ヒポクリシーとは? わかりやすく解説

hypocrisy

別表記:ヒポクリシー

「hypocrisy」とは

「hypocrisy」は英語の単語で、一般的に偽善」を意味する自分自身実践していない価値観や行動を他人に求める、または自分行動自分主張一致していない状況を指す。例えば、環境保護訴えながら自身大量ゴミを出す行動をとる人に対して、「hypocrisy」を用いることができる。

「hypocrisy」の発音・読み方

「hypocrisy」の発音は、IPA表記では/hɪˈpɒkrɪsi/となる。IPAカタカナ読みにすると「ヒ・ポク・リ・シー」となる。日本人発音するカタカナ英語では「ヒポクリシー」と読む。

「hypocrisy」の定義を英語で解説

「hypocrisy」は、"The practice of claiming to have moral standards or beliefs to which one's own behavior does not conform; pretense."と定義される。つまり、自分行動自分主張信念一致しない状況、またはそのような振る舞いをすることを指す。

「hypocrisy」の類語

「hypocrisy」の類語としては、「insincerity」、「duplicity」、「deceit」などが挙げられる。これらの単語同様に一貫性のない行動言動信念行動の間にある食い違いを指す。

「hypocrisy」に関連する用語・表現

「hypocrisy」に関連する用語としては、「hypocrite」がある。これは「偽善者」を意味し、「hypocrisy」を行う人を指す。

「hypocrisy」の例文

1. His hypocrisy was finally exposed when people found out he was not practicing what he preached.(彼が説いていたことを自分自身実践していないことが明らかになり、彼の偽善がついに暴露された。) 2. She accused the government of hypocrisy for proposing education cuts while spending on defense.(彼女は防衛費支出しながら教育予算削減する政府偽善だと非難した。) 3. The hypocrisy of his argument was apparent to everyone in the room.(彼の議論偽善部屋にいる全員明らかだった。) 4. He was tired of the hypocrisy and corruption in politics.(彼は政治偽善腐敗うんざりしていた。) 5. The company's environmental hypocrisy was revealed when their illegal dumping was discovered.(その会社環境対す偽善は、違法な廃棄物処理発覚したときに明らかになった。) 6. She couldn't stand the hypocrisy of her boss who demanded punctuality but was always late himself.(彼女は時間厳守要求しながら自身はいつも遅れてくる上司偽善我慢できなかった。) 7. The hypocrisy in his speech was obvious when he spoke about honesty but lied about his own actions.(彼が誠実さについて語りながら自分行動について嘘をついたとき、彼のスピーチ偽善明らかだった。) 8. The hypocrisy of the situation was not lost on her.(その状況偽善は彼女に見逃されなかった。) 9. He was accused of hypocrisy for criticizing others while doing the same thing himself.(彼は他人批判しながら自分自身が同じことをしていたため、偽善非難された。) 10. The hypocrisy of his actions was clear when he preached about charity but did not donate a single penny.(彼が慈善について説教しながら一銭寄付しなかったとき、彼の行動偽善明らかだった。)

ヒポクリシー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/17 05:43 UTC 版)

ヒポクリシー
Hypocrisy
2006年
基本情報
別名 セディシャス (Seditious) (1988-1990)[1]
出身地  スウェーデン
コッパルベリ県 ルドヴィーキャ
ジャンル メロディックデスメタル
デスメタル
活動期間 1988年 -
レーベル ニュークリア・ブラスト
ビクター・エンタテインメント
アヴァロン・レーベル
日本コロムビア
ケイオスレインズ
公式サイト hypocrisy.cc
メンバー ピーター・テクレン (ボーカルギターキーボード)
ミカエル・ヘッドルンド (ベース)
旧メンバー マッセ・ブロベリ (ボーカル)
ヨナス・エステルベリ (ギター)
アンドレアス・ホルマ (ギター)
ラーズ・スゥーケ (ドラム)
ホルグ (ドラム)

ヒポクリシー(Hypocrisy)は、スウェーデンデスメタル/メロディックデスメタルバンド。初期は、普通のデスメタルを演奏するバンドであったが、1990年代後半からはメロディを取り入れ、メロディックデスメタルにカテゴライズされることも多い。ヘヴィメタルバンドには珍しく、活動の大部分が3人体制である。

現在までにフルアルバム11枚をリリースしているベテランバンドであり、デビューから一貫してニュークリア・ブラストと契約している。

略歴

1988年スウェーデンレコーディング・スタジオ・アビス (The Abyss)[2]オーナーピーター・テクレンのソロプロジェクトとして立ち上げられた[1]。立ち上げ時の名前は、セディシャス (Seditious)[1]1990年頃にヒポクリシー (Hypocrisy)に名前を変更している。1991年に『Rest in Pain』と題される3曲入りデモテープレコーディングするが、ピーターが自身のボーカルパートの出来に満足できずレコード会社への送付は行われなかった[1]。このデモは、後にリリースされた『10 Years of Chaos and Confusion』(2001年リリース)の限定盤ボーナスディスクに『Demo '91』として収録された。

1992年初頭に、更に2曲を追加して再度『Rest in Pain』をレコーディングする[1]。このデモでは、マッセ・ブロベリ (Vo)がボーカリストとして参加している[1]。ピーターはこのデモを2つのレコード会社へ送付し、そのうち返答を返してきたニュークリア・ブラストと契約に至った[1]。これを受けて、ピーターはマッセと共にこのプロジェクトをバンドとして活動していくことにしている[1]。このデモも、前述の『Demo '91』と同じく『10 Years of Chaos and Confusion』(2001年リリース)の限定盤ボーナスディスクに『Demo '92』として収録された。

マッセの元バンドメイトのミカエル・ヘッドルンド (B)、ピーターの元バンドメイトのラーズ・スゥーケ (Ds)、そしてラーズのバンドメイト、ヨナス・エステルベリ (G)が加入してバンド体制が確立された[1]。同年中に1stアルバム『Penetralia』をニュークリア・ブラストからリリースしデビューする。リリース後ヨナス・エステルベリが脱退。翌1993年に2ndアルバム『Osculm Obscenum』をリリース。リリース後マッセ・ブロベリが脱退し、ピーター・テクレンが再度ボーカルも担当することになる。

1994年に3rdアルバム『The Fourth Dimension』、1996年に4thアルバム『Abducted』をリリースするなど順調に活動しているかに見えたが、ニュークリア・ブラストからのサポートが十分ではなかったこと、ピーター・テクレン以外のバンドメンバーがバンド活動に対して非協力的だったことから、次アルバムを以て解散という危機に瀕していた。実際、1997年リリースの5thアルバム『The Final Chapter』のアルバムタイトルからもその状況がうかがえる。

しかし、5thアルバムリリース後ニュークリア・ブラストとバンドメンバーの対応が変わったことから、ピーター・テクレンは解散を保留する。そして翌1998年ヴァッケン・オープン・エアでの成功で解散を撤回した。この時のライブの様子は、VHS及びCDで『Hypocrisy Destroys Wacken』と題されリリースされた。

その後も毎年のようにアルバムをリリースしたり、ライブアルバムをリリースするなど精力的に活動していた。2004年に1993年以降不変だったバンドメンバーに変動が起こる。ドラマーのラーズ・スゥーケが脱退し、ホルグが加入。また、ギタリストとしてアンドレアス・ホルマが加入。バンドが3人体制から4人体制に変化した。2005年に10thアルバム『Virus』をリリースする。翌2006年にはアンドレアス・ホルマが脱退し、再び3人体制になっている。

2009年には11thアルバム『A Taste of Extreme Divinity』をリリース。2013年に12thアルバム『End of Disclosure』をリリースしている。その後、テクレンが音楽プロデューサー業と別プロジェクト[注釈 1]により、活動が停滞する[3]

2021年、8年ぶりとなるニューアルバム『Worship』をリリース[4]

2022年4月に、ドラマーのホルグが脱退した[5]。その後、ザ・クラウンで活動するヘンリク・アクセルソン (Ds)がライヴセッションとして参加することが発表された[6]。メインはアクセルソンが務めるが、一部のライヴでは、テクレンの息子であるセバスティアン・テクレン (Ds)がセッション参加する[7]

メンバー

現メンバー

バンドの中心人物。バンドとしての活動初期はギター専任だった。7thアルバム『Into the Abyss』の頃は、7弦ギターを使用していた。
  • ミカエル・ヘッドルンド (Mikael Hedlund) - ベース

旧メンバー

ダーク・フューネラルデモノイドウィッチリーでも活動。
  • ヨナス・オステルベリ (Jonas Österberg) - ギター
  • アンドレアス・ホルマ (Andreas Holma) - ギター
スカー・シンメトリーでも活動。
  • ラーズ・スゥーケ (Lars Szöke) - ドラム
  • ホルグ (Horgh) - ドラム
イモータルでも活動している。

ライブメンバー

  • マティアス・カミヨ (Mathias Kamijo) - ギター
1996年から、2004年頃のライブにかけて参加。ライブアルバム『Hypocrisy Destroys Wacken』には、メンバーと同じようにクレジットされている。
  • クラス・イーデバリー (Klas Ideberg) - ギター
2006年のライブに参加。ダーケインテラー2000、ザ・ディフェイスドで活動。
  • トーマス・エロフソン (Thomas Elofsson) - ギター
2010年以降のライヴに参加。
  • ヘンリク・アクセルソン (Henrik Axelsson) - ドラム
2022年のホルグ脱退後のライヴに参加。ザ・クラウンなどで活動。
  • セバスティアン・テクレン (Sebastian Tägtgren) - ドラム
2022年のホルグ脱退後のライヴに参加。

ディスコグラフィー

スタジオアルバム

ライブアルバム

ベストアルバム

デモ

  • 1991年 Rest in Pain
  • 1992年 Rest in Pain

シングル・EP

映像作品

  • 1999年 Hypocrisy Destroys Wacken
  • 2001年 Live & Clips
  • 2011年 Hell over Sofia - 20 Years of Chaos and Confusion

スプリットアルバム

  • 1992年 Nuclear Blast Sampler (Afflicted、Resurrection、SinisterとのスプリットCD)
  • 1996年 Hypocrisy / Meshuggah (メシュガーとのスプリットCD)
  • 2001年 Nuclear Blast Festivals 2000 (Raise Hell、カタクリズムデストラクション、CrematoryとのスプリットCD)
  • 2009年 Valley of the Damned / Hordes of War (イモータルとのスプリットCD)

注釈

  1. ^ テクレンの別バンド・ペイン、ティル・リンデマンのソロプロジェクト・リンデマンなどでも活動。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i Tägtgren, Peter (2001年). “10 Years of Chaos and Confusion Disc2 (Rest in Pain)” (英語) (ペーパースリーヴ) (ペーパースリーヴ). 『10 Years of Chaos and Confusion』. ヒポクリシー. ドイツ: ニュークリア・ブラスト. NB631-2. 
  2. ^ 媒体によって、アビス・スタジオ(Abyss Studio)やスタジオ・アビス(Studio Abyss)といったような表記もなされる。
  3. ^ 川嶋未来 (2021年). “ワーシップ” (日本語) (CDライナー) (CDライナー). 『Worship』. ヒポクリシー. 東京都: ケイオスレインズ. GQCS-91108. 
  4. ^ スウェディッシュ・デスメタル・バンド、HYPOCRISY 8年ぶりのニューアルバム!”. HMV. 2021年12月11日閲覧。
  5. ^ Hey there! There's a thing you must know.”. Hypocrisy Official Facebook (2022年4月5日). 2022年9月19日閲覧。
  6. ^ Please welcome Henrik Axelsson! This talented...”. Hypocrisy Official Facebook (2022年4月12日). 2022年9月19日閲覧。
  7. ^ Dark River Festival shots are here! On August...”. Hypocrisy Official Facebook (2022年8月20日). 2022年9月19日閲覧。

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヒポクリシー」の関連用語

ヒポクリシーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヒポクリシーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヒポクリシー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS