音源方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/15 05:53 UTC 版)
「ヤマハ・VL/VPシリーズ」の記事における「音源方式」の解説
S/VAとF/VAの2方式がある。 S/VA方式(VLシリーズ) Self oscillation type/VA Synthesis system。搭載されたDSP内で、管楽器や擦弦楽器を模した基本モデルにプレッシャーを加えることで振動を生み出して発音するタイプの物理モデル音源。従って、プレッシャーをかけている間は音が鳴り続けるが、プレッシャーをかけるのをやめると同時に音は消える。具体例を挙げれば、弦に弓を押しつける力を掛けることで弦の振動を生み出して音を作り出す。自然楽器以上の表現力と生っぽさを基本として新しい音を追求した音源方式であると言える。[独自研究?] F/VA方式(VP1) Free oscillatiom type/VA Synthesis system。1つは弦を弾いたり叩いたりといった演奏を行うギターやベース、パーカッションなど撥弦楽器の基本モデル、もう1つは弦をこする演奏を行うバイオリンやチェロなど擦弦楽器の基本モデル、この2つの基本モデルから構成されている。F/VA音源では弦を弓で実際にこすることで弦の振動を生み出している。F/VA音源の特長として、コントローラーによって音源内部の物理モデルをコントロールできる自由度の高さがあり、それはS/VA音源方式を遙かに凌駕するものという。F/VA音源は自然楽器の構造をベースにしながら、リアルタイムに仮想楽器の材質・構造を変化させることによる自然界ではありえない複雑な音色変化を目指していると言える。[独自研究?]VP-1にのみ搭載された。
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