西洋音楽における拍子とは? わかりやすく解説

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西洋音楽における拍子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 21:19 UTC 版)

拍子」の記事における「西洋音楽における拍子」の解説

西洋音楽において拍子とは、拍の連なり拍節)において、拍に重軽が生じたとき、ひとつの重である拍(「強拍」という)とそれに後続する1つないしいくつかの軽である拍(「弱拍」という)の集まりが(原則として周期的に繰り返され強拍から次の強拍まででひとつのまとまり感ずることをいう。 ひとつの強拍連なる拍の数によって、2拍子3拍子4拍子などと呼ぶ。また、ひとつの拍を示す音価添えて、4分の2拍子2分の3拍子と呼ぶ。楽譜には、五線下半分に音価上半分に拍数を書く。これを拍子記号という。なお楽上では、ひとつの拍を示す音価付点音符場合便宜上本来の拍子異な数字書き記すことがある。なお、2分の2拍子を、4分の4拍子と書ことがある。これは中世フランス音楽家、フィリップ・ド・ヴィトリー(英語版)が音楽理論書Ars Nova』(1325年頃)で用いた記譜法由来する。『Ars Nova』では、音価分割について3分割を完全分割2分割を不完全分割とし、完全分割による3拍子は完全を意味する正円「○」で表し、不完全分割による2拍子4拍子正円一部欠けた「C」によって表していた。中にはCommon time (ありふれた拍子) の頭文字C図案化したもの」と解説する書もあるが、これは誤りである。 楽譜に書くとき、ひとつの強拍連なる拍のまとまりを、小節と呼ぶ。

※この「西洋音楽における拍子」の解説は、「拍子」の解説の一部です。
「西洋音楽における拍子」を含む「拍子」の記事については、「拍子」の概要を参照ください。

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