ARS NOVAとは? わかりやすく解説

アルス‐ノバ【(ラテン)ars nova】


ARS NOVA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/03 19:07 UTC 版)

ARS NOVA(アルス・ノヴァ)は日本プログレッシブ・ロックバンド

略歴

1983年、結成。1986年、活動停止。1991年、熊谷桂子を中心に再結成。1992年、CDデビュー。当初はキーボード・トリオ編成だったが、1999年にMikaが加入してからは、ツイン・キーボード体制となる。

2003年、アルバム『BIOGENESIS』発表。本作には、ルチオ・ファブッリ(元PFM)、クラウディオ・シモネッティ(元ゴブリン)等のゲストが参加。2005年、現在のギターを加えた4人編成にメンバーチェンジ。

2009年、アルバム『Seventh Hell』を発表。ハンガリーのAge of NemesisのZoltan Fabianや、ロビー・ヴァレンタイン等がゲスト参加。2010年、ドイツの「Night of the Prog Festival V」に出演。

2022年6月12日、公式サイトでニュー・アルバム「Morgan 2021」を制作中であることを発表[1]。1996年に熊谷・金沢・高橋のオリジナル・トリオで録音された音源に、入山瞳(ヴァイオリン)とゾルタン・ファビアニ(ギター)をゲストに迎え制作された音源を加えた。他に2021年の録音楽曲では有賀さゆり(ボーカル)、Mika(キーボード)、半田聡(ギター)、HAZIME(ドラムス)、高橋晶子(パーカッション)が参加[1]

メンバー

元メンバー

  • 津端圭子(キーボード)1983年-1986年
  • 斉藤優美子(ドラム)1983年-1993年
  • 金澤京子(ベース)1983年-1997年
  • 高橋明子(ドラム)1994年-2003年
  • Mika(ピアノ・シンセサイザー・ボーカル)1999年-2002年
  • 三浦奈緒美(ピアノ)1999年-2003年
  • 後藤マスヒロ(ドラム)2003年-2005年

ディスコグラフィー

アルバム

  • Fear & Anxiety(1992年)
  • Transi(1994年)
  • The Goddess of Darkness(黄泉の女神達)(1996年)
  • Six Singular Impressions(1997年)ベスト・アルバム
  • Reu Nu Pert Em Hru / The Book of The Dead(死者の書)(1998年9月)
  • Android Domina(2001年2月)
  • Lacrimaria(2001年6月)未発表曲集
  • Collectors' Box(2002年)ベスト・アルバム
  • BIOGENESIS(2003年6月)
  • Force for the Fourth -Chrysalis-(2008年12月)スタジオ・ライブ・アルバム
  • Seventh Hell(2009年1月)

DVD

  • Lake Of Tears(2009年)
  • Seventh Hell Live ~ featuring Zoltan Fabian(2009年)
  • Official Bootleg Live Female Trio 1996-2010 【DVD+CD】(2010年)
  • BIOGENESIS Special Edition 2010 【DVD+CD】(2010年)
  • Divine Night 【DVD+CD】(2011年)

参加オムニバス

  • Progressive's Battle 1992(1992年)
  • Zaraustra Revenge(1997年)
  • E Tu Vivrai Nel Terrore(1998年)
  • Le Meilleur Du Rock Progressif Japanais(1998年)
  • Keyboards Triangle(1999年)GERARDとの連名
  • King of the Witches(2000年)
  • Un Voyage En Progressif(2001年)
  • ProgDay / Encore?(2001年)
  • Dante's INFERNO - The Divine Comedy Part I(2008年)

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ a b New Album 制作中!”. 2023年3月3日閲覧。

外部リンク


アルス・ノーヴァ

(ARS NOVA から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/31 23:44 UTC 版)

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アルス・ノーヴァ: Ars nova)は、14世紀のフランスで栄えた音楽様式。1322年頃にフィリップ・ド・ヴィトリによって書かれた、新しいリズムの分割法と記譜法を論じた音楽理論書『Ars nova (新技法)』にその名が由来する。 これに対して、より以前の音楽様式はアルス・アンティクア(Ars antiqua)と称される。

シンコペーションイソリズムを用いた高度なリズム技法が発達し、それに伴い記譜法の改良が進んだ。セミブレヴィスよりも小さい音価を持つ音符であるミニマが導入され、マクシマ、ロンガ、ブレヴィス、セミブレヴィス、ミニマという幅広い音価の音符が使用された。さらに各音符の分割には、従来の三分割法(完全分割)と共に、二分割法(不完全分割)が対等に認められた。分割の方式は作品の最初に置かれたメンスーラ記号によって示され、それが現代の拍子記号の元となった。また、2/3の音価を意味する赤い音符も使用された。「完全」パッセージが赤い音符で書かれた場合はシンコペーションが生じる(ヘミオラと言える)(例1)。「不完全」パッセージにおいては三連符が生じる(例2)。

  • 例1: 3/4拍子。3つの赤い付点二分音符が書かれた場合、各音符は四分音符を減じて、3つの二分音符となる。従って2小節に収まる。1小節目3拍目の四分音符は2小節目1拍目の四分音符にシンコペーションされる。
  • 例2: 2/4拍子。3つの赤い四分音符が書かれた場合、二拍三連符となる。

宗教作品も少なくはないが、アルス・ノーヴァ音楽は世俗化の傾向が著しい。 代表的な作曲家としてギヨーム・ド・マショーが挙げられる。

アルス・ノーヴァの様式は、その後14世紀末から15世紀初頭において極度に複雑化し、これをアルス・スブティリオル(Ars subtilior)と呼ぶ。

参考文献

  • 中世ルネサンス音楽史研究会訳 「フィリップ・ドゥ・ヴィトリ著<アルス・ノヴァ>全訳」『音楽学』第19巻、日本音楽学会編、音楽之友社、1974年。
  • 網干毅 「14世紀世俗曲における多声法についての一考察―Ars novaからArs subtiliorへ」『人文論究』第60巻、第1号、関西学院大学人文学会、2010年。
  • 金澤正剛 『中世音楽の精神史―グレゴリオ聖歌からルネサンス音楽へ』 講談社、1998年。

関連項目


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