鍵盤
鍵盤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:20 UTC 版)
カリヨンは鍵盤楽器であり、人間が演奏可能なバトン状の鍵盤を持つ。鍵盤の形状はピアノやオルガンとは大きく異なるものの、鍵盤の配列はよく似ている。他の鍵盤楽器のキーに当たるものは丸みを帯びた木の棒(=バトン)で作られており、長さは20cm弱、太さ2cm弱の独特の形状をしている。鍵盤の構成は他の鍵盤楽器同様、ピアノの白鍵にあたる全音階のバトンが横一列に並び、その5cm〜10cmほど上にピアノの黒鍵に相当する半音階のバトンが並ぶ。バトンのサイズはピアノやオルガンの鍵盤よりも大きく、隣り合うバトン同士は5cmほど離れている。奏者は手を握り、拳の小指側でバトンを叩くようにして演奏する。そのため片方の腕で出せる音は基本的には一度に1音のみとなり、両手両足を用いても一度に4音となる。低音側の1.5オクターブから2オクターブはペダルにも割り当てられ、鍵盤でもペダルでも音を出すことができる。ペダルと鍵盤は接続されており、ペダルを踏むと同じ音の鍵盤側のバトンも下がる挙動となる。カリヨンのペダルはオルガンほど長くはなく、短く太く、間隔が広く作られている。 20世紀以降、カリヨンの鍵盤とペダルには、北アメリカカリヨンギルド (GCNA) による規格と、北ヨーロッパ規格の二つが存在していた。二つの規格は外側のペダルが内側に向けて曲がっているかどうか、キーのストロークなど幾つかの点で違いがあった。2006年に世界カリヨン協会がこれらをまとめたWCF Keyboard 2006を作成し、それ以降カリヨンを新たに作るか、既存のキーボードを改修する際の基準として使うよう推奨している。
※この「鍵盤」の解説は、「カリヨン」の解説の一部です。
「鍵盤」を含む「カリヨン」の記事については、「カリヨン」の概要を参照ください。
鍵盤
「鍵盤」の例文・使い方・用例・文例
- 1年生が鍵盤ハーモニカの学習をしました
- 彼女はピアノの鍵盤をポロンと弾いた。
- その鍵盤楽器は高い音を鳴らすことができる。
- 彼はピアノを鍵盤楽器としてだけではなく打楽器として扱う。
- 誰がその鍵盤を弾いていましたか。
- 毎週火曜日には、先生のころころした小さな指がピアノの鍵盤をあちこちと鳥のように飛びはねていました。
- 彼の指はすばやく鍵盤の上を走った。
- 指は鍵盤のあちらこちらに動きました。
- トニーはピアノを開けて、鍵盤を見つめました。
- 彼女の手はピアノの鍵盤(けんばん)をたたき鳴らした.
- 鍵盤楽器の楽譜を演奏するための指づかいを示す
- 異なるところでプレーするのがスケールを使用できるように合わせられる間隔(鍵盤楽器を調整するように)の調整
- 平均律は、鍵盤楽器で一般的に使われている方式である
- 楽器の鍵盤や弦を操作することによって生み出す、また、比喩的に
- 各キーのピッチがパフォーマーによって固定され、変化することができない鍵盤楽器の調音
- 鍵盤楽器のペダルを操作する
- ピボット上に張られたプレクトラムによってかき鳴らされるストリングスのある鍵盤
- 穴の開いたテープを用いて鍵盤を動かす、機械的に演奏されるピアノ
- 音は下から空気を供給できるように配置された一揃いのパイプによって生み出され、大きくて複雑な鍵盤でコントロールされる
- 鍵盤を押し下げるとハンマーが調律された弦をたたいて音を出す、という仕組みで演奏される鍵盤楽器
鍵盤と同じ種類の言葉
- >> 「鍵盤」を含む用語の索引
- 鍵盤のページへのリンク