言い得て妙
読み方:いいえてみょう
言い得て妙(いいえてみょう)とは、「巧みな表現で的確に言い表している」ことを意味する表現であり、「まさにぴったりな表現だ」「うまいこと言うものだ」という趣旨を表す定型的な言い回しである。
「言い得る」の「得る」は、この場合「~できる」という意味である。つまり「言い得る」は「言うことができる」という意味。まさにそのように表現が似つかわしい(ぴったり当てはまる)といったニュアンスも読み取れる。
「妙(みょう)」という字には、「不思議」「風変わり」という意味もあるが、「この上なく素晴らしい」という意味もある。(この「素晴らしい」という意味の用法では「たえ」と読まれることもある)。
こうした点を踏まえて字面通りに捉えるなら、「言い得て妙」は、「そのように表現できる(そういう表現が合う)し、しかも上手いこと言い当てている」といった意味合いと解釈できる。とはいえ「言い得て妙」は定型句的な慣用表現として確立しているので、こうした分析はもはや大して重要でない。
「言い得て妙」と語呂が似ている表現に「得てして妙(えてしてみょう)」という言い方がある。「得てして妙」は「ややもすれば奇妙なことになる」といった意味合いと解釈するのが妥当な表現であり、少なくとも「表現が上手い」という意味には解釈しがたい。
言い得て妙(いいえてみょう)とは、「巧みな表現で的確に言い表している」ことを意味する表現であり、「まさにぴったりな表現だ」「うまいこと言うものだ」という趣旨を表す定型的な言い回しである。
「言い得て妙」の言葉の構成
「言い得て妙」という表現は、「動詞《言い得る》の活用形+接続助詞《て》+名詞《妙》」で構成されている。「言い得て」は更に「《言う》+《〜し得る》」に分割できる。「言い得る」の「得る」は、この場合「~できる」という意味である。つまり「言い得る」は「言うことができる」という意味。まさにそのように表現が似つかわしい(ぴったり当てはまる)といったニュアンスも読み取れる。
「妙(みょう)」という字には、「不思議」「風変わり」という意味もあるが、「この上なく素晴らしい」という意味もある。(この「素晴らしい」という意味の用法では「たえ」と読まれることもある)。
こうした点を踏まえて字面通りに捉えるなら、「言い得て妙」は、「そのように表現できる(そういう表現が合う)し、しかも上手いこと言い当てている」といった意味合いと解釈できる。とはいえ「言い得て妙」は定型句的な慣用表現として確立しているので、こうした分析はもはや大して重要でない。
「言い得て妙」の用例
「言い得て妙」は褒め言葉である。相手の発言の内容には納得する、表現手法や比喩の発想には感心する、という意味合いを込めて用いられる。- 彼の表現は、まさに言い得て妙だ
- 言い得て妙とはこのことだ
- 「便りが無いのは良い便り」というのは言い得て妙だ
「言い得て妙」の類義語・類似表現
「言い得て妙」に類語した表現としては「絶妙の表現」「上手い言い回し」などが挙げられる。これらは物事を的確に捉えられているかということと「面白みのある言葉を選んでいる」という意味である。「言い得て妙」と語呂が似ている表現に「得てして妙(えてしてみょう)」という言い方がある。「得てして妙」は「ややもすれば奇妙なことになる」といった意味合いと解釈するのが妥当な表現であり、少なくとも「表現が上手い」という意味には解釈しがたい。
「言い得て妙」の例文・使い方・用例・文例
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