ハモンド‐オルガン【Hammond organ】
ハモンドオルガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/27 06:31 UTC 版)
ハモンドオルガン(英: Hammond Organ)とは電気楽器の一種。
注釈
- ^ ハモンドは後の1937 - 1938年に真空管式ポリフォニックシンセサイザー「ノバコード」を、1940年には単音電子楽器「Solovox」を開発・販売している. また1938年にはアーレン・オルガンが「世界最初の」真空管式電子オルガンを開発している. 詳細は記事電子オルガンおよび hammond-organ.comを参照
- ^ 鈴木楽器は1980年代後半、多くの海外有名ブランドの国内生産を手がけており(Kurzwell製品、Ensoniqのサンプラー、Oberheim Matrixシンセ等)、その過程で日本独自仕様の製品を生み出すなどして堅実な技術の蓄積を行ったと推定される
出典
- ^ “Frequently Asked Questions - 2. Is the Hammond Organ Company still in business?”. ORGAN SERVICE COMPANY, INC.. 2009年8月13日閲覧。
1986年末のHammond Organ Company終焉に先立ち、保守サービスはHammond Organ Service Companyに移行された。社名は後に商標権の問題で Organ Service Company に変更されたものの、現在も保守サービスを地域限定で提供している。 - ^ “Marmon Group sells Hammond Organ rights”. Chicago Sun-Times. (1986年1月3日)
- ^ 「ハモンドメッセージ 43号」, ハモンドスズキ(2005年3月)
鈴木楽器製作所が阪田商会からハモンドを引き継いだ事情や、当時ハモンド・ブランドの保有権がオーストラリアの投資家にあったことなどが紹介されている。[1] - ^ “Pari Organ”. HammondWiki. 2009年10月12日閲覧。
Pari Organsは 1960年代初期Anton Parieがベルギーに設立したオルガンメーカー。1970年代末にいったん生産を終了した後、2005年にイタリアでPARI.Eという新たな名前で復活し、トーンホイール・オルガン「K-61」を発売した。同社は2007年電子楽器ブランドのクルーマー(CRUMAR)をもつBG's Instruments社の傘下となり、ハミコード(Hamichord)という名称のデジタルオルガン(Windows VistaをOSとしてVSTインストゥルメントを動作させる方式)を発表。1段鍵盤タイプやラックマウント音源など、バリエーション展開をしている。K-61については2009年のBG's Instruments社のカタログには掲載されているが、現在も販売されているか否かは不明である。Pari. E公式サイト - ^ “西武Dにだけ残る昭和の風物詩、球場の「生」を伝える電子オルガン”. www.sanspo.com (2016年3月23日). 2019年5月1日閲覧。
- ^ “XK-5”. www.suzuki-music.co.jp (2018年8月15日). 2019年5月1日閲覧。
- ^ 展示資料 - 福島市古関裕而記念館
ハモンドオルガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 17:36 UTC 版)
ハモンドオルガンは、ジョン・ロードの代表的な使用楽器として知られている。オリジナルのC-3に筐体の上下分割、スプリングリバーブ内蔵、RMIエレクトラピアノを組み込みスイッチで切り替える事が出来るなど多岐に渡る改造を施しており、重量が300kgあると言われ、彼が特許をとった物がいくつか存在する。また下部に木製の厚い板が打ち付けられていた時代があった。これはオルガンを前後に揺らしてスプリングリバーブの衝撃音を出して、効果音を容易に得る為である。当時彼がメインで使用していたハモンドオルガンは、フリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィーから譲り受けたものである。演奏に関してはグレアム・ボンド(英語版)から大きな影響を受けており「ハモンドオルガンに関して実践的なことは殆どすべて彼から学んだ。」と語っている。
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ハモンドオルガン
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「キース・エマーソン」の記事における「ハモンドオルガン」の解説
ハモンドオルガンの使用と言えばエマーソンが出始めた当時、ジャズオルガンとしてが主流だった。ハモンドの新しい可能性を指向したキースはよりヘビーな音を出すための方法として、オルガンを歪ませる、2nd又は3rdパーカッションの音を敢えて強調するという手段をとった。同じような可能性を指向していた人物としてディープ・パープルのジョン・ロードがいた。 彼が痛めつける目的で使っていたのはハモンドL-100でザ・ナイス時代から使用している。使用不能になったオルガンも数多かったとされるが、エマーソンは2005年のインタビューで実際に壊したハモンドは3台だと語っている。電源を切ったり入れたりを繰り返してピッチを不安定にさせたり、ハモンドの鍵盤にナイフを突き立てて音を鳴りっぱなしの状態にしたり、オルガンを傾けたり持ち上げ、オルガンの上に乗って揺さぶりながら前に進んだり、場合によっては放り投げたり蹴り飛ばしていたが、あまりにも毎回壊すためスタッフが金属でハモンドを覆って強化させたところ、重さ350ポンドぐらいだったものが450ポンドぐらいになり、自力では持ち上がらなくなったという。また、スプリング・リバーブの特性である過度の衝撃での爆発音を出し(スプリング・リバーブに手を突っ込み、爆音を鳴らすこともあった)、L-100のスピーカーとオルガンのすぐ脇にあるキーボードのモニターとして使用されているPAスピーカーを近づけてハウリングを起こさせたり、オルガンの下敷きになってキーボードを弾いたりなど、過激なステージングを行ったことから「オルガン(キーボード)のジミ・ヘンドリックス」と形容されたりもした。ナイス時代にロイヤル・アルバート・ホールで行われたビアフラ救済チャリティーコンサートにおいては、オルガンを蹴り飛ばし、裏返しにした上でそこにアメリカ国旗をのせ、国旗ごと火を放つというパフォーマンスを行い、以後同ホールはロック・ミュージシャンには一切使用許可を出さなくなった。1972年のELPの後楽園球場公演では、日本刀を振り回し鍵盤に突き刺すパフォーマンスを行った。 これらについて聞かれた際に本人は「ピート・タウンゼントがやっていることと別に変わらない」「扱い方を知るまでは嫌がらずに修理してくれたが、知ってからは断られ続けた」と懐述している。 彼のこの方法は、その昔ソウル・エージェンツというマーキークラブ常連バンドのドン・シンというオルガニストの演奏を見て刺激を受けたと自伝で書かれている。シンがオルガンを分解しながら演奏しているのを見て、意図的に痛めつける方法を思いついたと語っている。目的は、バンドでそれまで地味な存在だったキーボードを目立たせる為でショーアップとして必要だと述べている。そして音とビジュアルの相乗効果に関して試行錯誤の末、あのようないくつかのパフォーマンスを考えだした。 ナイス後期に導入されたC-3は、その後レコーディングのメインキーボードとなった。同時にL-100はステージ用キーボードとしての役割を受け持つことになった。C-3はMIDI改造され今でも現役で使用されている。また、自身の両側にC-3とL-100二台のハモンドを置くスタイルは、C-3の下段鍵盤にはパーカッシヴ機能が無い為で、両方のオルガンのパーカッシヴ機能を利用する為だとプレイヤー誌にその理由を答えていた。
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ハモンド・オルガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 17:00 UTC 版)
当初はパイプ・オルガンの代用品として世に現れ、世界中で礼拝などに活躍した楽器であったが、その特徴的な音色が愛され、よりパイプ・オルガンに迫った音源が現れるようになっても、従来のハモンド・トーンは世界からニーズが尽きることはなく、今でもその独特の音を受け継いで製造され続けている。 かつてはバッハのオルガン作品の楽譜に、ハモンド・オルガンのレジストレーションが記されていたこともあったが、今日パイプ・オルガンの代用品として使用されることはなく、特にSKシリーズはクラシック音楽以外で活躍している楽器である。 ハモンドB-3のペダルは2オクターブのため、チャーチオルガンとしての性能はない。かつてはペダルを2.6オクターブにしたチャーチモデル・ハモンドRT-2が発売されていた。詳しくはハモンド・オルガンを参照。
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「ハモンドオルガン」の例文・使い方・用例・文例
- ハモンドオルガンという鍵盤楽器
ハモンドオルガンと同じ種類の言葉
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