション (ベース)
マグナス・ルセーン (ベース)
イェスパー・ストロムブラード (ドラムス)
パトリック・ラフリング (ドラムス)
アンデシュ・ヨーハンソン (ドラムス)

ハンマーフォールHammerFall)は、スウェーデン出身のヘヴィメタルバンド

1990年代 従来のHR/HMが廃れていった中、正統派メタルを主軸として台頭したバンドの一つ。往年の伝統美にこだわり「ピュア・メタル」とも形容されている[3]。歴代の作品が本国チャート上位の常連でもあり、国民的支持を得ている[4]

音楽的特徴

ジューダス・プリーストマノウォーアクセプトに代表される正統派メタルを主軸とし、そこにジャーマンメタルの力強さや往年の北欧メタルを彷彿させる様式美を取り入れるなど、“ピュア・メタル”とも称されるヘヴィメタルの伝統美にこだわったバンドである。

近年、日本ではフィンランドソナタ・アークティカイギリスドラゴンフォースなど若手の台頭に押され気味の感があるが、ヨーロッパでの人気は依然として高く、バンドがいかに支持されているかがわかる。

略歴

チェコ・ヴィゾヴィツェ公演 (2007年7月)

1993年にオスカー・ドロニャックとイン・フレイムスイェスパー・ストロムブラードが中心のサイド・プロジェクトとして結成される。オスカーとイェスパーはセレモニアル・オースで共に活動していた。イェスパーは作曲やドラムでバンドに関わっていたが、イン・フレイムスの活動に専念するため、その後バンドを離れた。ダーク・トランキュリティのメンバーも参加していたことで知られている。初期はミカエル・スタンネ(ボーカリストに正式転向前)がボーカルを務めていた。

ヨアキム・カンスの加入した1996年からフルタイムバンドへと移行し、1997年にアルバム『グローリー・トゥ・ザ・ブレイヴ』でデビュー。2ndアルバムでステファン・エルムグレンとマグナス・ルセーン、3rdアルバムから元シルヴァー・マウンテンイングヴェイ・マルムスティーンのドラマー、アンダース・ヨハンソンイェンス・ヨハンソンの兄)が加入した。1998年に初来日公演を行っている。3rdアルバムまではイェスパーの作曲した楽曲が収録されており、2ndまではゲストプレイヤーとしてギターで参加している。

1999年カイ・ハンセンとの共演によるハロウィンのカヴァー「アイ・ウォント・アウト」をシングルとしてリリースし、スウェーデンのシングル・チャートで55位に達した[5]2000年の通算3作目のアルバム『レネゲイド』で、ハンマーフォールは初めてスウェーデンのアルバム・チャート1位を獲得した[5]

2007年、マグナス・ルセーンがソロ活動専念のため脱退し、フレドリック・ラーションが復帰。2008年4月にはステファン・エルムグレンがパイロットに転職したため脱退、後任としてポンタス・ノルグレンが加入した。

地元のスウェーデンにおける知名度も高く、女子カーリングチームであるチームノルベリを応援するために、2002年に「Hearts on Fire」を使用し、本人たちとチームノルベリの4人が出演するプロモーションビデオを作製した。

2014年、ドラムスのアンダース・ヨハンソンが脱退。

2015年、メタルフェス「LOUD PARK」にて10年ぶりの来日公演を開催[6]

2019年、メタルフェス「METAL WEEKEND 2019」出演にて来日公演[7]

メンバー

※2024年9月時点

現ラインナップ

  • ヨアキム・カンス (Joacim Cans) - ボーカル (1996年- )
  • オスカー・ドロニャック (Oscar Dronjak) - ギター (1993年- )
  • ポンタス・ノルグレン (Pontus Norgren) - ギター (2008年- )
  • フレドリック・ラーション (Fredrik Larsson) - ベース (1994年-1997年、2007年- )
  • ダーヴィド・ヴァリーン (David Wallin) - ドラムス (2014年- )

旧メンバー

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

ライブ・アルバム

コンピレーション・アルバム

  • 『スティール・ミーツ・スティール - テン・イヤーズ・オヴ・グローリー』 - Steel Meets Steel: Ten Years of Glory (2007年) ※ベスト・アルバム
  • 『マスターピーシズ』 - Masterpieces (2008年) ※カヴァー・アルバム

映像作品

日本公演

関連項目

脚注

外部リンク


ハンマーフォール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/10 07:32 UTC 版)

アイ・ウォント・アウト」の記事における「ハンマーフォール」の解説

ハンマーフォールは1999年に「アイ・ウォント・アウト」のカヴァーシングルとして発表した。このカヴァーでは、作者カイ・ハンセンゲスト参加してボーカルギターキーボード担当しており、また、U.D.O.のウド・ダークシュナイダーもバッキング・ボーカル参加した。「アイ・ウォント・アウト」およびカップリング曲「Man on the Silver Mountain」(レインボーカヴァー)はハンマーフォールのスタジオ・アルバムには未収録で、いずれも後にカヴァー・アルバム『マスターピーシズ』(2008年)に収録された。

※この「ハンマーフォール」の解説は、「アイ・ウォント・アウト」の解説の一部です。
「ハンマーフォール」を含む「アイ・ウォント・アウト」の記事については、「アイ・ウォント・アウト」の概要を参照ください。

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